レポート&インプレッション

イベント報告、好きな役者さんやドラマの個人的感想を語るブログです

タグ:ミュージカル

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ミュージカル映画『ラ・ラ・ランド』を見に行ってきました。ミュージカル好きとしては一度見ておきたかったんですよね。アカデミー賞では6部門を獲得、作品賞の時に間違えて呼ばれてしまったことでも話題となりました(作品賞は『ムーンライト』)。あの瞬間は生放送で見ていたのですが、最初は何が起こっているのか分からずポカーン状態でしたw。あれは前代未聞の出来事でしたねぇ…。ある意味貴重だったかも。

タイトルの『ラ・ラ・ランド』とは、ロサンゼルス(主にハリウッド)の愛称なのだそう。「La」はロサンゼルスを指しているってことになるんですかね。そしてもう一つが「陶酔してハイになった状態」ということで、”夢”の国を表現する 意味も持つと。この二つの意味を重ね合わせたのがこの映画のタイトルになっているわけですね。
主人公のミアは女優を夢見てワーナーの撮影所内にあるカフェでアルバイトをしているという設定なので、ちょっとしたバックグラウンド的な映像もあったりして楽しめました。おしゃれなカフェの外を中世の格好をした役者がフラフラ歩いてたりする光景とか面白かった。 

歌パートの部分は思っていたよりかはちょっと少な目だったように思います。そこそこナンバーはそろっているんだけど、見た感想としてはミュージカルを見たっていうよりかはストプレを見たって感じだったかな。
でも、歌とダンスはどのシーンも圧巻。冒頭のシーンは何も知らないで見たら「いったい何が起こっているんだ?」と混乱する人もあるかもしれないけど、それも見ているうちに惹きこまれていって映画の世界に吸い込まれていくような感覚になるんじゃないかなと思います。あの演出、すごいですよねぇ。渋滞という一見するとマイナスな場面を、ああも見事にエンターテイメント化させてましたから・・・あの発想はすごいなと思いました。躍動感のある音楽・ダンス・歌が最高でした

以下少しネタバレに触れてます。

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やっと、やっと、大阪にミュージカル『エリザベート』が来てくれました。東京公演時にはSNSにエリザ情報が満ち溢れていて羨ましいとずっと思っていましたが、それも落ち着いた頃にようやく来てくれました。地方公演の哀しいところは一番盛り上がってる時に会話に参加できない事なんですがね(←関東離れてそれを実感しています)。昨年東京のみで公演されたエリザの再演ということで、キャストはほぼ同じ。ただ、東京のみの人もいたので見たかったキャストが見れないというのが何とも惜しいところです。これも地方公演が不利なところなんですよね。


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今回は東京公演チケットが全く正規ルートで取れないという嘆きが本当に多くて。大阪公演も例に漏れず、確保するのがものすごく大変でした。梅芸サイトの有料会員になっているにもかかわらず確保に至らず、他のプレイガイドの先行にエントリーし続けていたところ…なんとか3公演確保できたという。東宝初演からずっと見続けている作品ですが、今年が一番チケット戦線厳しかったような気がします。


上演を重ねるごとに演出が壮大に変化していく『エリザベート』。セットの大きさや装置の動きもダイナミック。そして新しいキャストが入ることによって生まれる新たな解釈や感動。この進化するミュージカルはやはり見逃すことはできません。このブログでは詳しい感想は書きませんが(後日別場所にて、たぶんw)、東京から熟成を重ねてきた大阪版エリザは本当に素晴らしかったです。

ちょこっと気になった演出を上げてみると…、セリフが少し増えて分かりやすくなったかなと。一番ゾクッとしたのはマイヤーリンクでのルドルフのシーン。トートの登場の仕方が非常にインパクトがあって惹きこまれました。芳雄くんの言い方や表情がまさに「死」そのものだった!あと、これは以前のほうがよかったなと思ったのはマダム・ヴォルフのシーンかなぁ。額縁演出はよかったんだけど、その後が…あそこまで演出しなくてもいいんじゃね?みたいな(苦笑)。ちょっとここでは書けないけどw。



キャストについて少し。

念願かなって奇跡的に取れた花總シシィ、噂に違わぬ可憐さで…すべてが「エリザベート」皇后でした完璧です。一番長く見ていた一路さんが私の中ではスタンダードでしたが、それを越えたかもしれません。見れて本当に良かった。昨年東京で観て色んな意味で衝撃だった蘭乃シシィ(苦笑)。花總さんの後に見てしまったのがなんとも惜しいというか…逆ならよかったかもって想いもしたんですがただ、前回よりかは歌がよくなったかなぁとは思いました。まぁ、前回がちょっと…お金返してレベルだったので(苦笑)そういう意味ではよかった。

トートは前回観てものすごく好きになった井上芳雄くんのみです。城田くんも観たかったんだけど、最初に見た印象が好みと違っていたので今回外してしまった。芳雄くんのトート、前回のちょっとヤンチャ萌え系に加えて今回は「死」としての色香もあり見応え十分!!セリフの言い方とかも色んな色があってすごく面白かったです。ルドルフだった彼がこんなにトートにハマる日が来るとは思いませんでした。

ルキーニは個人的にはいっくんよりも成河さんのほうがものすごくしっくりきましたね。声の通りがすごくいいのでねっとりイヤらしい感じで歌っていてもww、何を言っているのかそこにどんな感情があるのか分かりやすい。ここにきてやっと理想のルキーニに出会えてたっていう感動がありました。

嬉しい感動と言えば、万里生くんのフランツです。前回は佐藤くんで見てすごく合ってるなぁと感動したのですが大阪は来てくれなくて残念に思ってまして。万里生くんとフランツという線が見る前までは全然結びつかなくて正直不安に思っていました。が、蓋を開けてみればなんとも私の好みに近いフランツがそこに!老けメイクがちょっと笑いそうになったんだけどww、年老いてからの芝居が想像以上に良くて本当にびっくりしました。「悪夢」シーンは壮絶で圧巻!大好きだった禅さんのフランツを髣髴とさせるような取り乱しっぷりで、見ていて思わず涙が出ました。


あ、そうそう、成河ルキーニと万里生フランツのクライマックスはすごく印象的だったな。シシィを取り戻そうと涙を流して絶叫してた万里生フランツにナイフを持った成河ルキーニが近づいて…親指でそれを拭う仕草がたまらなくシビれました。あれはもう一度見たい!


と、感想はここまでで。


見る前は気付かなかったのですが、私が観劇した日は大阪初日を迎えるキャストが多かった模様。チケット取るときはそんなこと気にしてる場合ではなかったのでw、カテコ挨拶がマチネソワレともにあったのは嬉しい驚きでした。芳雄くんの挨拶がとても面白かったので、覚えている範囲で少し。




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