レポート&インプレッション

イベント報告、好きな役者さんやドラマの個人的感想を語るブログです



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映画

【映画】ちはやふる -結び-

2018年3月17日に公開になった映画『ちはやふる -結び-』を見に行ってきました。

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末次由紀さんの人気漫画でまだ連載が続いている作品ですが、私は原作未見で・・・アニメだけしか見たことがありません。

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このアニメが個人的にすごく好きで(もちろん第2シリーズも見ました!)、そこから映画に入っていった派w。「上の句」と「下の句」は映画館まで見に行きました。

「上の句」では主人公の千早が瑞沢高校かるた部を発足させて仲間との絆を深めていくまでが丁寧に描かれ、「下の句」では幼馴染で離ればなれになってしまった綿谷新との絆を追いつつ個人戦での千早の葛藤と成長が描かれていました。

以下、ちょっとネタバレに触れてます


今回の「結び」は三部作の完結版。原作はまだ続いていることもあり噂に聞くところによるといくつか設定に違和感がある人も多いようですが、私個人的にはほぼ「映画」でのみこの作品を見ているのでそういうモヤっと感はありませんでした。
原作への思い入れが強い人にとっては違和感覚えるのも分かるのですが、そこから離れた”青春映画”として見ると、なかなかに素敵でキラキラした作品だったなと思いました。

ちょっと「あれ?」と思った点としては・・・「下の句」から「結び」までの間の時間が感じられずに突然始まった感覚になったことかな。冒頭がクイーン戦の真っただ中場面なんですが、戦っているのは若宮詩暢とこの作品から登場の我妻伊織で・・・千早は既に伊織に敗戦しているという状況。いつの間にそんなことに!?とちょっとした戸惑いはありましたw。
これ、後から知ったんですが、その空白部分はネットドラマで配信されていたそうですね。


私はネット配信ドラマは見ない派なのでノーチェックだったのですが(汗)、これを見た上で行ったら「結び」をさらに楽しめたのではないかなと思いました。映画だと時間が限られているので、こういう形でエピソードを補完するっていうのもありかもしれないですね。できれば後日テレビ放送するときに事前に流してほしいな

それから、今回は太一の苦悩に焦点が当たっていた印象が強いので、新側のエピソードが薄くなってしまっていたのがちょっと残念でした。というのも、私個人的には・・・太一より新のほうが感情移入してたので。
もちろん太一のストーリーもすごく繊細で印象深いんです。彼が「かるたを続ける意味」について葛藤する場面とかは「あ~、その気持ちは苦しいよね」って思えたし。秀才キャラなのに実は心の中では抑えきれない感情と常に対峙していて・・・線路脇で千早に告げた場面は切なくて印象的でした。

が、個人的にはやっぱり新のドラマの方をもっとしっかり見たかったなぁというのがあって。冒頭で突然千早にあんなことを言った割には、実はそんなに引きずってるわけでもなさそうで(苦笑)。下の句であんなに葛藤してそしてここまでたどり着いた繊細な子なのに、全体的になんだかちょっと扱いが雑じゃないかなぁ…という想いは拭えませんでした
地元の高校でチームを作って絆を深めていく描写はあったんですが、弱い。伊織との二人の絶妙な言葉の投げ合いは面白かったんですけどねw。あと、福井弁がすごく和む。朝ドラ『ちりとてちん』が大好きだった私は、こうして福井弁が出てくるとなんか嬉しくなっちゃうんですよねぇ

まぁ、千早と一緒にいる時間が長い太一のほうにスポットを当てるっていう思惑は分かるんですけどね。共感できる部分もたくさんあるし。でも個人的にはキャラ的に新のほうが好きなので、もう少し繊細に描いてほしかったなっていうのはありました。

それ以外では、映画の内容は本当に素晴らしかったと思います

瑞沢高校かるた部に新たに加わった新入部員も個性的。
経験者ゆえにプライドが高くて先輩に噛みつきがちな筑波くん、太一に一目惚れしただけで入部を決めた菫さん。どちらもありがちなトラブルメーカー的キャラなんですけど(特に菫は最初見ていて手に汗握るような困ったキャラだったww)、そんな彼らを先輩となった千早たちが温かく辛抱強く迎え入れようとしていたのがよかった。特に奏ちゃんはグッジョブ今回もめっちゃ良い子!!
肉まんくんや机くんは「上の句」「下の句」で活躍が多かったのですが、「結び」ではちょっと控えめだったのは少し残念だったけど、新キャラが入ったから仕方なかったかな。私は特に机くんのキャラに「上の句」で猛烈に感情移入して号泣したので、もう少し活躍してほしかったっていう想いはあるんですが

あと面白いキャラだったのが賀来くんが演じた周防。めちゃめちゃ近づきがたいオーラを発しているんだけど、彼にもある秘密があって・・・。そんなミステリアスな雰囲気満載なのに、映画後半に行くにしたがってそのイメージが崩れていくのが面白かった(笑)。ここは映画の見どころの一つかも。

それから外せないのは、クライマックスに出てくる「スノー丸」ww!!大津市のご当地キャラであるおおつ光ルくんは今作品でも大活躍。二人の共演シーンはゆるキャラ好きな私としてはテンション上がりました(笑)。


かるたの試合は予定調和的なものもあったけど、手に汗握る映像でドキドキしました。あの迫力ある札を取りに行くシーンは映画ならではの描写だなと。
そしてやっぱり瑞沢かるた部のみんなの絆が・・・泣けたなんだろう、ものすごく感動するんですよね、彼ら見てると。前2作もそうだったけど、あのチームワーク見てるとすごくこみあげてくるものを感じるんです。最後もやっぱり泣いてしまった



全体的にはとても素敵な青春映画でした。とうに青春を過ぎてしまった世代の私wでも感動する場面がたくさんあったので、ぜひ多くの人に見てもらいたい作品だと思いました。

永遠のギルバート・ブライス

これまでたくさん映画や舞台化されてきた『赤毛のアン』
日本でも大ヒットして、小説を最初に日本で翻訳した村岡花子は朝ドラのモデルにもなりました(2018年現在『花子とアン』が再放送中です)

そんな中で私が一番愛した作品が、1986年に公開された映画『赤毛のアン』です。3部作として2000年には完結編として『アンの結婚』も公開されました(原作ファンからはものすごい非難轟々でしたが

主演のミーガン・フォローズは、当時年齢が上だと言われてきましたが、とてもチャーミングで魅力的なアンを好演していました。今でも、私は「アン・シャーリー」と聞くと彼女の顔が真っ先に浮かびます。
先日、偶然NHKでやっていた海外ドラマ『クイーン・メアリー2』を見たら、ミーガンが出演していてビックリ!彼女もこんなに年を重ねてしまったのかとちょっと衝撃受けました。でもまだ一線で頑張っている姿はとても嬉しい限りです。

そして、アンの最高のパートナーとなるギルバート・ブライスを演じていたのが、ジョナサン・クロンビーでした。海外の作品の男優さんで私が心奪われた一番最初の人は、間違いなくこの人です。
ジョナサンの演じるギルバートは、すべてが私の理想と重なっていて…半ば恋に近いほど大好きでした。それくらい魅力的だったんですよね…。大ブーイングを浴びていた映画『赤毛のアン-アンの結婚-』でも、ジョナサンの愛すべきギルバートは健在で…密かに萌えまくっていたのを思い出します
今も、そしてこれからも、『赤毛のアン』のギルバート・ブライスは私の中ではジョナサン・クロンビー以外あり得ません。

先ごろ偶然、この当時の『赤毛のアン』に関するものを懐かしいなと思いながらネットで見ていた時・・・。衝撃の記事を見つけてしまいました。

2015年4月に、48歳の若さで、ジョナサン・クロンビーは天に召されていたと・・・

知らなかった・・・・なぜ知らなかったんだろう・・・・。亡くなっていたことへのショックと、知らなかったことのショックが重なって頭が真っ白になりました・・・。言葉も見つかりません・・・・。

彼が旅立ってから今年で3年になってしまうのですね・・・・・・。本当に哀しいです・・・・。

あなたのギルバート・ブライスは本当に素晴らしかった。あんな心奪われたギルはいなかったし、たぶんこれからも現れないと思います。年齢を重ねたときの、あなたの新しい姿に、また会いたかった。

今までも、そしてこれからも、ジョナサン・クロンビーのギルバート・ブライスは私の中で永遠に生き続けます。こんなに遅くなってしまったけれど・・・本当に、本当に、ありがとうございました

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【映画】未成年だけどコドモじゃない

今年は映画を見る本数が思っていた以上に少なかった気がします(汗)。本当はもっと行きたかったのですが…諸々時間が取れず。せめて、1か月に1本くらいは見に行きたい。

2017年最後に見た映画は、『未成年だけどコドモじゃない』です。

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主演はSexyZoneの中島健人くん。相手役が平愛梨さんの妹でもある平祐奈さん、ライバルがHey!Say!JUMPの知念侑李くんという、キラッキラの布陣。

私は普段はめったにジャニーズ系アイドルの子が出ている映画には行かないのですが…ではなぜ見に行ったのかw。村上新悟さんが出演しているから…ただその一念のみです(笑)。村上さんが出ていなかったらこの映画は自発的には見に行きませんでした。だって、見る前からもう、ターゲットが私よりもかなり下の年代だって分かってしまったので
ですが、村上さんについての感想はここではなく、別所に書きなぐりましたなのでww、それ以外のことについて少し触れて行こうと思います。

※村上さん的感想はこちらです↓


この作品は水波風南さん原作の少女マンガ「未成年~」が原作になっているそうで…表紙を見ただけでもかな~り甘い香りが漂ってくる感じです(笑)。


以下、ネタバレに触れています

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【映画】関ヶ原

映画公開から約2週間…ようやく今話題の戦国時代劇映画『関ヶ原』を見に行ってきました!

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司馬遼太郎さん原作の長編小説を映画化した作品です。小説の存在は知っていましたが私個人としては読んでいないのでこの映画が所見となります。予告編でかなり壮大な映像が流れていたし、ここ最近ドラマで戦国時代を扱うものも増えていたので観る前はかなり期待度が高く楽しみにしていました。

で、結果はと言いますと…ちょっと微妙…だったかなぁ。期待していたものと映画が描きたかったものが少しすれ違ってしまったみたいな、そんなモヤっと感が残ってしまいました。終わった後の腰の痛さがまず気になったので

以下、ネタバレ含んだ上に、けっこう辛口で書いてますのでご注意を。



※公開前に映画宣伝ポスターとコラボしたひらパー兄さんのやっつけ感満載なポスターはかなりウケましたw。
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【映画】トリガール!

公開初日に映画『トリガール!』を見に行ってきました!!

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地元で見る予定でしたが、たまたま公開日に東京にいて時間があったので初日に行くことができてしまいました。こんなことなら舞台挨拶チケット戦線に加わればよかったと後悔した次第です。何といっても、この映画に行こうと思った最大の要因が間宮祥太朗くんが出演してるってことだったんで・・・。舞台挨拶の間宮くんに会いたかったなぁと。

この映画の原作は中村航さんの同名小説

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その存在は知っていたのですが、未読のためほぼ何の知識もないまま見に行きました。見終ってからの感想は・・・色んな意味でめちゃめちゃ熱い映画だったなと。この作品は毎年夏に行われている「全国鳥人間コンテスト」がベースになっているのですが、大会に至るまでのそれぞれの人物の熱量がハンパなくすごかったです。終始ほぼ熱いままガーーーっと全速力で駆けぬけたみたいな、それでいて終わった後に「あぁ、いい汗かいた」的感覚になれる作品だったと思いますw。

とにかく、主人公の土屋太凰ちゃんが演じるゆきなと相手役(?)にもなった間宮祥太朗くん演じる坂場先輩の丁丁発止の言い合いがすごかったw。あれ、ほぼアドリブで乗り切ったって後から知って・・・「そうだろうな」って思ったくらいですもん。台本に書かれたものをあそこまで勢いよくガーーっと言うのはそうそうできることじゃない。その生の感覚がそのまま映画で生かされていて臨場感があってすごく面白かったです。
まぁ、一見すると「うるさい二人だなぁ」って見えちゃう人もいるかもしれないんですが、ゆきなの友達の和美が言うように不思議と「めっちゃ息ピッタリな二人やん」って後半に行くにしたがって思えてくるんですよ。ギャンギャン罵り合っているように見えて、実は似た者同士で通じ合う部分があるからこそあそこまで言い合えるんだなと。なので逆に、すごく羨ましい関係の二人だなって私は思いました。なかなかいないよ、お互いにあそこまでさらけ出して言い合える相手なんか。

それなのに、ねぇ・・・w。クライマックスでのあの展開。ここは見た人みんな「えぇ~~!!」って悲鳴あげたくなるんじゃないかなと(笑)。

だけど、ラストシーンでのみんなの表情見たら、なんかちょっとジーンときてしまったな。あぁ、すごい青春してるなぁというか・・・ああいう仲間たちって良いよなって。私はけっこう熱い雰囲気嫌いじゃないので、あんなふうに出し切れた感動を素直に表現できる瞬間がある彼らのことがすごく羨ましいなと思って見ちゃいました。

惜しいなと思ったのは、ストーリーがパイロットの二人に集中しすぎて制作側のドラマがほとんど描かれなかったことかな。それなりにメガネくんたちが一生懸命熱く機体を作っている場面は出てくるのですが、全体的にそこはサラっと流されているような感じがして少しバランス悪いなと思ってしまいました。彼らの葛藤のドラマももう少し見てみたかったかも。
と言いつつ、間宮くんファンの私としてはやっぱり彼が多く映っていることが嬉しかったりしたんですけどね



以下、ちょこっとキャストについてネタバレを含んだあれこれを…。



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【映画】花戦さ

野村萬斎さん主演の映画『花戦さ』を見に行ってきました!萬斎さん出演の映画を見るのは実に「陰陽師」シリーズ以来だったかも。『のぼう~』は時間がなくて映画館へ行けず結局テレビでほうそうされたものを見ました
公開されてから約3週間になりますが、大きな映画館ではないながらもけっこうお客さんが入っていたのでまだ人気は高いようです。ただ年齢が上の方が多いからか携帯のマナーが悪くて(苦笑)。映画の途中でスマホ確認するの、ほんっとう~~~に、やめてほしいっすあれ、まぢ、眩しくて超迷惑なので!!!

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宣伝ポスターがすごく華やかで目を惹いたので、映画の内容もけっこう賑やかでコメディタッチなのかなって思っていたのですが、個人的な感想はどちらかというと「しっとり」した雰囲気の印象が強いです。
時代劇ではありますが、派手な戦やチャンバラ場面はなく・・・どちらかというと市井の人々の生活が中心だったかなぁと。歴史的に有名な武将もたくさん登場してきますが、萬斎さん演じる池坊専好と彼を慕う人々との交流シーンがとても印象に残りました。なので、後半のあの怒涛の展開がすごく切なくて…専好の哀しみとやるせなさが見ているこちらにもストレートに伝わってきて…けっこう泣いてしまった。見終った後も心にジンワリと内容が沁み渡る…そんな映画だったと思います。


「花戦さ」オリジナル・サウンドトラック
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音楽は久石譲さん、華道の世界と過剰過ぎない旋律が見事に調和していて心に残りました。そして脚本が現在大河ドラマ「おんな城主直虎」を担当している森下佳子さん。やっぱり私は森下さんの書く物語の世界が好きだなぁと実感しました。ところどころでじわっと優しく切なく心に響いてくるセリフや展開の作り方が見事でした。

そしてなんといってもこの映画の最大の見どころは、池坊専好が紡ぎだした数多くの生け花たちです。冒頭に登場した、信長に献上した松はまさに大作!!!生け花に関してはまるで無知な私の目から見てもハっと息を飲むような迫力と美しさで…そこだけ時が止まったようでした。
この冒頭の松の盆栽と、映画のクライマックスに出てくる作品がリンクしている構成も上手いなと思います。そのほかにも個性的で目を惹く作品が目白押し。これはぜひ映画館の大画面で見てほしいですね

以下、ちょっとネタバレを含んだ…キャストについての感想です。

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【映画】3月のライオン 前編

映画『3月のライオン』を観に行ってきました。私は羽海野チカさんの原作漫画も読んでいませんし、アニメも録画したまままだ一度も見ていないのですが、映画化が決まったと聞いた時からなぜかとても興味をそそられて行きたいと思っていたんですよね。公開から少し遅れての観賞となりましたが、後編の上映が始まる前に見れてよかったです

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この作品は将棋の天才少年を軸に描いているのですが、ウェイトとしては「将棋」よりも「人間」に焦点を当てている印象がとても強かったです。私は全く将棋については疎くてさっぱりわからないんですけど、ものすごい入り込んで見てしまいました。なので、「将棋分からない」で敬遠している人も安心して見に行ってほしいなって思います。
監督はNHKの大河ドラマ『龍馬伝』などを手掛けた大友啓史さん。大友さんが映画監督になってからの作品は「るろうに剣心」を見たくらいだったかな。重厚感とスピード感ある映像やストーリー運びがなかなか刺激的で面白かった。その後もけっこう攻めた作品が多いなという印象があったのですが(私は観に行ってないけど)、この『3月の~』はじっくりと人間の内面に焦点を当てて描いていてこれまでのイメージとはちょっと違うなという感覚がありました。

主人公は「るろ剣」で瀬田宗次郎を好演した神木隆之介くん。子役時代からずっと見てきましたが、彼は本当にいい役者に成長しましたよね。 家族を失い孤独で外見も暗いイメージの桐山零というキャラクターをイケメンに成長した神木くんが演じるっていうところがまずチャレンジだったと思うのですが、見事にハマっていたのが本当にすごいと思いました。イケメンオーラを見事に消して零という繊細な青年の内面を演じていて、モサいんだけどなんだか惹き付けるオーラを感じさせる雰囲気に目が離せませんでした。 

あと、これまで「いい子」的な女の子を演じることが多かった有村架純さん悪女的な役を演じていたのがすごく意外でビックリしました。予告を見たときから「あれ?」ってインパクトがあったんですけど、映画で見たらゾクっとするような冷たさと色気があって・・・こんな芝居できるんだとなんか印象が変わった。素朴な芝居を見ることが多くて、正直今まではあまり巧い女優だと思ったことはないんだけど、香子という激しい感情を顕にするような女性を演じている彼女を見て初めて「いい!」って思いました。 
それと、この映画の核となる島田を演じた佐々木蔵之助さんがまた最高でした!!蔵さんのファンはこの映画を見に行った方がいいと思いますよ。穏やかさと厳しさと懐の深さと・・・とにかく魅力満載です 。

他にも、ビックリする容姿で登場の二階堂役の染谷くんや、ギラギラした牙を持ちつつもふと影を感じる後藤役の伊藤さん、チャラいようで温かみのある林田先生を演じる高橋一生くんなど・・・粒ぞろいの役者さんによる名演が素晴らしい!どの登場人物のドラマもガッツリ向き合って見れるすごい映画だと思います。
上映時間は約2時間20分と少し長めですが、見応えのある人間ドラマで全く飽きがきませんでした。

以下、少し内容に触れたネタバレな部分の感想を少し。

 
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【映画】ミス・サイゴン 25周年記念公演inロンドン

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日本でも人気の高いミュージカル『ミス・サイゴン』。2014年にイギリス・ロンドンで行われた25周年記念公演が、日本公演25周年に併せて映画公開されました。
私は初演の頃からこの作品を見ているので、どうしても1度は映画館の大スクリーンで見てみたかったのですが…如何せん、主要大都市しか上映予定がなくガックリ。観に行くのは断念だなと諦めていたところ、大阪へ行く用事が映画公開時期と運良く重なり観に行くことができました!!私が見に行った数日後に梅田での上演は終わってしまったようなので本当にギリギリ…ラッキーでした。

ちなみに映画料金は他とは別に設定されていて一律2500円。舞台と同じく1幕と2幕の間に休憩が挟まっているのも特徴的。さらには2幕が終わった後の特別カーテンコール(スペシャルフィナーレ)前にも10分の休憩があって…映画を見に行っているのに舞台を一本見たような気持になりましたw。
映画の料金として見ると少しお高めの設定ではありますが、臨場感あるし本場の舞台映像と音を体感できるという意味ではこの金額はかなりお得。客席数が少なめだったためか私が見た回(1日1回きり上映)は満席…。当日券が売り切れていたので、予約して行って本当に正解でした


さて、映画についてですが・・・まず驚かされたのが映像の臨場感です。基本的にはロンドンで行われた25周年記念公演の模様がベースになっていますが、所々は後日別にキャストだけ集めて映画用に撮影した映像を挟んでいるそうです。なので、客席からは見えないような角度の風景やキャストの表情が間近にものすごくリアルに感じられて…舞台の最前列で観る以上の迫力がありました
舞台映像には変わりないんだけど、時々そこが舞台の上ではないような感覚になることもしばしば。実写映画としてのドラマを見ているかのような錯覚になるあのリアルさは本当にすごかったです。舞台映像であそこまで臨場感を感じたのはこれが初めてだったかも。

それから、キャストが『ミス・サイゴン』の世界観にすごくマッチしているというのも印象的でした。
この物語はベトナム戦争の悲劇を描いているので、登場人物の多くはベトナム人…つまりアジア系。なので、顔かたちがアジア系の役者さんが多く配役されているのが特徴的です。ベトナム人役の役者さんはアジア系の顔立ちでアメリカ人役の役者さんは欧米系の顔立ち。アメリカ人役は白人と黒人が入り混じっている配役になっているので余計リアルな当時の様子を感じることができました。
日本版は当然のことながらみんなアジア系役者なので、ベトナムとアメリカの本物感といった点では表現しづらい部分はあります(エレン役の役者は時々金髪のかつらをつけていたりしましたが)

もう一つ感じたのが、日本の『ミス・サイゴン』も引けを取らないなってことでした。
来日公演などを見て「日本はまだ追いつけないことも多いんだな」と感じることって時々あったりするんですが、今回は「日本版も負けてないな」って思えたんです。それはキャストにもよるところはあるのですが、個人的に最高だったなと思えるキャストが出ていた日本公演とロンドン公演の映像とを思い比べてみた時、大きな差みたいなものを感じなかったんですよね。それがなんかちょっと嬉しかったです

そうそう、字幕について。字幕表記が亡くなられた「岩谷時子」さんになっていたのが胸熱…。『ミス・サイゴン』日本公演の初演舞台の訳詩を手掛けたのは岩谷時子さんでした。
再演を繰り返すうちに、岩谷さんの訳詩がだいぶ変更されてしまい…最新版では「いくら分かりやすくとはいえその訳詩はどうよ」って思ってしまうような過激なフレーズも増えて残念に思うこともありましたなので、今回久しぶりに初演に近い形の岩谷さんが訳詩されたものが字幕で出てきたときはすごくホッとしましたね。次に再演する時は、また初演に近い訳詩に戻してほしいです…。十分伝わるんで。


ちょっと残念に思ったところは…実際の舞台公演映像がベースになっていたためにお客さんの派手な拍手が入ることだったかな
日本でもビッグナンバーのあとなどには拍手が入ることがほとんどなのですが、海外のお客さんの拍手は日本のそれとはだいぶ雰囲気が違うんです。どんなシリアスなシーンでも、素晴らしい歌声でドラマを盛り上げるナンバーがあった後はまるでコンサート会場か!?ってほどの歓声と拍手が鳴り響く。素晴らしいと思った芸術には惜しみない賞賛を贈るっていうスタンスは分かるのですが、その表現方法が日本人とは少し違う気がするんですよね。日本人は素晴らしい歌の後に拍手を送るけど、ほとんどの人は作品のストーリーに浸っているのでその後の展開を邪魔しないような拍手をしているように思います。私はそうしているかな。
だけど、海外の人はその場その場で素晴らしいものに最大限の賛辞を贈るという意味で大歓声が毎回湧き起こる。ストーリーよりも、演じ手に対する称賛が熱い。これはたぶんお国柄かな~。たぶん海外の人が日本の公演を見ると「客の反応が薄い」って思ってしまうのかもしれない。
今回の映画はそんな感じで…どんなにシリアスな流れでもナンバーが終わるごとにコンサート並みの大歓声が入ってくるので、ちょっとそこで流れが止まっちゃう感覚は正直ありました。素晴らしいキャストによる最高のパフォーマンスの世界にどっぷり浸りたいと思う派の私的にはそこの違和感だけが残念な点でしたね。


以下、内容について少し。



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【映画】ラ・ラ・ランド

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ミュージカル映画『ラ・ラ・ランド』を見に行ってきました。ミュージカル好きとしては一度見ておきたかったんですよね。アカデミー賞では6部門を獲得、作品賞の時に間違えて呼ばれてしまったことでも話題となりました(作品賞は『ムーンライト』)。あの瞬間は生放送で見ていたのですが、最初は何が起こっているのか分からずポカーン状態でしたw。あれは前代未聞の出来事でしたねぇ…。ある意味貴重だったかも。

タイトルの『ラ・ラ・ランド』とは、ロサンゼルス(主にハリウッド)の愛称なのだそう。「La」はロサンゼルスを指しているってことになるんですかね。そしてもう一つが「陶酔してハイになった状態」ということで、”夢”の国を表現する 意味も持つと。この二つの意味を重ね合わせたのがこの映画のタイトルになっているわけですね。
主人公のミアは女優を夢見てワーナーの撮影所内にあるカフェでアルバイトをしているという設定なので、ちょっとしたバックグラウンド的な映像もあったりして楽しめました。おしゃれなカフェの外を中世の格好をした役者がフラフラ歩いてたりする光景とか面白かった。 

歌パートの部分は思っていたよりかはちょっと少な目だったように思います。そこそこナンバーはそろっているんだけど、見た感想としてはミュージカルを見たっていうよりかはストプレを見たって感じだったかな。
でも、歌とダンスはどのシーンも圧巻。冒頭のシーンは何も知らないで見たら「いったい何が起こっているんだ?」と混乱する人もあるかもしれないけど、それも見ているうちに惹きこまれていって映画の世界に吸い込まれていくような感覚になるんじゃないかなと思います。あの演出、すごいですよねぇ。渋滞という一見するとマイナスな場面を、ああも見事にエンターテイメント化させてましたから・・・あの発想はすごいなと思いました。躍動感のある音楽・ダンス・歌が最高でした

以下少しネタバレに触れてます。

 
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【映画】君の名は。

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2016年8月公開
『君の名は。』 
監督・新海誠
声の出演・神木隆之介、上白石萌音

現在大ヒットを飛ばして話題の新海誠監督によるアニメ映画『君の名は。』をついに見に行ってきました。前から気にはなっていながらも今ひとつ決め手を欠いていたんですけど、友達から「これ好みだと思うよ」と太鼓判を押されたのをきっかけに映画館へ足を運びました。
新海アニメの評判は以前公開された『秒速5センチメートル』でチラホラ聞いてはいましたが、実際に見たのは今回が初めてです。なんでも、初めて大衆向けに創った作品との事で。そのマジックに私はものの見事にハマりましたw。素晴らしかったです!

まず最初にネタバレしない感想をいうとするならば…画が嘘みたいに美しいです。これは映画館で見たほうがいい!と思う理由の一つ。キャラクターたちはアニメっぽさがあるのですが、彼らの生きている世界の作画がまるで実写を見ているかのようにリアルでビックリしました。田舎の風景にしろ、都会の風景にしろ…、なんであんな細かくリアルに描けるんだろうかとただただ驚嘆。車や電車の動き、信号の変わり目、風にたなびく草、燃え盛る炎、祭りの提灯…それらもまるでそこだけ実写で切り抜いたのではないかと思うくらいの描写でした。
さらに目を見張るのが、「色」です。新海監督の特徴ともいえるということですが、色の使い方が本当に素晴らしかった。特に夜空を駆け巡る流星の描写は心の内をえぐるような(ドラマとのリンクで)残酷な美しさを放っていて本当に印象深かったですね。あの夜空のシーンはやはり映画館の大きなスクリーンで見てほしいと思います。

さらにストーリーが分かりやすく、かつ誰の心にも響く「人の想い」を中心に描かれていたのがとても良かった!最初は本当に他愛もないライトな展開でリラックスして見れるんですが、その合間にちょこちょこと後半に繋がるヒントがちりばめられている。そしてある時、主人公二人が同じタイミングである行動に出た時…一気にストーリーの雰囲気が変わり見る者をどんどんと惹きこんでいきます。
前半部分で少しずつちりばめた謎な部分が、徐々に「あぁそうだったのか」という想いにたどり着いていくたびに心の内側が熱くなり涙が幾度もこみ上げてきました。登場人物たちの想いが一気に動き出しやがて静かにクライマックスへ向かっていく流れも見事だったと思います。

RADWIMPSによるポップな音楽も不思議とこの映画の雰囲気にマッチしています。ストーリーにテンポがあったのも彼らの音楽あってこそでしょう。「前前前世」がヒットしているそうですが、映画の中にこの曲が流れてくるシーンは非常にアップテンポで音楽とリンクしていました。きっと曲だけ聞いてもこのシーンを容易に思い出せるのではないかと。



だいたい映画館で映画を見ると本編が終わった後エンドロールを待たずにチラホラ席を立つ人がいるのですが、今回はすべてが終わるまで誰ひとり席を立つ人がいませんでした。「君の名は。」はそれほど色んな人の心に何かを残す作品なんじゃないかと思います。


以下、少しネタバレ的な印象に残るシーンについて少し。ネタバレ入ってるんで知りたくない方はスルーを





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えりこ

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