全体的には今回も楽しく見れたのですが、1か所だけ個人的にどうしても毒を吐かずにはいられない展開がありまして…(苦笑)。相当辛辣なこと書いたので文字薄くしましたw。読んでしまった後の苦情は受け付けませんので自己責任でお願いします
ついに14年ぶりに茶々と対面した幸村。まさに運命の再会。「戦が始まるおかげでまた会うことができた」と未だにどこか浮世離れな発言をする茶々がなんだか新鮮です。これまでの茶々(淀)は家康憎しの鼻息がめっちゃ荒いキャラが多かったのでねw。
その対面の場に新たな人物がまた登場。織田信長の弟・織田有楽斎です。一説には東京の有楽町の語源になった人と伝わっているそうですね。幸村を見るなりヨイショのオンパレードw。そんなに頼りにしてるのかと思いきや、幸村がいなくなるとコロっと態度が変わって「これくらいおだてておけば十分でござろう」と言い放つ。大蔵卿(治長と治房のお母さん)も思いっきり同調。いや~~、怖いですねぇ、この二人!幸村のことは戦を有利に運ぶための手段としか思っていない様子。「真田をあまり信用しちゃだめですよっ!」って大蔵卿も茶々に釘刺してるわけですが(苦笑)、茶々本人は本気で幸村を当てにしているので何故二人がこんなに彼を警戒してるのか理解できない様子でした。たぶん幸村本人も自分は信用されてないんだっていうのはあの場で悟ってたと思うんだけどね。家康と同じように茶々も周りの意見に呑み込まれていくタイプなのかも。
ところで、有楽斎を演じていた井上順さんの声が掠れていたのが気になりました…。見た目はお元気そうだったので役作りならいいのですが…大丈夫なんだと信じたい。
秀頼から絶大な信頼を得ている幸村。そのため、相部屋が多い他の牢人とは区別して一人部屋にしたり親族も手厚くもてなそうとしたり特別扱いするよう治長に伝えていた様子。うっわっ!!この対応はダメでしょう、秀頼君。その親切心は帰って幸村を苦しめるよ~。ただでさえ寄せ集めの猛者がワンサカして十分じゃない環境で我慢させられてるのに一人だけ特別待遇したらそりゃ白い目で見られるでしょ。前回は立派な若者に見えたけど、トップとしてはまだまだ未熟だってことだよね~。
案内してる治長も「秀頼さまに言われたから仕方なく、なんだからね」感バリバリw。幸村への友好ムードは前回の後半で悪い方向に変わっちゃってたしね。ちなみに、今回治長の弟の治房が初登場。いかつい風貌で不器用な様子に幸村も思わず「ご機嫌が悪そうで」と口をついてしまうほどw。お兄さん曰く、ああいう風貌だから気にしないでってことでした。治房役の人の顔つきが格闘技系の人だなぁと思ってたら、本当にそっち方面の役者さんでした。
治長に案内されて入ったのは御文庫部屋。かつて三成や吉継たちと議論を交わした…幸村にとっては思い出が詰まった部屋。あんなにたくさんあった書物はすでに一冊もなくがらんとした状況。それが時代の変化を感じさせて何だか物悲しく映りました…。でも、三成と吉継の魂はまだそこに宿っているかのよう。きっと幸村の力になってくれるだろうと、そんな事を想わせるワンシーンでした。
自分の部屋に戻った幸村は息子の大助から秀吉について聞かれます。父がかつて仕えた天下人について、大助は知っておきたい様子。そんな彼に幸村は大阪城の天守閣よりも大きな人だったと伝えます。この場面見た時、私は不意に、大助が秀吉が天守閣よりも馬鹿でかい大きさだったと解釈してませんようにと思ってしまった(汗)。いや、大助君、ほわ~って風に見上げてたんでつい。お父さんの真意が正しく伝わっていますようにw。
そんな親子の会話の最中に後藤又兵衛と毛利勝永が訪ねてきました。友好ムード…ってわけではなさそう
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