
石丸幹二さん主演のミュージカル『スカーレット・ピンパーネル』を観に行ってきました!以前宝塚で上演されていた作品ということですが、宝塚版を見たことある人の話によるとけっこう印象が違うそうです。
私はほぼ予備知識なしで行ったんですけど、一つ不安だったのは「コメディ的要素がある」ってことだったかな。宣材写真の雰囲気だととてもコメディ要素のある演目に見えなくて(笑)、なんかドラマチックなものを見るつもりが変な笑いが入っててストーリーに入り込めなかったらどうしよう…みたいな
。でも、いざ蓋を開けてみれば「なるほど」と納得。基本的にはしっかりとしたドラマの芯は通ってて、コメディ的な面白い部分はそのストーリーの中で色分けされた感じに散らばっていたので違和感なく楽しく見ることができました
。こういうメリハリがきちんと効いた作品だと見やすいし安心できますね。物語の舞台はフランス革命でバスティーユ襲撃事件があった後。ロベスピエールが恐怖政治ひいて多くの思想家が捕えられてギロチンにかけられていた時代。こんなシリアスな背景の中にどうやって笑いが入るんだ?と最初はハテナな気持ちで見ていたんですけど(笑)、石丸さん演じるパーシーとその仲間たち(イギリス貴族)がフランスの危機を救うために立ち上がろうと試行錯誤したり起こす行動だったりが実にうまい具合に微笑ましいコメディとして存在してるんですよね。緊張と緩和でいうと、パーシーと仲間たち…ピンパーネル団は「緩和」的でいい感じに物語のアクセントになってました。
それから敵役の石井一孝さん演じるショーヴランと石丸さん演じるパーシーとのやりとりがまた面白く描かれていました。パーシーがショーヴランを手玉に取っちゃうシーンがけっこう多くてw、二人の対比が見ていて思わず笑っちゃうような関係性。最後まで面白かったです
。でも個人的には石丸さんと石井さんがガッツリ二人で芝居合戦しているのを見れたことがめちゃめちゃ嬉しかったです
。ナンバーはどれもバラエティに富んでてとてもよかったんですが、特に石丸さんが愛を歌い上げるナンバーがグッときましたね
この作品は石丸ファンは特に必見だというのがよく分かりました。あのキラキラ衣装を着ても全く違和感を感じさせない爽やかさ、笑顔の素敵さ、そして胸揺さぶられる熱唱。さらにはちょいちょい挟んでくる絶妙なコメディ。マチネとソワレでじっくり堪能できて本当に幸せでした
ピンパーネル団は若い役者さんたちで構成されていてもうイケメン揃いで眩しくて(笑)。そんななかに癒し系の駒木根くんがいいアクセントになってて
あと、安蘭さんは宝塚出身の女優さんの中でも本当に歌えるしお芝居も魅力的だし安心してみていられますよね。男役出身なのでたまにドレス姿がたくましく見えちゃうんだけどww、パーシーを想って歌うクライマックスは感動的でした。
と、簡単な舞台感想はこんな感じです。

ロビーもお花畑みたいになっててすごかった!
さて、今回なぜマチソワで観たかというと、ロベスピエール役がWキャストになっていて。ちょうどこの日が二人観れるということでチケット確保しました。やっぱりWキャストだと両方気になるものです。二人それぞれ違う色があって違うキャラだったのが面白かったです。
佐藤君のロベスピエールはどっしりとした貫録と威圧感があって迫力だったし、平方君のロベスピエールは冷酷さと冷静さが同居した若き天才的な雰囲気があって見ごたえありました。
ソワレ公演の後、そんな二人のWロベスピエール対談イベントがありました(それ狙いで取ったというのもありw)。ただ、この回はめちゃめちゃ良席だったんでビビってしまってロクにメモも取れず、宿泊先に戻って急いでメモに起こした経緯があって
抜けてる部分も多いと思いますが・・・とりあえず覚えているところでレポしてみたいと思います。
ミュージカル『スカーレット・ピンパーネル』Wロベスピエールトークショー
2016.11.03 ソワレ公演後
於.梅田芸術劇場(大阪・梅田)
ゲスト : 佐藤隆紀くん、平方元基くん(ロベスピエール役)
司会 : 上田剛彦アナウンサー(ABCテレビ)
舞台後のカーテンコールはほぼオールスタンディングで盛り上がったんですが、幕が下りるときに石丸さんが爽やか~~な笑顔でソワレのロベスピエール役だった平方くんを見つめながら「この後のトークショーもお楽しみに~♪」と宣伝してくれたのが功を奏してかw、本編後に帰る人はほとんどいなかったように思います。隣に立ってた上口くんも「こいつこれからトークするんで~」みたいなノリで平方くん推ししてたしねww。
ソワレから5-6分後あたりにトークショースタートしました。マチネでロベスピエール演じた佐藤くんは黒の帽子と黒ジャケット黒パンツ姿(私服もロベスピエール意識!?)で素敵コーディネート。ソワレで演じ終わったばかりの平方くんはロベスピエールの扮装のまま参加してました。 トークは上田アナが質問して二人がそれに答えるといった形で行われました。
佐藤くんはソワレ公演の間何をしていたのか聞かれると「モニターで歌声聴きながらお休みしてました」とニコニコ回答w。ちなみに平方くんはめっちゃフレンドリーで明るい感じで佐藤くんのことは終始「シュガー」とか「シュガリン」って呼んでましたね
舞台公演に関しては「Wキャストのありがたいところで」ということで、先日客席後ろから全編見ることができたんだそうです。「勉強になりますよね」と頷く平方くんでしたが、「見ながら大爆笑しちゃいましたよ」と楽しそうに感想を述べだす佐藤くんに平方くんビックリww!「え!?待って!どこ????」ともう執拗に佐藤くんに迫っててw、それに対して慌てるふうもなくおっとりと
「いやぁ、カズさん(石井さん)のクライマックスのところのセリフが最高でしたよねぇ」
と普通に楽しそうに感想を話す佐藤くん(笑)。確かにあの場面はシリアスなように見えて傍から見るとめっちゃ面白いことになってるからねw。この話を聞いた平方くんは自分の芝居のことを言われてたわけじゃないと悟ってめっちゃ安堵してました(笑)。シュガりんは天然さんでしょうかwww。
二人の出会いについては、共演(正確にはWキャストなので一緒の舞台には立てませんが)するのは初めてとの事でしたが、その前に共通の知人から「絶対二人は会ったら息が合うし仲良くなれる!!」と言われまくっていたそうで。それを聞いたうえで佐藤くんが平方くんの楽屋を尋ねてみたら、「あ!!シュガー!!!?」って感じで平方くんがめっちゃフレンドリーに接してきたらしい(笑)。そんな様子を見た佐藤くんは「絶対すぐ仲良くなれる」と確信したそうです。いやぁ、人の縁なんて分からないものですね~。
だけど、平方くんはより二人の仲を親密にしたいがために垣根壊そうと最初からけっこうなテンションで接してしまって「次会った時引かれたらどうしよう」って不安があったらしいです(笑)。佐藤くんは「そんなことないですよ~」とカラカラ笑ってました
稽古場ではやっと会えたって喜びよりも二人ともロベスピエールやることに必死だったそうです。佐藤くんは「平方くんは年齢が同じなんだけどミュージカル界では先輩なんで」ということで色々平方くんにアドバイスを聞いたらしく的確な答えを聞けてありがたかったみたいなことを言ってました。
この話を聞いた平方くんが「いやいや」と謙遜したかと思うと、
「僕はシュガりんのこと、寂聴って呼んでますからね!!」
とドヤ顔で語りだして大爆笑www。平方くんはけっこう喜怒哀楽がはっきりしてるのに対して、佐藤くんはいつもどっしり(見た目だけじゃなくてw)落ち着いてるので「お父さんみたい」って言ってて面白かった
平方くんにヨイショされた佐藤くんも負けずに「僕の方が助けてもらってますよ~」と声を大にして言い出すと「じゃあ僕のいいところ言って!」と突然返されちょっと言葉に詰まってww。「やっぱりないじゃないかぁ」とスネモードの平方くん可愛かったぞ
同じ役を演じるということで、お互いどう感じているかについて。
平方くんは「自分は色んなリアクションを取って役を語るのに対して、佐藤くんは存在で役を語れるから羨ましい」みたいなことを話してたかな。その存在感を真似してやろうとしても絶対できないし、相手のいいところを真似て同じことをやっても良い効果は得られないっていう話がすごく印象的でした。これに関しては「そうそう!!」と佐藤くんも大きく同意。稽古中に「元基君、今日はめっちゃ良いね!!」っていう時があって自分もやってみようとしたんだけど、「やっぱり方向性違うかな」ってことでやめたらしいです。お互いに自分は自分のキャラで行こうって素直に想えたって話が興味深かったですね。
この話の時にちょいちょい平方くんが佐藤くんの低音美声を真似しようとしてたんだけどデフォルメしまくっててめっちゃ妙な感じで面白かったwww
あと、ロベスピエールの2幕冒頭の歌良いですよね!って話になって。実はあのナンバー、今回の公演のためにワイルドホーンが書き下ろした新曲なんだとか
「あのナンバーがあるから一見ブラックに見えるロベスピエールにも実は義の心があるってことが分かるんだよね」と平方くん。「あの歌を1幕で歌ったらお客さんロベスピエールの味方になっちゃうんじゃない?」ってアナウンサーが言ってたのには笑ったけど
で、実はロベスピエールは2役持ってて。2幕でロベスピエールが朗々と歌った直後に正反対のプリンスオブウェールズというキャラクターに早替えしなきゃいけないんですよね。この時の裏話がけっこう面白かった。プリンスオブウェールズはずっとニコニコしてますよね?って聞かれると「ずっと笑ってろって言われたわけじゃないんだけどあの役やってるとそうなっちゃうんだよね」と笑う二人w。ピンパーネル団を見つけようと舞踏会でパーシーとやり取りするシーンの話になった時、佐藤くんが受けた演出家からの指示と平方くんの受けた演出家からの指示が違うかも?みたいなやり取りがあったんですけど、よくよく聞いてみたら中身は同じだったっぽいことが分かりました(笑)。
ロベスピエール像については、上田アナから見ると平方くんが演じたロベスピエールは「ホントは優しい人なんじゃないか」と思えたらしい。それに対して平方くんが「それ、僕が出ちゃったのかも」とテヘペロしてて笑ったwww。佐藤くんのロベスピエールに関しては「情熱の人だったんじゃないか」と熱く語る上田アナ。この感想が意外だったらしく、熱く語る上田アナに対して「へぇ」って感じで聞き入ってる二人の様子の対比が面白かった

。2幕冒頭のナンバーはロベスピエールがなぜ冷酷な人へと変わってしまったのかを見せなければいけないのでとても難しいそうです。佐藤くんは以前一度お昼をあまり食べないまま舞台に立ってしまったことがあって、2幕のナンバー歌ってる時に転調する場面で体が浮くような感じになってしまったと。なのでこの日以来ちゃんとお昼食べた後に舞台に立つようにしているそうw。
2幕のロベスピエールに関してはまだ裏話があって。歌い終わった直後にプリンスオブウェールズを演じなければいけなくなる二人。歌い終わってからすぐ舞台後ろに行ってゴソゴソ客席にはわからないように準備してるんですが、あれが相当大変だったそうです。あれって、ロベスピエールの衣装の後ろにプリンス用のマントも常に背負っているらしく、後ろがめちゃめちゃ重くて引っ張られそうになるみたいですね
。これを実践するために二人で立ち上がって、佐藤くんが前でロベスピエール歌ってる形作って、そこに平方くんが後ろから抱きつく形でマントを演じててwwww。これっていったい何の表現!?みたいなことになっててめっちゃ笑った早替えエピソードでもうひとつ面白かったのが、東京初日での平方くんの出来事。まだ早替えに慣れてない頃で、プリンスのカツラが上手くハマらず「眉毛の上3センチのところまで迫ってた」顔になってたらしい
二人の印象については、平方くんは「なんか落ち着くんですよね~、シュガりんといると」と。佐藤くんは「いっぱいいろんな話ができて本当に嬉しい」と。これに関して、平方くんが「ラーメンのこととかね!!」ってめっちゃ乗り出してきてたんだけどw、佐藤くん的には芝居関係のことを言ってたらしく困惑
(笑)。「ステージ立つための心構えみたいなことも話したよね~」と佐藤くんが平方くんに振ると「え!?したっけ!??」と失念してる平方くんwww。そしたら「したじゃん!!!そういう話したら寂聴って言われたんだよぉ」
って佐藤くんが平方くんに猛ツッコミしててもう大爆笑
そのあと、せっかくなんで平方くんから公演の感想を客席に聞いてみたら?という流れになって、めっちゃハイパワーのテンションで「今日の公演楽しかったですか~~~!!??」と勢いよく問いかけてみた平方くん。そのあまりのテンションにビックリした客席からは意外と上品な拍手が返ってきて「あれ?」となっちゃう元基君www。「ロックな感じにしてほしかったの」とニコニコ笑ってるシュガりんwww。面白かった
最後に一言ずつ。
佐藤くん「あ」、平方くん「い」。
終わりwwwwwww
もうこの意外すぎる「ひとこと」に客席大爆笑wwww
この後ちゃんと一言ずつありましたよ、もちろん。
佐藤くん
「この先の公演も少しずつでも進化していきたいと思ってます。あと6公演ですが二人で深め合って良い公園にしたいと思っているので最後まで応援よろしくお願いします」
平方くん
「新しい作品をやるって大変だなと思いながらも、良いものにしようと頑張ってここまで来ました。大阪の後には東京凱旋もあります。チケット…取れたら…来てください(汗)。なんか来てくださいっていうのにチケット並んでもらうっていうのは申し訳ないんですが(汗)。もっと進化した公演にしていきたいと思っているので最後まで応援よろしくお願いします」

こんな感じでWロベスピエールのトークショーはお開きになりました。二人とも本当に仲がよさそうで。お茶目で明るい平方くんと、ちょっとおっとり系でにこにこしてる佐藤くんのコンビにたくさん楽しませてもらいました。
もっといろんなこと話してたと思うんですが、概要的にはだいたいこんなトーク内容だったかと
。東京はもう1回公演あるんですよね。いいなぁ。最後までカンパニーの皆さん頑張ってください!!
