レポート&インプレッション

イベント報告、好きな役者さんやドラマの個人的感想を語るブログです



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柴咲コウ

『おんな城主直虎』第39回 虎松の野望

いよいよ「直虎」も終章に入りました。撮影も佳境だそうで…それを聞くとちょっと寂しいものがあります。

今回のサブタイトルは分かりやすいw。歴史シミュレーションゲームの「信長の野望」ですね。

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他にも「野望」とつく映画作品はあると思いますが、今回はおそらくこちらでしょう。とうとう直虎もゲーム方面にまで目を向けてきましたか(笑)。

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直親の十三回忌に久しぶりに一族が大集合。虎松を始め、亥之助、直久も凛々しく逞しい青年となっていて非常に頼もしい限り。亥之助を演じてる井野脇くんは朝ドラ「ひよっこ」で合唱の先生やってましたよね。最近ドラマで見かける機会が増えてきて嬉しい限りです。
女性たちはすっかりたくましく成長した息子たちに安堵した様子。なつは亥之助が虎松と共に希望している徳川への士官が叶った暁には仏門に入る予定だと話します。小野の男たちを心から愛した人でしたから、静かに菩提を弔いながら今度こそなつさんには穏やかに暮らしてほしいと思います…。
女性たちの後ろで茶を酌み交わすユキロックの二人がまた、目立たないながらもなんとも言えない癒しオーラを放ってましたな。なんだかんだで彼らも年齢を重ねて…之の字もかなり落ち着いてしまった感じ?でもそれはそれでちょっと寂しいけどね。

虎松と亥之助は直久の案内でかつての井伊の領地だった場所を訪ねることに。豊かな土地の様子や順調な綿産業を目の当たりにした虎松は近藤の統治が上手くいっていると感心します。が、実はそう仕向けているのはおとわだと直久から聞くと様子が一変。鬼のようなすごい形相で

「あきらめろと言うたのに…!!!!」

とメラメラwww。え!?これがあの、お子ちゃま顔だった虎松の姿か!??あのころからたしかに気性が荒そうな気配はあったけどw、ここまで激しい気性の持ち主に成長したとはねぇ(笑)。菅田くんの目力といい、顔の筋肉といい、いやぁ~迫力あったわ~~!

視察から戻った虎松はまっすぐな目で「本当に井伊を再興する気持ちがないのか」と問いただします。おとわが「井伊を再興しない」と言っておきながら実際は領主の近藤に口出しするなど政治にかかわっていることが虎松にはどうにも納得できない事だったよう。うん、そのやるせない悔しさみたいな彼の気持ちは分かるな…。
あまりにも刺さるような目で「再興は本当にないのか」と問いただす虎松の様子に、祐椿尼をはじめとする女性陣は不穏なものを感じます。おとわもさすがに動揺を隠せない様子。その気持ちを推し量られる前に彼女は

「まったく未練はないし、家名などない方がやりやすいと思っている」

と改めてきっぱりと虎松に告げました。が、心の奥底、どこかには・・・諦めきれない気持ちも残っているんじゃないかなと。あれだけ必死に井伊を守り抜こうと奮闘していたわけですから、やはり年月が経ってもその想いは拭い去れないのではないかと思えてしまいます。平和な暮らしが続いていく中で直虎の心の中にあるそのわずかな気持ちがいつか虎松によって引きずり出されることになるんじゃないかという予感も感じてしまいました。

改めておとわの気持ちを再確認した虎松は「分かりました」とその場は素直に引き下がりましたが…それだけでは終わらせないぞオーラがメラメラ燃えてるのが見えるようだった

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『おんな城主直虎』第37回 武田が来りて火を放つ

今回のサブタイトルは分かりやすかった(笑)。金田一耕助シリーズの「悪魔が来りて笛を吹く」
ですね。

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私個人としては、この手のオドロオドロしい作品は苦手なので見れません。それにしても、予告を見る限りだとけっこう平和な雰囲気だったのになぜ物騒なにおいのする今回のサブタイトルになったのか?その答えはストーリー終盤で判明することに。

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井伊は近藤の領地となったわけですが、かな~り平和でいい感じの雰囲気に包まれているようです。高瀬は杖が欠かせない近藤さんのお世話をかいがいしくしていて、この二人みてるとまるで仲睦まじい親子のよう。その様子を之の字が温かい目で見つめてるっていう・・・いやぁ~、井伊と近藤さんの、こんな平和な光景が拝める日がこようとはねぇw。材木云々や仏像云々、果ては政次の一件と・・・あまりにも最悪な関係続きだったのでなんだか信じられない感じもありますわ

それはそうと、方久と辰さん、いつの間に髪の毛が元通りww。やはり坊主の世界に馴染むのは無理だったのね。おそらく修業が終わった後はとっとと還俗して商売活動に入ったと思われますw。
そんなある日、方久はある美しい刺繍を見て「カーーーン」と今までとは違う鳴き声が頭の中を駆け巡ることに。その刺繍の主は・・・光浦さんが演じるあやめ。名前を聞くや否や駆けつけて交際…というか婚姻を迫る方久ですがwwありゃ、犬というよりかは狂犬だぞ。あんな勢いで迫られたらかえって怖いってwwww。しかし、あやめさんも嫁入り先を探していたし、何よりあの熱意に押されてしまったようで・・・

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「カーーーーン」

と、そのまま一緒になってしまいましたとさ(笑)。しかも方久さん、婿入りらしいです。この人の場合はその方がいいかもね。どうぞお幸せに。

さっそく龍雲丸にその報告をする直虎…改め「おとわ」。直虎のときとずいぶん雰囲気変わりましたよね。なんか、柴咲コウさん自身に近づいてる感じ。
農婦の仕事も軌道に乗って村のみんなともうまくやっている様子。もともと領主だった頃からの信頼関係はバッチリありましたから、溶け込むのも早かっただろうね。それにしても、未だに「かしら」呼びとは。それがもう呼び名として定着してるってことなんかね。

楽しそうに話すおとわに対し、どこか上の空の龍雲丸。方久の商売の話を聞いてる時はさらに表情を曇らせていたところを見ると…炭を作る平凡な生活にストレスを感じてきている様子ですね。農民仲間の言うように、もともとは自由気ままに手広い商売でブイブイいってたわけだから…こういったこじんまりとした平凡な暮らしは龍雲丸には窮屈すぎるのかもしれません。
龍雲丸がそれでもそこにとどまっている理由は…気賀で散り散りになった仲間たちが戻ってくるのを待つためだと。ゴクウと力也やモグラは映像で見た限りだと残念なことになってたように思えたんだけど、あれって、直虎の夢の中の出来事ってことになるのかな?一番可能性があるとすれば、カジだよね。せめて彼だけには生きていてほしい。

気分転換に畑でもやらせてみてはという言葉を龍雲丸に伝えようと戻ってきたおとわ。その時、彼女の目に入ってきたのが・・・

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『おんな城主直虎』第34回 隠し港の龍雲丸

あまりにも衝撃的過ぎた第33回。あまりのシビアな展開に賛否両論が湧き起ったそうですが、逃げずに真正面から制作した結果として成功だったのではないかなと思います。視聴率は上がらないようですが、森下さんの脚本は色々と深いし避けたい場面も正面から突いてくる。なんだか『平清盛』の時の藤本さんを思い出しますね。
今回のサブタイトルの元ネタは黒沢明監督の映画として有名な『隠し砦の三悪人』

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後年になってリメイクもされているようですが、一番有名なのはこちらのオリジナルだと思います。


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政次の犠牲によりこれ以上井伊にお咎めなしと決まったのはよかったのですが、気がかりなのは直虎本人です。
自らの手で政次を手にかけてしまった彼女はそのあまりの出来事がトラウマとなり、無意識に自分の記憶から政次が消えた部分を消し去ってしまった様子。静かに淡々と碁を打ち続ける直虎に不安な気持ちを抱く南渓和尚…。
この場面の何が胸が痛むかって…直虎の被っている尼の帽子(もうす)に、政次の「血」が残っていることです。政次の想いが宿っているものを見につけているにも拘らず、直虎の記憶からはそこの部分だけ消えてしまっているというのが…あまりにも辛すぎる

一方、川名の隠し里で暮らす井伊の一族には事の顛末を伝えに直之と㚖天が訪れていました。あまりにも辛く悲しい政次の最期を知ってしまった面々は言葉がない…。特に夏さんの心中を想うと…もう、あまりにも辛すぎて。それなのに、なつは呆然としながらも

「殿のお手にかかったのなら、義兄上も本望でございましたでしょう…」

と告げる。哀しい…哀しすぎるよ、なつさん。政次と直虎の繋がりを誰よりも敏感に感じ取っていた彼女の言葉だけに、その意味を想うと切なすぎて涙が出てきます…。政次を父とも慕っていた亥之助はあまりのショックにその場を飛び出してしまいます。トラウマが残らなければいいんだけど…。
祐椿尼は娘のことが心配でならないため、一度川名で休んではどうかと提案します。その話を聞いた南渓もその方がいいと悟り直虎に勧めるのですが…

「いえ、今宵あたり、但馬が来るやもしれませぬ」

とはっきりと答える直虎。その言葉に、彼女が本当にまだ政次が存命していると信じて疑っていないことを感じ取った南渓と㚖天は初めて事の重大さに気くのでした。そうなってしまうのも、無理ないよね…。普通の精神じゃ耐えられないし受け止められない出来事だったから…。

その頃家康は順調に進軍を続け、氏真がこもる掛川城に迫っていました。士気が上がる家康たちの前に常慶が気賀の城主・方久を連れてやってくる。方久が持ってきたのは「種子島」一式。戦でイケイケな状態の徳川を見て、これは商売になるなと銭の犬の勘が働いたんですなw。
ドヤ顔で種子島を見せつける方久。家康も「これはありがたい」とかなり乗り気になっている様子。この時はまだ、そのあとに起こる恐ろしい悲劇を思いもしなかったよね、双方とも。この時点で方久、つまり気賀は今川を見限って徳川に通じたことになるわけです。

龍潭寺には龍雲丸が直虎を心配してやってくる。一心不乱に独りで碁を打ち続ける直虎の様子を不審に思った龍雲丸は南渓から事の次第を聞きます。彼女の中ではまだ徳川が攻め入ってきていないこと、そして近藤が井伊を乗っ取るために悪巧みをしているので政次と共に策を練ろうと待ち構えていることを・・・。「本当のことは言わないのか?」と言う龍雲丸の問いかけに「言葉の端々に滲ませてはいるのだけれどそれを受け入れてもらえない」とお手上げの様子。心が政次がいなくなったことを受け止めるのを拒絶してるんだろうね。
龍雲丸から「らしくない」と言われてしまいますが、直虎を城主にした立役者でもあるため責任の重さを感じて南渓和尚はかなり悩んでいるようです。自分が追い詰めてしまったのではと悩み深くなる南渓でしたが、それに対して龍雲丸は

「本人は案外幸せなんじゃないですかね。哀れだっていうのは、こっちの勝手な見方でさぁ」

と答える。このセリフは何だか色々とハッとさせられるものが多かったです。こちらの主観で思っているものとは違うこともあるんだって気づかされたというか…。龍雲丸の台詞はとても深い。南渓和尚もハッとさせられたようでしたしね。
そのまま立ち去ろうとする龍雲丸に南渓はさりげなく「気賀の動きを確かめておいた方がいい」と忠告します。戦が迫りくる中、気賀もただでは済まないのではないかという危惧があったからこそですよね。自分たちのように巻き込まれないでほしいという親心のようにも感じました。

南渓の言葉が気になった龍雲丸は中村屋に状況を確認しに行きます。そこで彼は方久が徳川と内通を始めていることを知らされます。しかし、簡単に徳川を信用していいものか疑問が残る。現に井伊は徳川に見限られていますから…龍雲丸の懸念も当然のことですよね。
しかし、中村屋は「井伊と気賀では事情が違う」と考えているようで徳川との繋がりを持つことに決めた様子。周囲は今川についている者が多い中で気賀だけが徳川の味方につくことで悪いようにはならないと考えているようでした。まぁ、確かにその理論はありかなと思うんですが…徳川に不信感を持つ龍雲丸は簡単には納得できない複雑な心境を抱えたようです。

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『おんな城主直虎』第28回 死の帳面

今回のサブタイトルの元ネタはズバリ・・・

「デスノート(日本語にすると”死の帳面”ってことですね)

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前回のサブタイトルに比べると非常にわかりやすいw。
私は原作も映画もドラマも舞台も見ていないので内容は「死の帳面に書かれた人が死んでしまう」といったおおまかなことしか知らないのですが、タイトルだけはよく目にします。そのくらいの有名作品。
果たしてこの作品が今回の直虎にどうかかわってくるのか…前回までの明るい展開を考えるとちょっと結びつかなかったのでちょっとドキドキしながら見てました。

最初に「おっ」と思ったのが、これまでの直虎のドラマの流れとは趣向を変えてスピンオフのような形で話が進んでいったことです。タイトルの性格上どうしても井伊家に強く焦点が当てられてきたわけですが、今回はがっつり今川家のストーリー。しかも、起点が前回氏真が義信自害の知らせを聞いて烈火のごとく怒ったところからというのがすごく面白いなと思いました。「あの時今川の家では何が起こったのか!?」というのを深く掘り下げたのが今回のテーマ。森下脚本、侮れない!
今回のタイトルばかりは「おんな大名 寿桂尼」でしたね。

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「余を馬鹿にしおってぇ!!!」と掛け軸を切り落とし怒りが収まらない様子の氏真を落ち着かせたのはその声に驚いて駆けつけていた寿桂尼でした。怒り狂うよりも先に手を打つように的確な指示を送る姿はさすがとしか言いようがありません。まずは義信の妻で氏真の妹・鈴を一刻も早く今川へ戻すことが肝要です。武田に人質の駒として使われかねませんからね。その指示を受けてアタフタとその場を飛び出した関口。この時に方久たちは「何があったのか」と事情を尋ねたわけですね。

そして、ついにここで大物が初登場します。
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松平健さんが演じる武田信玄!!

いやぁ~、これ、よく見る肖像絵と一番似てる外見じゃないですか(笑)。貫録もハンパないですw。この男が相手になったらすごく厄介だぞっていうのが画面から伝わりましたナイスキャスティング!
しかしそんな信玄もビビるのが寿桂尼の存在です。鈴を返すようにと遣いとしてやってきたのが寿桂尼本人だと聞き、もう弱っているという話を聞いていただけに「化け物か、あの婆は!」と思わず漏らしてしまうほど。いや、まぢで、そう言いたくなる気持ちわかるよ

堂々と敵陣に1人で乗りこんできた寿桂尼はまず信玄を「晴信」と物おじせずに若き日の名前で呼ぶ。私から見たら信玄などまだまだひよっこだと言いたいかのようで、先制攻撃をかけてくるところがすごすぎる
カチンときた信玄ではありましたが、鈴を返してほしいと言う寿桂尼の言葉には「償いとして武田に尽くしたいと彼女は言っている」とのらりくらりとかわしてくる。ところが、これに対し猛然と「何という思い上がり!!私が今から会いに行って説き伏せてくる!」と言い放たれさすがの信玄もビビッて大慌て。たまらず「私が説き伏せて必ず駿府へ返しますゆえ」と言ってしまいます。この言葉を引き出しただけでも寿桂尼の凄さが十分伝わってきますよ。しかし、信玄の言葉は容易には信用できない。そこで彼女は突然思い出したように「御父上とは連絡を取ってますか?」と切り出す。信玄にとって父・信虎はタブー的存在(武田の家を乗っ取る形で父を駿府へ追い出した過去がありますからね)ですが、あえてそこを突いてくるあたりが怖い。そしてさらに「どうやら織田とけっこう宜しくやってるようだから気をつけてね」と追い打ち
この勝負、完全に寿桂尼に軍配が上がったように見えましたですよ。いやぁ、おそるべし、尼御勅使様

とはいえ、本当に武田が鈴を駿府へ戻してくれるかは信用できないので更なる手を繰り出す寿桂尼。氏真の妻・春の実家である北条にそのための仲立ちを頼むべく自ら出向こうとします。見るからに体調が悪そうだったので「自分が行ってくる」と氏真が申し出るのですが…

「吾が行くからよいのじゃ。婆のこのありさまは哀れを誘いましょう」

と、拒絶。いやぁ~、このセリフすごいなって思いました。自らの弱った姿をも利用しようとするとは…ここまで言い切る凄味に圧倒されっぱなしですよ、本当に。そりゃ氏真もそれ以上言えませんって。
で、本当にその姿が哀れを誘ったらしく・・・北条の仲介で鈴は駿府へ帰れることになりました。しかしそれには「武田に忠誠を誓う」といった誓詞を書かなければいけないという条件があり愕然とする氏真。こういったところは抜け目ないよなぁ、信玄。仲介人の玄庵(早雲の息子)から「今戦をしても今川は武田に勝てる見込みがない」と言われると、自分を侮辱されたと感じた氏真はまた烈火のごとく怒り狂う。桶狭間で敗戦して以降、今川には戦をするだけの力がすっかりなくなってしまった。その痛いところを見透かされたようで、自分に力がないからだと言われたようで…そのことが氏真には耐えられなかったんですよね。彼が怒り狂う気持ちは何だかよく分かるから胸が痛い
しかし、自分の感情をぶつけやり場のない怒りを玄庵にぶつけるしかない氏真を見た寿桂尼はすかさずそれをピシャリと戒めます。

「泣きごとを言うた者から負けるのです」

うわ~~・・・これ、すごい格言ですわ・・・。なんか聞いててグサっときました。重いわ~
そして冷静さを欠いた氏真に代わって誓詞を自らが書き、花押のみを氏真に任せる寿桂尼。これもすべては今川を守るため…武田との戦を何としても避けようとするための行動なのですが…氏真からすればなんでも中心になって今川を動かす存在に見える寿桂尼の姿は疎ましく見えてしまう。これは人間の心理から言えば当然の流れでもあるんですよねぇ…。すごく人間的な人物だなって思います。

このことをきっかけに、氏真は寿桂尼から距離を置くようになり・・・政治にも興味を示さなくなってしまいました。前回の流れはここに繋がるのか!!

その頃、ここまで出番がなかった直虎はというと…

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『おんな城主直虎』第26回 誰がために城はある

今回のサブタイトルの元ネタはもう、ヘミングウェイの小説「誰がために鐘は鳴る」しか思い浮かびませんねw。っていうか、そうとしか見えない。イングリット・バーグマンとゲイリー・クーパーで映画化もされているので知名度は高いと思います。上手いこと当てはめたなと

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決死の想いで今川の宿敵・三河へ運ばれようとしていた井伊の材木を取戻したことが功を奏し、直虎は何とか謀反の疑いを晴らすことができました。材木が戻っても問答無用で処罰されることも多かったであろうこの時代に、かなり寛大な対応をしてもらったなと見ていて思いました。氏真くん、結局はいい領主なんじゃないの?まぁ、井伊を陥れて我がモノにしたいって画策はしてるみたいだけどね
なんとか許しをもらえた直虎は寿桂尼のもとへ挨拶に出向きます。前回登場した時はかなり具合が悪そうで危ない感じでしたが…不屈の精神力で持ち直された御様子。

今までのような激しさは影をひそめたように見えましたが、オーラは健在でした。浅丘ルリ子さんの存在感ってやっぱりすごいよなぁ。直虎のことは同じような立場として見ている一方、孫を想うような感覚なんだろうか。あの微笑みにはそんな優しさが感じられました。とりあえず、良好な関係が継続していて良かったです。

これで一件落着…かと思ったら、取り戻した材木に関して何やら不穏な動き。思い通りに事が運ばなかった今川としては次の一手を画策した模様。
氏真の側近・関口は政次を呼び出してその件についてそっと耳打ちします。この角度からの撮影がいかにも不穏な空気を醸し出してて…ベタだけどわかりやすくて面白い(笑)。政次に簡単に今川の思惑を話してしまう関口さんを見てると、氏真と同じく彼のことを信頼してるってことになりますよね。いやぁ、なんか、危なっかしいなぁとハラハラしてしまう。もしも政次が直虎を陰でサポートする立場にまわってると知ってしまったらと思うと…怖いよ
直虎といつものように碁を打っていても、その件が頭を巡って集中できない政次。それでも直虎よりも一枚も二枚も上手の一手を打つのはさすがですがw。このとき同席してたにゃんけいさんがモソモソしてて可愛かった

気賀では駿府に留め置いていたはずの井伊の材木がまた運び入れられてきていて龍雲丸たちが不審に思っています。「井」の文字が入った材木ですからすぐ分かっちゃいますよね。それと時を同じくして、中村屋に町衆が集められ堀江城の大沢忠胤方からやってきた武士と話し合いの場が持たれます。何かと思ったら…気賀に城を建てる計画があり出来た暁には大沢氏が城主となって入ることになるとのこと。
この方、超今川派でその忠誠心がハンパないらしいです。気賀にこの人が入れば自由に商いができていた生活が制限されてしまうだろうことは明らか。このところ今川と敵対関係となった武田にこっそりと塩の商いをするため気賀に店を構える動きが活発化していたこともあり、氏真としては城を建てて今川への忠誠心熱い大沢氏を城主としてその動きに歯止めをかけることが狙いだったようです。塩留に関してはどう対処するべきか悩みどころだったから、ちょうど井伊の材木騒動で大量に手に入ったことで「これ幸い」と城を建てて取り締まろうっていう案が生まれたってわけだね。つまるところ、井伊はその手助けをしてしまったということか。
気賀の商人たちからすれば、駿府にお金払う代わりに自分たちの自由にさせてもらっていたわけなので…城の普請のためにまた金を払わねければならなくなるという話に町衆は猛反発。たしかに不条理な話ではあるものの「太守様の命」と上から言われるとそれ以上反論ができない。彼らは憤りを抱えながら商いをする羽目になるのですが、これが後にとんでもない結果へ…

気賀がそんな混乱に巻き込まれているとは知らない井伊は平和そのもので、女性たちが噂話で盛り上がってましたww。


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『おんな城主直虎』第25回 材木を抱いて飛べ

こたびのサブタイトルはちょっと笑っちゃいましたねw。材木抱いてどうやって飛ぶんだよ、みたいなww。元ネタは『黄金を抱いて飛べ』だと思われます。井筒監督で映画化もされている作品です。

材木の売り先が決まって井伊家に順風が吹き始めた頃、武田と険悪な関係になった今川が「塩留」政策を行ってなにやらきな臭い雰囲気になっていました。取り調べが強化される中、その目をくぐって塩の密輸を繰り返してた方久、すげー強運だなと。さらに、密輸の拠点として商人たちが駿府から気賀へ店を移したことが氏真の耳に入りなんだか不穏な予感が漂い始めました
そんなことになっているとは露知らぬ直虎たちは木材を気賀へ運ぶ作業に胸弾ませています。
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「井」の焼き印が押された木材が何だか誇らしく見えましたな。この材木の運び出し作業にはなんと直虎自らも参加!船に乗りこみ、男たちに混じって嬉々として大木を引き上げている姿にはみんな口あんぐりw。

仲介の中村屋さんも「お殿様がというか、女子があのような・・・と申しますか」と困惑。そりゃそうだww。でも、方久さんはもうすっかり慣れっこになってるようでへラッと笑って返すだけ。それにしてもこの二人の絵面はなかなか濃厚でございましたな
材木の運び入れがひと段落ついたところで中村屋と食事をとった直虎たちは、龍雲丸が「龍雲党」を立ち上げて流れ者たちをまとめ上げよろず請負を行っていることを知ります。かつては盗賊として名をはせた彼らが今では気賀の町には欠かせない存在となっていたんですね。再生して町の役に立っていることは嬉しい出来事ですが、本当は井伊で一緒に働いてほしかった直虎としてはちょっと寂しい気持ちになっていたようです。
この場面で真壁さん演じる力也と流れ者らしき輩が言い合いになってましたが、その時後ろで力也を決死の想いで抱えて止めようとしてる誰かがいたのが面白かったww。プロレスラーの真壁さんを止めるとなるともう、くらいついて離れないような勢いでしたねw。

無事に材木の受け渡しが終わった夜、直虎は政次から気賀に城を建てる計画があることを知って驚きます。商人が治める代わりに今川に銭を払っている町・気賀に城が立つとなると反発が起こるのではないかと一抹の不安がよぎる直虎。理不尽な話に不満を漏らす直虎を見て政次は即座に「井伊ではなく、気賀の話にございます」と釘を刺します。あの様子だとまた気賀に肩入れして厄介なことになりかねないからね。そのあたり政次もよく分かってる。

氏真はすっかり気賀に城を築くつもりでいるようで、城主を誰にするか悩んでいる様子。そんな様子を見た奥方から「父上に似てる」と言われるとちょっと照れ笑い。これまでにない可愛い表情がちょっと萌えたぞ、氏真
そんな時、徳川と通じていた者を捕えたという一方が氏真の耳に入ります。この出来事が井伊家をピンチに陥れるきっかけになろうとは

突然駿府から呼び出しを食らった政次の表情にも緊張が走ります…。

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『おんな城主直虎』第24回 さよならだけが人生か?

今回のサブタイトルの元ネタは映画やドラマではなく、井伏鱒二が訳した漢詩の一節「『サヨナラ』ダケガ人生ダ」が有力と言われているようです。

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井伊家の家臣になるかと皆が期待していたにもかかわらず、「ガラじゃないと思うんですぁ~!」という意味不明の理由だけ述べて颯爽と去ってしまった龍雲丸。たぶんあの雲を見たときに彼は「自由でいたい人生」を選択したんじゃないかなと思うんだけど、直虎たちにとっては本当に「なんじゃぁ、それはぁ~!!」って感じですよね。うん、あの時の気持ち、よく分かるよ!
龍雲丸が井伊家に残らないと分かると他の仲間たちもこぞってそれに従ってしまった。ゴクウとかはけっこう乗り気だと思ったんだけどなぁ(片想いしてる子がいたし)…。でもやっぱりみんな、お頭のそばに居てこそってことなんだろうね。そこまで慕われてるっていうのは何だか羨ましくもある。

龍雲丸の人柄に興味があり、時にはドキッともさせられた直虎は彼らが去ってしまったことに落胆の色を隠せない。これまでの言動を思い出しつつ「元よりそういう男であった…」と無理やり自分を納得させようとしてるのがなんとも切ない。こういう事ってあるよね~!気持ちわかる!

そんな彼女の元に「やっぱりここだったか」とやってくる政次。最近は良好な関係を築きつつあり何だか二人のシーンになるとホッとする。直虎も自分の素直な気持ちを政次によく話すようになりました。「何にも頼らずあの者たちのように好きなように生きられればいいのに」とため息交じりに語る彼女に対し、「買い被りが過ぎる」と言い放つ政次。いつまでも龍雲党に拘ってる直虎見たら個人的に嫌味の一つも言いたくなっちゃったとかw。直虎へのひそかな想いを抱き続けてる彼としては面白くないですからね

その後、直虎は領内の民のためにいろいろなことを始めます。読み書きのみならず、㚖天さんの薬草講座直之の護身術講座・・・さらには方久による銭の扱い方講座とかなりの充実っぷり。
特に方久さんの金に対する気迫は凄まじいようで熱血授業炸裂してましたなwwww。目がイッちゃっててけっこう怖いぞww。さすがは銭の犬!カンカン!!
やがてその活動は実を結び、井伊では色んなことが学べるという噂がどんどん広がり新たにやってくる民が増え始めました。さらには駿府の今川の耳にも届くことになりました。この時代の口コミ力もすごいな

そんなある日、駿府に赴いた政次は今川氏真から「頼みごと」を持ちかけられる。その表情に緊張が走ります…!それにしても松也くんの氏真はいい感じに気品とお坊ちゃま感が出ていてなかなか素敵ですね
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えりこ

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