レポート&インプレッション

イベント報告、好きな役者さんやドラマの個人的感想を語るブログです



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おんな城主直虎

『おんな城主直虎』第40回 天正の草履番

一見すると今回のサブタイトルの元ネタが分かりづらかったのですが…よ~く考えるとどこかで見たことのあるようなフレーズです(笑)。

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ドラマでも話題になった、「天皇の料理番」ですねw。確かこのドラマで来年の大河主役を演じる鈴木亮平くんがめっちゃ減量して大きな話題になってたっけ。来年は来年で楽しみです。
それにしても、よく考えてあるなぁ、今回のサブタイトルも(笑)。

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万千代が「井伊」を名乗って徳川で奉公していると知ったしのは黒幕ともいえる南渓和尚のところへ怒鳴り込んできました。ここ最近はしっとりと落ち着いた感じのしのさんだったので、久し振りに感情剥き出しな表情が出てきて面白かったですw。しーちゃんの顔芸は「ちりとてちん」の頃から健在だったもんね。あの怒りっぷりを見ると、この親にしてあの子供って納得できちゃう
それに対して南渓は予想してたかのようにのらりくらりと上手い具合にかわしまくってる。それがさらにしのの怒りに火を注ぐ結果になっていたわけですがw…ここの場面はそれ以上に注目すべき方が!!私の目はどちらかというと「その方」に釘づけでしたよ

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南渓和尚の懐にすっぽり収まって良い表情してるキジネコちゃん!!!どうやら、にゃんけいも代替わりをしたようですね。前の子も可愛かったけど、今回の子も超可愛らしい。南渓和尚にもすっかり懐いてるようで、それがまた可愛さ倍増です。

で、おとわは「井伊の再興は全く望んでいない」と改めてしのに宣言。だったら直接本人に手紙を書いてほしいと頼まれ、ひとまずそこは穏便に収まったようです。

その頃万千代は大勢の草履を捌くのに大苦戦!物覚えのいい万千代もあれだけの人数が一気に来ると混乱するようで怒鳴られてばかり。
一番笑えたのが「田中さま」の草履の場面。名前は合ってるのに出された草履が真新しい自分のではないと御立腹。すると万福が「違う田中様に出してそのまま履いていってしまった!」と気づいて大慌てww。これ、別の田中様、出されたときに「違う」って否定しなかったのは・・・新しいのが出てきて「ラッキー!」って内心思って履いていったってことだよな。慌てて万福が追いかけていったようだけど、すんなり取り替えてもらえたのかすごく気がかりww。
ちなみにこの場面、SNS投稿で初めて気付いたんですが…朝ドラ「ひよっこ」でライン長の松下さんを演じていた奥田洋平さんが登場していました!!「真田丸」に続いて二度目の大河ですね「儂のはまだか!」と草履を催促してましたww。

ひと通り来客もいなくなって文句をブーたれてる万千代w。そこへ本多忠勝がやってきます。
忠勝は万千代を気に入っているようで、草履番の大変さをねぎらってくれました。さらに、「尾張の羽柴様は草履番から出世して武将になった」とテンションの上がるようなエピソードまでしてくれる。今回の忠勝さんはちょっと爽やかで良いお兄さんって雰囲気ですね。万千代も大いに励まされた様子です。
ところが、ある来客でそのテンションも激変。やってきたのは松下常慶…虎松の養父の弟です。虎松が「井伊」を突然名乗ったことで面目潰されてますからね、先週。もう、のっけから顔が怒ってますよ(汗)。万千代たちの表情にも緊張が走る…!でもね、常慶さんの気持ちはよ~く分かるよ。あの不意打ちはないよね、ホント
「そなたの父は臥せっておるぞ、父とも思っていないかもしれないけど」
と万千代に嫌味の先制パンチを食らわしますが、彼はそれでも揺るがない。そこはちょっと動揺してほしかったけどね…。しかし、六左が全て喋ったと聞くと表情が一変。そう、バレちゃってんだよ、万千代(苦笑)。
常慶は「皆怒ってるぞ」と怒りの文面が綴られてると思われる文を渡そうとしますが、かたくなにそれを拒否する万千代。そんな一触即発のところを万福が「御迷惑をおかけして申し訳ございません!」と代わりに文を受け取ることに。彼はいい仕事してるよね、今週も

でも、せめて一矢報わんと草履をバラバラに投げつける常慶さんが面白かったw。なんかしら万千代に抵抗しないと気が済まないっていうあの気持ち、分かるよ

常慶は忠次を通じて家康に「虎松は松下として扱ってほしい」と直訴したようで、その話がさっそく伝えられています。ところが、忠次がいくら説得しようとしても家康は暢気に干し柿を食べるばかりでいっこうに話を真面目に聞こうとしない。家康的には、万千代は「井伊」として仕えさせるという気持ちに傾いているようですね。
忠次もこれにはお手上げ状態で、常慶の顔を見ると「参ったなぁ~」的な表情にw。これはもう当てにならないと、忠次を見て諦めた様子の常慶さん、お気の毒様です。彼としては大好きな兄のためになんとしても虎松には「松下」を継いでほしいという強い気持ちもあると思うんですよね。それだけにこれはちょっと切なかったです。

そんな叔父の苦悩も知らず、万千代は必死に上手い草履の出し方を研究中。そんな彼に万福は常慶から手渡された怒りの文の数々を差し出して「少しは読んで受け止めては?」と助言。しかし万千代はそれを拒否。その理由というのが…

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『おんな城主直虎』第39回 虎松の野望

いよいよ「直虎」も終章に入りました。撮影も佳境だそうで…それを聞くとちょっと寂しいものがあります。

今回のサブタイトルは分かりやすいw。歴史シミュレーションゲームの「信長の野望」ですね。

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他にも「野望」とつく映画作品はあると思いますが、今回はおそらくこちらでしょう。とうとう直虎もゲーム方面にまで目を向けてきましたか(笑)。

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直親の十三回忌に久しぶりに一族が大集合。虎松を始め、亥之助、直久も凛々しく逞しい青年となっていて非常に頼もしい限り。亥之助を演じてる井野脇くんは朝ドラ「ひよっこ」で合唱の先生やってましたよね。最近ドラマで見かける機会が増えてきて嬉しい限りです。
女性たちはすっかりたくましく成長した息子たちに安堵した様子。なつは亥之助が虎松と共に希望している徳川への士官が叶った暁には仏門に入る予定だと話します。小野の男たちを心から愛した人でしたから、静かに菩提を弔いながら今度こそなつさんには穏やかに暮らしてほしいと思います…。
女性たちの後ろで茶を酌み交わすユキロックの二人がまた、目立たないながらもなんとも言えない癒しオーラを放ってましたな。なんだかんだで彼らも年齢を重ねて…之の字もかなり落ち着いてしまった感じ?でもそれはそれでちょっと寂しいけどね。

虎松と亥之助は直久の案内でかつての井伊の領地だった場所を訪ねることに。豊かな土地の様子や順調な綿産業を目の当たりにした虎松は近藤の統治が上手くいっていると感心します。が、実はそう仕向けているのはおとわだと直久から聞くと様子が一変。鬼のようなすごい形相で

「あきらめろと言うたのに…!!!!」

とメラメラwww。え!?これがあの、お子ちゃま顔だった虎松の姿か!??あのころからたしかに気性が荒そうな気配はあったけどw、ここまで激しい気性の持ち主に成長したとはねぇ(笑)。菅田くんの目力といい、顔の筋肉といい、いやぁ~迫力あったわ~~!

視察から戻った虎松はまっすぐな目で「本当に井伊を再興する気持ちがないのか」と問いただします。おとわが「井伊を再興しない」と言っておきながら実際は領主の近藤に口出しするなど政治にかかわっていることが虎松にはどうにも納得できない事だったよう。うん、そのやるせない悔しさみたいな彼の気持ちは分かるな…。
あまりにも刺さるような目で「再興は本当にないのか」と問いただす虎松の様子に、祐椿尼をはじめとする女性陣は不穏なものを感じます。おとわもさすがに動揺を隠せない様子。その気持ちを推し量られる前に彼女は

「まったく未練はないし、家名などない方がやりやすいと思っている」

と改めてきっぱりと虎松に告げました。が、心の奥底、どこかには・・・諦めきれない気持ちも残っているんじゃないかなと。あれだけ必死に井伊を守り抜こうと奮闘していたわけですから、やはり年月が経ってもその想いは拭い去れないのではないかと思えてしまいます。平和な暮らしが続いていく中で直虎の心の中にあるそのわずかな気持ちがいつか虎松によって引きずり出されることになるんじゃないかという予感も感じてしまいました。

改めておとわの気持ちを再確認した虎松は「分かりました」とその場は素直に引き下がりましたが…それだけでは終わらせないぞオーラがメラメラ燃えてるのが見えるようだった

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『おんな城主直虎』第37回 武田が来りて火を放つ

今回のサブタイトルは分かりやすかった(笑)。金田一耕助シリーズの「悪魔が来りて笛を吹く」
ですね。

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私個人としては、この手のオドロオドロしい作品は苦手なので見れません。それにしても、予告を見る限りだとけっこう平和な雰囲気だったのになぜ物騒なにおいのする今回のサブタイトルになったのか?その答えはストーリー終盤で判明することに。

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井伊は近藤の領地となったわけですが、かな~り平和でいい感じの雰囲気に包まれているようです。高瀬は杖が欠かせない近藤さんのお世話をかいがいしくしていて、この二人みてるとまるで仲睦まじい親子のよう。その様子を之の字が温かい目で見つめてるっていう・・・いやぁ~、井伊と近藤さんの、こんな平和な光景が拝める日がこようとはねぇw。材木云々や仏像云々、果ては政次の一件と・・・あまりにも最悪な関係続きだったのでなんだか信じられない感じもありますわ

それはそうと、方久と辰さん、いつの間に髪の毛が元通りww。やはり坊主の世界に馴染むのは無理だったのね。おそらく修業が終わった後はとっとと還俗して商売活動に入ったと思われますw。
そんなある日、方久はある美しい刺繍を見て「カーーーン」と今までとは違う鳴き声が頭の中を駆け巡ることに。その刺繍の主は・・・光浦さんが演じるあやめ。名前を聞くや否や駆けつけて交際…というか婚姻を迫る方久ですがwwありゃ、犬というよりかは狂犬だぞ。あんな勢いで迫られたらかえって怖いってwwww。しかし、あやめさんも嫁入り先を探していたし、何よりあの熱意に押されてしまったようで・・・

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「カーーーーン」

と、そのまま一緒になってしまいましたとさ(笑)。しかも方久さん、婿入りらしいです。この人の場合はその方がいいかもね。どうぞお幸せに。

さっそく龍雲丸にその報告をする直虎…改め「おとわ」。直虎のときとずいぶん雰囲気変わりましたよね。なんか、柴咲コウさん自身に近づいてる感じ。
農婦の仕事も軌道に乗って村のみんなともうまくやっている様子。もともと領主だった頃からの信頼関係はバッチリありましたから、溶け込むのも早かっただろうね。それにしても、未だに「かしら」呼びとは。それがもう呼び名として定着してるってことなんかね。

楽しそうに話すおとわに対し、どこか上の空の龍雲丸。方久の商売の話を聞いてる時はさらに表情を曇らせていたところを見ると…炭を作る平凡な生活にストレスを感じてきている様子ですね。農民仲間の言うように、もともとは自由気ままに手広い商売でブイブイいってたわけだから…こういったこじんまりとした平凡な暮らしは龍雲丸には窮屈すぎるのかもしれません。
龍雲丸がそれでもそこにとどまっている理由は…気賀で散り散りになった仲間たちが戻ってくるのを待つためだと。ゴクウと力也やモグラは映像で見た限りだと残念なことになってたように思えたんだけど、あれって、直虎の夢の中の出来事ってことになるのかな?一番可能性があるとすれば、カジだよね。せめて彼だけには生きていてほしい。

気分転換に畑でもやらせてみてはという言葉を龍雲丸に伝えようと戻ってきたおとわ。その時、彼女の目に入ってきたのが・・・

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『おんな城主直虎』第36回 井伊家最後の日

今回のサブタイトル元ネタは何やら色々ありそうで・・・絞るのが難しいですね。私が個人的に最初に浮かんだのが、『新選組!』のスピンオフだった『土方歳三最期の一日』

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まぁ、これだと「一日」が最後につくので違うと思いますが(笑)。

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龍雲丸の傷もだんだん癒えてきたようですが、足に重傷を負っていた近藤は未だに予断を許さない状況の様子。まぁ、これまでのことを想うと自業自得みたいに思ってしまう部分もありますが(苦笑)今後のことを考えれば近藤とも懇意にしていかなければならない立場でもあるわけで・・・直虎は㚖天に自分も治療に同行させてほしいと頼みます。しかし、今後の行く末について迷いのみえる直虎の背中を南渓和尚は心配そうに見つめていました。

切ない場面でもありましたが、ここではにゃんけい様がまたご活躍(?)
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和尚様の膝の上でご機嫌・・・・かと思ったら、ちょっと居心地悪かった様子で脱走を図るにゃんけい様ww。撮影を止められない事情もあってかw、うまいことにゃんけい様をなだめる南渓和尚の図に癒されました。なにやっても、可愛いよ、にゃんけい!!

一方、妻の実家である北条に転がり込んだ氏真は義父である北条氏康をヨイショしまくりです(笑)。この人に嫌われたら一巻の終わり状態だからねw。機嫌よくした義父様は気持ちよく受け入れてくれたようです。
ちなみに、この氏康の息子さんが北条氏政になるわけですか。去年の大河ドラマで髙嶋政伸さんが怪演してたあの方ですねww。うん、なんか、このお父さんにしてあの息子・・・繋がる気がする

岡崎城に「入れてしまった」家康は武田は動けなくなったとご機嫌。かな~り楽観視しているようですが、そんな殿のことが気がかりでたまらないのが酒井忠次。井伊家にとっては憎ったらしいキャラではありましたがww徳川家には家康を諌めるのに必要な存在かもしれません。
しかし、そのさらに上をいったのが・・・瀬名です。彼女の諌めたい出来事は国の事より「井伊家」のこと。井伊を見捨てたことがどうにも納得できず、忠次を吹っ飛ばしてww家康に詰め寄る瀬名、最強か。と思ったら、上にはまた更に上がいましたw。
於大の方…家康の母親です。演じてるのは…大女優の栗原小巻さんではないですか!さすがの存在感!おだやか~な口調ながらも、チクリと瀬名に釘を刺すあたりなんとも言えない怖さを感じます。しかしのちにこの二人が・・・と思うと・・・何とも言えない気分になってしまった

その頃井伊ではある小さな喜ばしい出来事が起こっていました。
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『おんな城主直虎』第35回 蘇えりし者たち

辛い展開続きでしたが、ここにきてようやく気持ちが少しホッとする場面も出てきました。悲しみや苦しみの中に見えたわずかな希望と明るさと、そして優しさ。今回も均等が取れた素敵なストーリーだったと思います。
タイトルの元ネタは「レヴェナント 蘇りし者」ですよね。

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レオナルド・ディカプリオが悲願のアカデミー主演男優賞を受賞した映画としても大きな話題となりました。

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方久の知らせで気賀の窮状を知った直虎たちは急いで駆け付けたものの、時すでに遅く…。目の前には兵の戦死者のみならず戦に巻き込まれて命を落としたと見られる多くの民の屍が広がっていました。あの、希望にあふれた堀川城築城の映像がこうも無残に変わり果ててしまうとは…見ているこちらも大きなショックを受けました。これが戦国の世…ってやつなんですよね…。
しかしその中でただ一人生き残った者がいました。龍雲丸です。彼の微かな呼吸を確認した時、直虎の時間も再び動き始めたような気がしました。龍雲丸の命を復活させることが直虎を正気の世界に引き戻すような気がして…なんだか息を詰めて事の成り行きを見守ってしまった。予告に出てきた「口移し」場面もロマンチックなものに見えなかったしね。とにかく、龍雲丸、戻ってきて!の一心

一方、南渓は方久から気賀の惨状のいきさつについて聞くことになります。今回の出来事はさすがの方久もかなり精神的に堪えているようで魂が抜けたように茫然自失状態。一応城主だったわけだし、自分の民が無残な死に方をしたことを目の当たりにしたことは精神的にも耐えがたい事だったと思います。ムロさんの低音の声が何だか無性に悲しく聞こえたなぁ…

苛烈を極めた徳川の攻撃に、さしもの大沢もとうとうその軍門に下りました。この人たちは生き延びたんですかね…。だとしたらなんとも理不尽極まりないというか…やりきれないよ。この人たちの行動も一端になって多くの罪なき人々が巻き添えくらって命落としてしまったんだからさ…。
大沢が下ったことで徳川はようやく掛川攻めに専念できると先に話が進んでいます。特に今回の作戦の舵を取った酒井忠次などは「面倒なことがようやく片付いた」程度しか思っていない。

その風潮にやりきれなさで複雑な胸中だったのが家康です。彼は気賀の民を逃がしたうえで大沢を攻撃すると言ってましたからね…。忠次があのような残虐な行いをするとは予想していなかった。でも戦国では、そういう甘い考えでは先に進めないっていうのも事実なんだろうなぁ…。たぶん家康もそれは自覚してたと思うから彼を責めることができなかったんだと思う。ということで、またしても井伊絡みで大きな借りを作ってしまった形になっちゃったよね
今回の出来事で戦の理不尽さを痛感した家康は石川数正に密かに常慶を呼び寄せるようにと伝えます。この時点では忠次よりも数正を頼りにしてるよね。それが後に…ねぇ。今のところ信じられませんが(苦笑)。

㚖天らと共に必死に龍雲丸の看病を続ける直虎でしたが、疲れの色が濃い。それでも看病を続けようとした彼女を㚖天は厳しく休むようにと伝えます。そう、フラフラの状態ではかえって足手まといになりかねないしね。こういう時、㚖天さんは本当に頼りになります

直虎が部屋に戻ろうとしたとき、ふと、一人の少年に呼び止められます。政次の辞世の詩を持ってきてくれた鈴木重時の嫡男・重好でした。彼の話によれば、重時はあのあと徳川方として大沢攻めに加わったことで命を落としてしまったらしい。ナレ死ならぬ・・・実の息子の言葉でその死が伝えられるとは…哀しすぎるぞ、重時さん。しかも、まだ年端のいかぬ少年がその事実を淡々と直虎に伝え、自分もこれから家を継ぐ者として戦に出ると話しているところがなんとも…切ない
重時が生前「次郎様の歌うような経を聞いてみたい」と言っていたのを覚えていた重好は、直虎に父のために経を上げてほしいと懇願します。小さな息子の手に握られた父の遺髪がなんとも哀しい…。その想いに心打たれた直虎は、あの美しい経を重時のために捧げました。彼女の美しい歌うような経の声は広く響き渡り、そして、龍雲丸の耳にも届くことに…。

「妙な、経が・・・聞こえてきて・・・」

ついに、死の淵から龍雲丸が蘇えってきてくれました「よう戻ってきてくれた」と泣きながら喜ぶ直虎を見て、思わずもらい泣きしちゃったよ
しかしその夜、龍雲丸は自分以外の仲間たちは還らぬ人となってしまったことを悟ってしまいます…。南渓は、直虎のためにも龍雲丸が生き残ってくれたことに感謝すると伝えますが、その言葉を聞いて「俺なぞでよかったんですかね…?」とポツリと呟きます。この一言がとても悲しくて切なかった

「また・・・・かね・・・」

幼い時に目の前で父親を失い、そして今回も再び大切な仲間を目の前で失ってしまった龍雲丸のこの呟きも胸が痛みました…。気賀にたどり着いたときの直虎の「吾が城など建てたから…」という悔恨の言葉と重なって…ほんと辛い

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『おんな城主直虎』第34回 隠し港の龍雲丸

あまりにも衝撃的過ぎた第33回。あまりのシビアな展開に賛否両論が湧き起ったそうですが、逃げずに真正面から制作した結果として成功だったのではないかなと思います。視聴率は上がらないようですが、森下さんの脚本は色々と深いし避けたい場面も正面から突いてくる。なんだか『平清盛』の時の藤本さんを思い出しますね。
今回のサブタイトルの元ネタは黒沢明監督の映画として有名な『隠し砦の三悪人』

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後年になってリメイクもされているようですが、一番有名なのはこちらのオリジナルだと思います。


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政次の犠牲によりこれ以上井伊にお咎めなしと決まったのはよかったのですが、気がかりなのは直虎本人です。
自らの手で政次を手にかけてしまった彼女はそのあまりの出来事がトラウマとなり、無意識に自分の記憶から政次が消えた部分を消し去ってしまった様子。静かに淡々と碁を打ち続ける直虎に不安な気持ちを抱く南渓和尚…。
この場面の何が胸が痛むかって…直虎の被っている尼の帽子(もうす)に、政次の「血」が残っていることです。政次の想いが宿っているものを見につけているにも拘らず、直虎の記憶からはそこの部分だけ消えてしまっているというのが…あまりにも辛すぎる

一方、川名の隠し里で暮らす井伊の一族には事の顛末を伝えに直之と㚖天が訪れていました。あまりにも辛く悲しい政次の最期を知ってしまった面々は言葉がない…。特に夏さんの心中を想うと…もう、あまりにも辛すぎて。それなのに、なつは呆然としながらも

「殿のお手にかかったのなら、義兄上も本望でございましたでしょう…」

と告げる。哀しい…哀しすぎるよ、なつさん。政次と直虎の繋がりを誰よりも敏感に感じ取っていた彼女の言葉だけに、その意味を想うと切なすぎて涙が出てきます…。政次を父とも慕っていた亥之助はあまりのショックにその場を飛び出してしまいます。トラウマが残らなければいいんだけど…。
祐椿尼は娘のことが心配でならないため、一度川名で休んではどうかと提案します。その話を聞いた南渓もその方がいいと悟り直虎に勧めるのですが…

「いえ、今宵あたり、但馬が来るやもしれませぬ」

とはっきりと答える直虎。その言葉に、彼女が本当にまだ政次が存命していると信じて疑っていないことを感じ取った南渓と㚖天は初めて事の重大さに気くのでした。そうなってしまうのも、無理ないよね…。普通の精神じゃ耐えられないし受け止められない出来事だったから…。

その頃家康は順調に進軍を続け、氏真がこもる掛川城に迫っていました。士気が上がる家康たちの前に常慶が気賀の城主・方久を連れてやってくる。方久が持ってきたのは「種子島」一式。戦でイケイケな状態の徳川を見て、これは商売になるなと銭の犬の勘が働いたんですなw。
ドヤ顔で種子島を見せつける方久。家康も「これはありがたい」とかなり乗り気になっている様子。この時はまだ、そのあとに起こる恐ろしい悲劇を思いもしなかったよね、双方とも。この時点で方久、つまり気賀は今川を見限って徳川に通じたことになるわけです。

龍潭寺には龍雲丸が直虎を心配してやってくる。一心不乱に独りで碁を打ち続ける直虎の様子を不審に思った龍雲丸は南渓から事の次第を聞きます。彼女の中ではまだ徳川が攻め入ってきていないこと、そして近藤が井伊を乗っ取るために悪巧みをしているので政次と共に策を練ろうと待ち構えていることを・・・。「本当のことは言わないのか?」と言う龍雲丸の問いかけに「言葉の端々に滲ませてはいるのだけれどそれを受け入れてもらえない」とお手上げの様子。心が政次がいなくなったことを受け止めるのを拒絶してるんだろうね。
龍雲丸から「らしくない」と言われてしまいますが、直虎を城主にした立役者でもあるため責任の重さを感じて南渓和尚はかなり悩んでいるようです。自分が追い詰めてしまったのではと悩み深くなる南渓でしたが、それに対して龍雲丸は

「本人は案外幸せなんじゃないですかね。哀れだっていうのは、こっちの勝手な見方でさぁ」

と答える。このセリフは何だか色々とハッとさせられるものが多かったです。こちらの主観で思っているものとは違うこともあるんだって気づかされたというか…。龍雲丸の台詞はとても深い。南渓和尚もハッとさせられたようでしたしね。
そのまま立ち去ろうとする龍雲丸に南渓はさりげなく「気賀の動きを確かめておいた方がいい」と忠告します。戦が迫りくる中、気賀もただでは済まないのではないかという危惧があったからこそですよね。自分たちのように巻き込まれないでほしいという親心のようにも感じました。

南渓の言葉が気になった龍雲丸は中村屋に状況を確認しに行きます。そこで彼は方久が徳川と内通を始めていることを知らされます。しかし、簡単に徳川を信用していいものか疑問が残る。現に井伊は徳川に見限られていますから…龍雲丸の懸念も当然のことですよね。
しかし、中村屋は「井伊と気賀では事情が違う」と考えているようで徳川との繋がりを持つことに決めた様子。周囲は今川についている者が多い中で気賀だけが徳川の味方につくことで悪いようにはならないと考えているようでした。まぁ、確かにその理論はありかなと思うんですが…徳川に不信感を持つ龍雲丸は簡単には納得できない複雑な心境を抱えたようです。

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『おんな城主直虎』第33回 嫌われ政次の一生

わけあって放送当日に見れなかった第33回ですが…これは大河ドラマ史に残るかなりの衝撃作でした。さっき見終えたばかりですがもう早くに感想書いて少しでも落ち着きたい気分…ということで。
ちなみに今回のサブタイトル元ネタは映画やドラマで当時大きな話題を呼んだ『嫌われ松子の一生』です。

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もうそのまんまこれ使えるなと。まさに今回のためにこの映画が存在したんじゃないかと錯覚できるくらいドンピシャすぎて。しかも、政次を演じてるのが高橋一生くん…「一生」とかかっているというのも奇跡的だなと思ってしまいます。

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直虎が気付いたときには既に近藤が仕掛けたと思われる罠が発動した後だったという・・・なんとも皮肉なラストだった前回。直虎の声で慌てて門を閉めたため井伊谷の城の中まで攻めかかられるということは避けられたものの状況は最悪です。外で直虎が時間を稼いでいる間になんとか隠し里の川名まで脱出することができた政次たち。とりあえずは無事に逃げ延びられてよかった。
誰もいなくなった井伊谷で、直虎は徳川の使者である酒井忠次に家康からの証拠の書状を突き出して必死に井伊は決して徳川に弓を引いてはいないと弁明。しかし「井伊じゃないなら小野がやったのでは?」と厭らしく疑いをかけてくる。酒井忠次・・・めっちゃ嫌味な奴だよなぁ、ホント。あのネチッとした感じがなんとも見ているものをイラつかせるというかww。これは演じてる役者さんが巧いからなんだろうけどね。しかし直虎も負けてはいない。政次が騙すつもりならこんな姑息な手は遣わないと言い張り、ものすごい形相で井伊家再興の約束を果たすため家康に取り次いでほしいと迫る。でも、シレっとしてその願いを聞き入れようとしない忠次・・・あ~~~ムカつくわぁ~~~w

その頃、矢を放った方向を嗅ぎ付けた之の字が主犯格を追い詰めていました。やっぱり近藤の家臣がやった事だったんだな!之の字、グッジョブ!!と思ったのも束の間…捕えて突き出そうとした矢先に自害されてしまい真相が闇の中に。直之は直前まで政次を疑ってたけど、今回のことで少しは信用できたんだろうか。

しばらくして井伊谷に到着した家康が城に入る。さっそく井伊家もしくは小野に襲われたと告げ口しまくる近藤。しかも矢を向けたことを認めず井伊を再興しろとの一点張りだった直虎は牢に捉えてしまったらしい。そのなかで今回の謀に罪悪感を感じていたのが目付の一人・鈴木さんです。強引な近藤のやり口は彼にはついていけない部分があるようで、尼である直虎だけは助けてほしいと願い出てくれました。良い人だ…。しかしそれに対して「直虎助けるなら小野に罪を償ってもらわないと話にならない!」と鼻息が荒い近藤。直虎側として見ると今回の近藤さんはホント悪役に徹してるよなぁ。通説ではこの人、井伊の味方になってくれた人みたいにされてるらしいんだけど
近藤達が立ち去った後、家康は彼らの言い分がどうもわざとらしいと感じ取ります。それに対して何かを告げようとした忠次・・・こいつ、近藤達とグルなんじゃないのか!?と思っちゃうよw。家康、耳を傾けるな、と思っていたらそのタイミングで武田が駿府を取ったという知らせが舞い込みます。氏真が逃げ延びた掛川を攻めるようにという信玄からの文に従わざるを得なくなった家康。あ~~なんたること!せっかく家康がどうにか打開してくれそうな空気だったのに「井伊家に関わってる暇がなくなった」ということでそのあとのことを近藤達に託さざるを得ない状況となってしまいました

井伊谷を立ち去る前、家康は牢に閉じ込められている直虎に面会します。牢の中から必死に無実を訴え井伊家再興の約束を果たしてほしいと迫る直虎に対し何も言葉を言えず立ちすくんだ家康が起こした行動というのが…「土下座」でした。しかも、最後まで一言も直虎に告げる言葉もなく・・・

器用に土下座したままバックで去るという妙な才能を発揮ww

あの態勢で段差も登って角も曲がり姿を消すっていうのがすごいなと。これ、サダヲさんの身体能力があってこそのシーンですよねw。今回の笑いどころはここだけだったかなぁ。
この時はまだ若くて力もなかった家康。しかし直虎を見捨てた形になったこの経験が後々大きく彼の中で影響していくような気がします。そういう意味ではこれ伏線ですよね、きっと。

川名に無事逃げ延びた政次は祐椿尼に事の次第を報告。彼はまだ直虎が牢に閉じ込められたことを知らない。しかし、彼女が危険な状況にいることは分かっている。今後どうするつもりなのか問われた政次は「必ず、何とかいたします」とだけ答える。その目にはある覚悟がうかがえたため、祐椿尼たちはそれ以上聞くことはやめました。おそらくこの時すでに、政次は自分の成すべきことを決めていたのでしょうね…。


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『おんな城主直虎』第32回 復活の火

今回の元ネタは「復活の日」ですね。小説が原作ですが映画化もされています。

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主演は昨年の大河ドラマ『真田丸』で大ブレイクした草刈正雄さんです。
それにしても、うまい具合にタイトル絡めましたなw。

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いよいよ戦が近づいてきたということで、直虎はあらかじめ家康に手紙で井伊の内情を知らせることにします。徳川では家康と瀬名が「井伊が取り潰されたのは家臣の小野が絡んでいるらしい」と息巻いているところだったので、無事にその手紙が届いてよかったよ(苦笑)。家康は直虎の策士っぷりを察して「ぜひ会ってみたい」とかなり好感触だった様子。この時点では瀬名とも良い関係を保っているようでちょっと安堵しました。
とりあえず一応は徳川も井伊の内情は理解できたようなので「復活」への第一歩は順調に前に進みましたね。

ちなみに、この日、徳川家に新たな登場人物が初登場しました。
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昨年の『真田丸』では藤岡弘、さんが演じていた本多忠勝。今回は髙嶋政宏さんが演じます。豪快さがすでに滲み出ていたので(笑)今後の活躍が楽しみ。そして石川数正は今回もやっぱりイケメンでした。もっと活躍してほしいな~w。

その頃、武田には思いもよらない人物が訪れていました。武田に寝返ったその人とは…氏真の側近だった関口じゃないか~~~!!直虎たちが首を上げる計画たててたけど…武田側に付いてしまったらそれも叶わないじゃないか。きっと関口は氏真の最近のカリカリっぷりに「もうあかん」と見切りつけたのかもしれんなぁ。これだから戦国時代は恐ろしい。
そんな裏切りが起こっているとは思いもしない氏真は戦が近づいたことでさらに余裕をなくし、「本当に援護に駆けつけてくれるのか!?」と神経質になっている様子。一番の頼みは北条のようですが、未だに確実なものは見えてこないし・・・上杉に至ってはホントに来るのか?と誰もが疑いたくなるような状況らしいし(苦笑)。一番確実性があるのが政次がいる井伊谷なんだけど…裏切ってる手前もあってか関口様の額からは報告するときの脂汗がハンパない
関口の周辺の異変は政次にも伝えられます。主だった関口の関係者が皆駿府へ戻ってしまったらしいと知らせを受け、政次も今川内部にガタがきてるなと察した様子でした。残された手下は捨石とされちゃった人たちなのね

その夜、政次は直虎のいる龍潭寺をひっそり訪れます。主だった関口の家臣もいなくなったことで動きやすくなったみたいですね。直虎も今回の井伊家復活のシナリオについて政次と一度も実際に話せていなかったことを気にしていたのでグッドタイミングでした

久し振りに政次と対面して碁を挟み対話をする直虎。関口が武田に寝返ったことや虎松の首が偽物だったことについての小野の反応などを事務的に話す政次。その語り口に違和感を覚えた直虎に「言葉ではないか?」と返す政次。そういえば、これまでは敬語調で直虎と会話してたからね。ちょっとムクれる直虎に「束の間の殿様気分を味わいたくてな」と笑う政次が可愛かった。それを受けて直虎も政次に対して「殿」と言って徳川の書状を渡してみたりする(笑)。今後の段取りについてお互いに確認し合いますが、これまでにない言葉のやり取りに「慣れぬものじゃな」と結局笑ってしまう二人。なんだかものすごく可愛くて良い関係だなって思ってしまった。
冗談のつもりで政次は「殿様気分を味わいたい」と話したわけですが、直虎はこのまま政次に井伊谷の主となってもいいとふと思ってしまいます。以前の直虎は意地でも政次に城主の座を奪われまいと頑張ってきましたが、分かり合える関係になった今、政次に井伊を託したほうがいいのかもしれないという想いが芽生えてしまったようです。しかしその申し出を聞いた政次は静かに答えます。

「商人に城主にと望まれたり、家が取り潰されるのに百姓が体を張って止めようとしたり、盗賊が尼小僧と慕って来たり…そんな芸当私には到底できません。降りる道などもはや許されません、殿には」

まるで兄が妹を諭すような・・・優しくて温かい直虎への励ましの言葉に思わずウルっとしてしまいました。これまで通り自信を持って井伊家の当主として頑張ってほしい、という政次の大きな愛が心に沁みました。直虎も政次の愛情あふれる言葉に胸がいっぱいになり涙が止まりませんでした。碁を打つ番になっても涙で見えないと泣き続ける直虎を見た政次は月明かりの下まで碁盤と碁石を運びます。こういう優しさもホント気が利いてて素敵なんだよなぁ、一生くんが演じる政次

直虎「もうじき、陽のあたる場所で打てるようになるの」
政次「はい」

この二人の短い会話がものすごく泣けた。井伊家が復活した時、二人の関係はより強固なものになるだろうなっていう確信めいたものを感じたのですが・・・それと同時に、これが二人で静かに語り合う最後の時になってしまうのではないかという危惧も感じてしまって。明るい未来を夢見る二人の姿がとても儚く写り切なくなってしまいました…。

龍潭寺から戻った政次は「徳川が来れば私の役目も終わりますね」と語るなつに初めて自分の素直な気持ちを話します。

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『おんな城主直虎』第31回 虎松の首

死の帳面事件から2週、感想をお休みしている間に井伊の状況が刻一刻と悪化してしまいました。あ、感想お休みしただけで直虎はしっかり見ておりますw。
今回のサブタイトル「虎松の首」の元ネタは…何だか色々とありそうなタイトルが多いので特定は難しいですね。ストーリーとかなり合致したものだったので、詮索しないで「そのまま」ってことにしておこうかと思います。ちなみに29回の「女たちの挽歌」は「男たちの挽歌」、30回の「潰されざる者」は「許されざる者」でした。これらはかなり分かりやすかったんだけどね

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寿桂尼が遺した『死の帳面』計画は井伊に徳政令を受け入れさせて取り潰したのちに今川の支配下に取り込むというものでした。とりあえず直虎を呼び出して抹殺っていう最悪のシナリオは書いてなかったみたいだからよかったけど、この当時のお家取り潰しはそれに匹敵するくらいの大事件ですよね。
直虎が城主になってからすぐに問題となったのが村人たちの徳政令を受け入れるかということでした。そこから和解するまで色々あって…今ではすっかり厚い信頼関係で結ばれているわけで、いまさら徳政令を直虎に付きつけることなど彼らにはできない。それ故の、関口が宿泊する宿前での「徳政令は望まんに!!」大合唱。井伊を、直虎を守るための彼らの必死の行動は胸を打つものがありました。が、結果的にそれが最悪の方向にいってしまうとは切ないですね。この騒動を最初に嗅ぎ付けた政次は彼らの行動の意味を分かっていながらも、それが直虎にとって良い結果をもたらさないことを知っていた。

「俺を信じろ、おとわ」

たとえ周りからどう思われようとも、直虎を守るためなら鬼になる政次。だけど、その行動の真意だけは分かってほしかった故のあの「おとわ」呼びはグっとくるものがありました。あの瞬間混乱しながらも直虎はそれを感じとって、泣き崩れる村人たちの前で徳政令を受け入れることを承諾したんじゃないかと思います。そんな二人の繋がりが泣けます…。
徳政令に署名がなされたことで関口も気分がいい。そこにすかさず忠誠心を示して懐に入り込もうとグイグイいく政次。その表情には今まで以上の覚悟が感じられました。

徳政令を受け入れて取り潰しが確実になった井伊谷の人々は追い立てられるように屋敷を後にする。その場に踏み込んできたのが、今川への忠誠心を確かなものだと植え付けようとする政次だというのがなんとも…。自分の本心を誰にも悟られないよう手荒に追い立てる姿が痛々しくてねぇ。直虎はあの時の「俺を信じろ」という言葉を信じて政次の言葉に素直に従います。鬼のような行動もきっと何か考えがあってのことだと思っていてくれてるんだろうなと思うとちょっと救われた気持ちになります。
直虎は龍潭寺にいた虎松と直之の弟・直久を連れ出しますが、政次の甥である亥之助は残しました。その行動に政次が関わっていると悟ってしまった亥之助の気持ちを想うとなんとも切ない。信頼している叔父が井伊家を乗っ取ろうとしている姿を目の当たりにしたわけですし…なんか、その光景って、幼い時の政次が見た父のものと被ってしまうんですよね。歴史は繰り返されてしまったのかと・・・。しかし、亥之助の母・なつは政次の真意を正しい形で悟っている様子。井伊を守るための行動だと分かってくれる人が確実にここにもう一人いるわけで…それだけでも政次が本当の孤独ではないという救いになります。

隠し里へ身を寄せた井伊谷の人々を前に、直虎は今後について打ち明けます。戦が始まり徳川が攻め込んできた時に関口の首を差し出して今川の支配下から徳川へ寝返る計画を話す直虎。寿桂尼が危惧した通り徳川と密かに通じる道を選んでいますから(そのためにしのさんを嫁に出しましたからね)、それをきっかけに井伊を立て直そうと考えているわけです。そして、この計画は政次も承知していて…その成功のために彼は今川に入り込んでいるのだということも明かします。これまで今川の目付として井伊に不利な条件をふっかけてきてばかりだった政次の誤解をこの場で説いてくれようとした直虎が何だか嬉しかった。

「そうだと思った」と大半の人は納得してくれてホッとしたのですが、一人だけ懸念を示した人がいました。猪突猛進なところもありながらも実は慎重派だったりする直之です。彼の直虎への忠誠心は政次にも劣らないですからね。曖昧ながらも政次を信用すると語る直虎を心配するのも分かる気がします「これまでのこと全てひっくるめて騙されているのではないか?」と何度も確認する彼の言葉が、この後直虎に影を落とすことになりますが…直之も直虎の為を想っての言葉だからねぇ…。こういう人も必要だよなって思ってしまう。

直之の一言で場が複雑な空気になったものの、最終的には井伊を立て直すために進んでいくしかないという結論に達した一同。すると六左が突然立ち上がって陽気に手を打ちますw。
ところが、誰もそれに続く者はなく…シーーン直虎は一度しか言わないし聞いたら忘れてくれと最初に言っていたので、この手打ち式で「皆忘れましょう!」って雰囲気にしたかったようですが唐突すぎて伝わらなかった模様w。「何とも間が悪い」と苦笑いされて冷や汗ものになってしまう六左が可愛い
でも、こういう人がいると気持ち的に救われるのも事実。六左もやはりいなくてはいけない人なんだって改めてこのシーン見て思いました。

その日の夕刻、直虎は虎松に隠し里の話を聞かせます。この場所は虎松の父である直親と幼馴染だった政次が守ってくれた土地であると…。虎松は自らも父たちと同じように井伊の里を守らなければと気持ちを新たにします。
このようにそれぞれが取り潰しが決まっても再興への希望を抱きつつ前に進もうとしていましたが…駿府ではさらに恐ろしい思惑が進もうとしていました

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『おんな城主直虎』第28回 死の帳面

今回のサブタイトルの元ネタはズバリ・・・

「デスノート(日本語にすると”死の帳面”ってことですね)

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VAP,INC(VAP)(D) 2009-02-25

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前回のサブタイトルに比べると非常にわかりやすいw。
私は原作も映画もドラマも舞台も見ていないので内容は「死の帳面に書かれた人が死んでしまう」といったおおまかなことしか知らないのですが、タイトルだけはよく目にします。そのくらいの有名作品。
果たしてこの作品が今回の直虎にどうかかわってくるのか…前回までの明るい展開を考えるとちょっと結びつかなかったのでちょっとドキドキしながら見てました。

最初に「おっ」と思ったのが、これまでの直虎のドラマの流れとは趣向を変えてスピンオフのような形で話が進んでいったことです。タイトルの性格上どうしても井伊家に強く焦点が当てられてきたわけですが、今回はがっつり今川家のストーリー。しかも、起点が前回氏真が義信自害の知らせを聞いて烈火のごとく怒ったところからというのがすごく面白いなと思いました。「あの時今川の家では何が起こったのか!?」というのを深く掘り下げたのが今回のテーマ。森下脚本、侮れない!
今回のタイトルばかりは「おんな大名 寿桂尼」でしたね。

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「余を馬鹿にしおってぇ!!!」と掛け軸を切り落とし怒りが収まらない様子の氏真を落ち着かせたのはその声に驚いて駆けつけていた寿桂尼でした。怒り狂うよりも先に手を打つように的確な指示を送る姿はさすがとしか言いようがありません。まずは義信の妻で氏真の妹・鈴を一刻も早く今川へ戻すことが肝要です。武田に人質の駒として使われかねませんからね。その指示を受けてアタフタとその場を飛び出した関口。この時に方久たちは「何があったのか」と事情を尋ねたわけですね。

そして、ついにここで大物が初登場します。
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松平健さんが演じる武田信玄!!

いやぁ~、これ、よく見る肖像絵と一番似てる外見じゃないですか(笑)。貫録もハンパないですw。この男が相手になったらすごく厄介だぞっていうのが画面から伝わりましたナイスキャスティング!
しかしそんな信玄もビビるのが寿桂尼の存在です。鈴を返すようにと遣いとしてやってきたのが寿桂尼本人だと聞き、もう弱っているという話を聞いていただけに「化け物か、あの婆は!」と思わず漏らしてしまうほど。いや、まぢで、そう言いたくなる気持ちわかるよ

堂々と敵陣に1人で乗りこんできた寿桂尼はまず信玄を「晴信」と物おじせずに若き日の名前で呼ぶ。私から見たら信玄などまだまだひよっこだと言いたいかのようで、先制攻撃をかけてくるところがすごすぎる
カチンときた信玄ではありましたが、鈴を返してほしいと言う寿桂尼の言葉には「償いとして武田に尽くしたいと彼女は言っている」とのらりくらりとかわしてくる。ところが、これに対し猛然と「何という思い上がり!!私が今から会いに行って説き伏せてくる!」と言い放たれさすがの信玄もビビッて大慌て。たまらず「私が説き伏せて必ず駿府へ返しますゆえ」と言ってしまいます。この言葉を引き出しただけでも寿桂尼の凄さが十分伝わってきますよ。しかし、信玄の言葉は容易には信用できない。そこで彼女は突然思い出したように「御父上とは連絡を取ってますか?」と切り出す。信玄にとって父・信虎はタブー的存在(武田の家を乗っ取る形で父を駿府へ追い出した過去がありますからね)ですが、あえてそこを突いてくるあたりが怖い。そしてさらに「どうやら織田とけっこう宜しくやってるようだから気をつけてね」と追い打ち
この勝負、完全に寿桂尼に軍配が上がったように見えましたですよ。いやぁ、おそるべし、尼御勅使様

とはいえ、本当に武田が鈴を駿府へ戻してくれるかは信用できないので更なる手を繰り出す寿桂尼。氏真の妻・春の実家である北条にそのための仲立ちを頼むべく自ら出向こうとします。見るからに体調が悪そうだったので「自分が行ってくる」と氏真が申し出るのですが…

「吾が行くからよいのじゃ。婆のこのありさまは哀れを誘いましょう」

と、拒絶。いやぁ~、このセリフすごいなって思いました。自らの弱った姿をも利用しようとするとは…ここまで言い切る凄味に圧倒されっぱなしですよ、本当に。そりゃ氏真もそれ以上言えませんって。
で、本当にその姿が哀れを誘ったらしく・・・北条の仲介で鈴は駿府へ帰れることになりました。しかしそれには「武田に忠誠を誓う」といった誓詞を書かなければいけないという条件があり愕然とする氏真。こういったところは抜け目ないよなぁ、信玄。仲介人の玄庵(早雲の息子)から「今戦をしても今川は武田に勝てる見込みがない」と言われると、自分を侮辱されたと感じた氏真はまた烈火のごとく怒り狂う。桶狭間で敗戦して以降、今川には戦をするだけの力がすっかりなくなってしまった。その痛いところを見透かされたようで、自分に力がないからだと言われたようで…そのことが氏真には耐えられなかったんですよね。彼が怒り狂う気持ちは何だかよく分かるから胸が痛い
しかし、自分の感情をぶつけやり場のない怒りを玄庵にぶつけるしかない氏真を見た寿桂尼はすかさずそれをピシャリと戒めます。

「泣きごとを言うた者から負けるのです」

うわ~~・・・これ、すごい格言ですわ・・・。なんか聞いててグサっときました。重いわ~
そして冷静さを欠いた氏真に代わって誓詞を自らが書き、花押のみを氏真に任せる寿桂尼。これもすべては今川を守るため…武田との戦を何としても避けようとするための行動なのですが…氏真からすればなんでも中心になって今川を動かす存在に見える寿桂尼の姿は疎ましく見えてしまう。これは人間の心理から言えば当然の流れでもあるんですよねぇ…。すごく人間的な人物だなって思います。

このことをきっかけに、氏真は寿桂尼から距離を置くようになり・・・政治にも興味を示さなくなってしまいました。前回の流れはここに繋がるのか!!

その頃、ここまで出番がなかった直虎はというと…

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プロフィール

えりこ

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