
父ちゃんが作った黒い借金の事実を知ってしまった藤吉はショックを受けたからか、躍起になって遅くまで店を立て直すべく新規お得意さんを探す日々。あの事実を聞いたときの藤吉はちょっと可哀想って思いましたが…その想いがどんどん負の方向へ行っている気がしてならない

番頭の又八が北村屋を裏切って天野屋へ鞍替えしたのち、店の業績は下降線をたどる一方。取引先も次々と天野屋に吸い取られているらしい。
そんな折、天野屋が又八を伴ってやってくる。婚儀が整った挨拶とはいうのは建前であれは明らかに相手の敵情視察といったところでしょう


店の経営は悪化する一方、天野屋の勢いは増すばかり、そんな現状を肌で感じた手代さんたちは…そりゃ不安に思うよなぁ。しかもトップの啄子が時代の変化に対応しようとしないわけだから、危機感覚えて店出ていく決意をしてしまうのもやむを得ない。まぁ、インチキな米作って安く売りさばくっていう天野屋の経営方針はいずれ破綻するとは思うけどね

で、藤吉の姉さんは、なんなん、あれ


なーーんか、腹立つのよねぇ、あの姉ちゃん現れる場面来ると(苦笑)。
どうにかして店を守りたい啄子は自らが米の精米を行い、店先に出て固定客をつかもうと必死。さらには行商まで行こうとするものの、ついに体が悲鳴を上げる。
体のケアをしてくれるてんに啄子は自分の幼少期を話していましたが・・・ここはだいぶ心を開いてきたってことなんですかね。そうじゃなきゃあんな話はしないと思うし。そもそも啄子は嫁としては認めないと言いつつてんの商才には一目置くみたいなことありましたからね。幼いころに行商で様々なところを歩いた中で、船場だけは特別な場所だったと。ここで店を構えることが一番大きな夢だったから何としても守りたいと語る啄子。その熱い気持ちが蘇ったからか思わず涙を見せたところはグッときました。あくまでも、京香さんのお芝居に、ですが。
ただ、彼女にとっての北村屋って・・・夢叶って手に入れた船場の店っていうだけなのかな。ダンナへの意地と恨みっていうのもありそうだし、もっといろんな想いがありそうな気がする。なんかドラマとして「北村屋」の描き方が薄いんですよねぇ

で、藤吉は相変わらず新規開拓が上手くいかず疲れている様子。偶然再会した万丈目の店へはあれからよく通っているのだろうか。だからますます帰りが遅いのか

行き詰まりを見せる藤吉に、キースはとある怪しい提案をする。

当時はまだ日本に入ってきていなかった「電髪機」…つまりパーマネント製造機を神戸のとある会社が作っているので、それを安く譲り受けないかという話があるという。
なんともベタな怪しいこと極まりない儲け話ww

これが当たれば一儲けできるというわけですが、そのお金を・・・北村屋の家と土地を担保にすればいいと提案するキース・・・。おまえ、なんっちゅうこと言い出すんだよ




一山当てればその金はすぐに取り戻せるし店も建て直せて一石二鳥みたいな考えらしいけど、そもそもなんでこの話が「怪しい」という発想が一ミリも出てこないのか


で、最初は断ったものの、キースの口車に乗せられ、てんのパーマ姿を妄想してデレっとなった藤吉wは・・・ついに北村屋の土地の権利書に手を付ける



なんだ、この、気分の悪い黒い展開は

笑えない、面白さが見いだせない、に「腹が立つ」が加わったらもう、脱落の危機



↓ ↓ ↓ ↓ ↓


もしよかったら応援クリックお願いします
