レポート&インプレッション

イベント報告、好きな役者さんやドラマの個人的感想を語るブログです



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感想【真田丸】

『真田丸』第42回 味方

幸村たちが大阪へ入ってからストーリーも佳境へと動きだしましたね。さらには信繁が九度山での苦労を綴った手紙の原本が発見されたというニュースも飛び込み、クライマックスに向けてますます盛り上がってきました。
全体的には今回も楽しく見れたのですが、1か所だけ個人的にどうしても毒を吐かずにはいられない展開がありまして…(苦笑)。相当辛辣なこと書いたので文字薄くしましたw。読んでしまった後の苦情は受け付けませんので自己責任でお願いします

ついに14年ぶりに茶々と対面した幸村。まさに運命の再会。「戦が始まるおかげでまた会うことができた」と未だにどこか浮世離れな発言をする茶々がなんだか新鮮です。これまでの茶々(淀)は家康憎しの鼻息がめっちゃ荒いキャラが多かったのでねw。
その対面の場に新たな人物がまた登場。織田信長の弟・織田有楽斎です。一説には東京の有楽町の語源になった人と伝わっているそうですね。幸村を見るなりヨイショのオンパレードw。そんなに頼りにしてるのかと思いきや、幸村がいなくなるとコロっと態度が変わって「これくらいおだてておけば十分でござろう」と言い放つ。大蔵卿(治長と治房のお母さん)も思いっきり同調。いや~~、怖いですねぇ、この二人!幸村のことは戦を有利に運ぶための手段としか思っていない様子。「真田をあまり信用しちゃだめですよっ!」って大蔵卿も茶々に釘刺してるわけですが(苦笑)、茶々本人は本気で幸村を当てにしているので何故二人がこんなに彼を警戒してるのか理解できない様子でした。たぶん幸村本人も自分は信用されてないんだっていうのはあの場で悟ってたと思うんだけどね。家康と同じように茶々も周りの意見に呑み込まれていくタイプなのかも。
ところで、有楽斎を演じていた井上順さんの声が掠れていたのが気になりました…。見た目はお元気そうだったので役作りならいいのですが…大丈夫なんだと信じたい。

秀頼から絶大な信頼を得ている幸村。そのため、相部屋が多い他の牢人とは区別して一人部屋にしたり親族も手厚くもてなそうとしたり特別扱いするよう治長に伝えていた様子。うっわっ!!この対応はダメでしょう、秀頼君その親切心は帰って幸村を苦しめるよ~。ただでさえ寄せ集めの猛者がワンサカして十分じゃない環境で我慢させられてるのに一人だけ特別待遇したらそりゃ白い目で見られるでしょ。前回は立派な若者に見えたけど、トップとしてはまだまだ未熟だってことだよね~
案内してる治長も「秀頼さまに言われたから仕方なく、なんだからね」感バリバリw。幸村への友好ムードは前回の後半で悪い方向に変わっちゃってたしね。ちなみに、今回治長の弟の治房が初登場。いかつい風貌で不器用な様子に幸村も思わず「ご機嫌が悪そうで」と口をついてしまうほどw。お兄さん曰く、ああいう風貌だから気にしないでってことでした。治房役の人の顔つきが格闘技系の人だなぁと思ってたら、本当にそっち方面の役者さんでした

治長に案内されて入ったのは御文庫部屋。かつて三成や吉継たちと議論を交わした…幸村にとっては思い出が詰まった部屋。あんなにたくさんあった書物はすでに一冊もなくがらんとした状況。それが時代の変化を感じさせて何だか物悲しく映りました…。でも、三成と吉継の魂はまだそこに宿っているかのよう。きっと幸村の力になってくれるだろうと、そんな事を想わせるワンシーンでした。
自分の部屋に戻った幸村は息子の大助から秀吉について聞かれます。父がかつて仕えた天下人について、大助は知っておきたい様子。そんな彼に幸村は大阪城の天守閣よりも大きな人だったと伝えます。この場面見た時、私は不意に、大助が秀吉が天守閣よりも馬鹿でかい大きさだったと解釈してませんようにと思ってしまった(汗)。いや、大助君、ほわ~って風に見上げてたんでついお父さんの真意が正しく伝わっていますようにw。

そんな親子の会話の最中に後藤又兵衛と毛利勝永が訪ねてきました。友好ムード…ってわけではなさそう


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『真田丸』第41回 入城

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※「真田丸」が大好きでたまらない方は以下導入部の文章はスルーしてください。たぶんあまりいいこと書いてない

前回の感想で「1度だけ休むかも」と最後に書き加えていましたが、1度どころか4回分休業ということに相成ってしまいました。休んでる間に信幸が「信之」となり、昌幸が草刈さんが言ってた通り九度山であっという間に白髪になったと思ったら亡くなってしまい、信繁たちは九度山生活突入し家族が増え、さらに息子・大助によるくじ引きで信繁から「幸村」という世間的に一番浸透していた名前になりました。
もちろん、真田丸はずっと見ていたんですけど…上杉の出番がめっきり薄くなった(というよりかは無くなった)ことも影響し今ひとつテンション上がらず感想書くのはお休みしておりました。それに私は三谷さんの描く女性像がどうも苦手でしてね…。九度山生活ではきりと春のやり取りなんかも中心になってたりして正直かなり微妙な心境で見ていました(苦笑)。

それにしても、きりは九度山でてっきり信繁の側室という立場に昇格するのかと思っていたら…どうやらそこまでの関係にはなっていない様子ですね。まぁ、あそこまで信繁から「アウトオブ眼中」扱いされ続けてて突然親密にっていうのも違和感しかありませんが(苦笑)、三谷さん的にはきりは信繁の女というよりかは同志としての立ち位置として描きたい気持ちが強かったのかもしれません。だから最初から「想い人」ではなく「パートナー」という位置づけにしていたのかも。
史実では信繁には4人側室がいてそれぞれ子供を産んでいるという記録があるそうですが(当時は女性に関する記録がほとんどないらしいのでそれも曖昧ですけど)、ドラマでは結局、最初の側室と正妻だけが子供を残したって形で進めていくのかもしれませんね。三谷さんの男女恋愛的なストーリーは正直全く期待していないので無理にそういう話を書かれるよりかは良いと思います(毒っぽい言い方で申し訳ないですが)。三谷脚本は男性が活躍するドラマはすごく面白くグッとくるストーリーが多いんですが、女性の描き方はなんか素直じゃなくてなんですよ。それに私はいまだにきりや松が現代的なセリフを話しているのに嫌悪感を覚えてしまうのでなるべくスルーして見るようにしています。「真田丸」という作品にハマりきれない理由の大きな一つがここにある気がします(苦笑)。

あくまでも一個人の感想なのであしからず。溜まってたものを少し出せてちょっとスッキリしたw。

第41回の「入城」は久しぶりに見ていてワクワクする内容だったのでまた感想書いてみたいと思います。



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『真田丸』第36回 勝負

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源三郎だけが徳川につく決断をしたと知った家臣たちは戸惑いを隠せない。綱家さんはこのまま源三郎についていくようで徳川が小山に入ることを知らせに来るのですが、歯が欠けて話し方が妙な感じw「話方が変だぞ?」と源三郎も気づくわけですが、まさかその原因を作ったのが自分だということは全く気付いていませんでしたw。哀れ、綱家
小山に入った家康は伏見が宇喜多勢に攻められていることを知り愕然。このあたりの解釈はけっこう新鮮です。今までだと家康は三成が自分がいない間に動くことを計算に入れて動いてたように描かれていた気がします。うっちー家康は文が届くまでそのことに気付いていなかった模様。実際はどうだったんですかね。

小山評定が始まる直前、信幸は家康の陣に到着。そこで昌幸たちが裏切って上田に戻ったこと…つまりは家康と縁を切る選択をしたことを意を決して伝える源三郎。自分の家族の裏切りを生き残るためとはいえ家康に伝えなきゃならないなんて…辛いよなぁ。自分は縁者が徳川にいるからこちらにつくとハッキリ告げる源三郎の言葉に一人感動している忠勝お義父ちゃん、情に熱いんだよねぇ、この人。異を唱える本多正純に対しても猛然と源三郎を庇う発言をしてくれる。この人がいたから源三郎は徳川に受け入れられたのかもしれないよね
小山評定で家康は上杉討伐に向かうのではなく大阪に引き返し秀頼を救いに行くと宣言。表向きはこう言ってるけど心の中では秀頼のことはアウトオブ眼中だろうけどね。大坂には集まってる武将たちの家族が多く人質に取られている、それでも自分についてきてくれるかと家康は問いかける。それに対し真っ先に従う意思を示したのは福島正則でした。
以前の大河では一番に恭順を示していたのが山内一豊(主役だったしね)。小山評定は一豊が「掛川城を差し出してもいい!」と家康に訴えて東軍の士気を上げたことが有名なエピソードとしてあるわけですが、果たしてあの中のどこに一豊いたんですかね。居てほしいわ…(苦笑)。
結局、家康から離反したのは真田のみということになりました(実際には田丸直昌という人も裏切ったらしいですが)。

ちなみに小山と言えば…真田丸で直江兼続を演じてる村上新悟さんの出身地。放送日に親までPVがあったらしいのですが、おエラ方がその席で村上さんのことを挙げていたんだとか。いつか故郷に凱旋ってことになればいいなと思います。


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『真田丸』第35回 犬伏

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放送前からHPでも思い入れたっぷりにカウントダウンして宣伝してきた「犬伏」回がついに放送となりました。真田家にとって最も有名なエピソードの一つ。それがどのように描かれるのか楽しみなようであり、寂しいようでもありました。

上杉征伐に出陣した家康。真田家は徳川とも繋がりがありながらも上杉につくことを決断。真田の男たちは出陣してしまうため、残される女性陣が気がかり。とりあえずは危険な大坂を出るように伝える昌幸でしたが、薫さんは不安のために貧血気味。戦が始まったらただちに上田に逃げるように告げますが、ここで源次郎は後のことを春ではなくきりに頼んでしまう。え、なに?源次郎、けっこう彼女のほうに傾いちゃってるの
この無意識の言葉が新たな女の争いに火をつけてしまったようで(苦笑)。
ついに、きりvs春の真田の女…というか、源次郎の女を巡る争いが静かに勃発w。今後のこと考えると怖いわ~これ。だって、春ちゃんは大人しく見えても実はあんなんですからね
対して源三郎側の女性問題はすっかり落ち着いた様子。稲さんも腹をくくって真田の女として生きる決意を固めたようです。昌幸にも認められて涙ぐむ姿にグッときてしまいました。

上杉に加勢するため会津へ向かう前、源次郎は大坂城に立ち寄ります。片桐さんは桃の世話に忙しく、寧さんは「戦が終わったらまた遊びにおいで」とどこか楽観的。そんな雰囲気に違和感を感じつつ、源次郎は寂しくなった大坂城を見て過去あった出来事を思い出していました。
その頃会津では兼続が家康が江戸城に入ったことを知らせに景勝の元へやって来ています。出番ないかもと思ってたからこうして会えるのやっぱりうれしい
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戦服姿の村上兼続、やっぱりカッコいいよな~。
家康の元には総勢10万の兵が集まっていると兼続から聞いた御屋形様は思わず「多いな…」と不安を口にしてしまう。しっかりして、御屋形様!!勝てるか不安に思う御屋形様を見越してか、「領内で身分を問わず戦えるものを取り立てるというのはどうでしょうか」と相変わらず即座に対応している兼続。村上さんのイケメンなお芝居が本当に素敵。あのユルフワな人と同一人物とはやはり重ならないよなぁw。
一度はその案に納得する景勝でしたが、「嫌がる者は逃がしてやれ」と慈悲の心を示します。
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その言葉にちょっと「御屋形様、甘いなぁ」と思いつつも、最後はやっぱり「そんな御屋形様についていく」と静かに納得して頭を下げる姿がとても美しく印象的でした。

江戸城では秀忠が先に出立するように言われている。その際に本多正信をつけると家康から告げられて「自分は信用されていないのでは」と思わず愚痴を妻の江にこぼしてしまうヘタレ秀忠w。はい、ついに、江さんが登場してきました!
演じてるのはミュージカルなど舞台で大活躍中の新妻聖子さんですよ~最近はバラエティにもよく顔出していてキャラ売ってますよねww。正直、私、数年前の自らの記憶から抹殺した大河ドラマ「江」の悪しきイメージがこびり付いているので(苦笑)、江というキャラには多少拒絶反応あるんですが(すべてはあの大河のせい 苦笑)、聖子ちゃんのはちょっと楽しみだったりします。
将来歌いだしたりしてねw。源ちゃん秀忠とミュージカルとかできそう…とか、あらぬ妄想が広がってしまいますww。

以下、続きます。


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『真田丸』第34回 挙兵

天下取りに本気になった家康側と豊臣を死守したい三成側の対立は深まるばかり。前回は激突寸前までいきましたが、上杉の御屋形様の天使のような包容力でなんとか衝突は避けられました。でも、再び衝突するのは時間の問題…景勝さんも「本気になられた」らしいので

騒動の責任を取る形で三成は謹慎中のようですが、実際に前回のような出来事は起こったという資料がないらしいので創作シーンとのこと。謹慎中は久しぶりに奥さんと二人の時間を過ごしているようでしたが、今後に備えての探究心は衰えていない様子の三成。源次郎が様子を伺いに来ても読み物に夢中です。あの三成と夫婦やってるうたさんがすごいと思っちゃう
これを機に源次郎はずっと気になっていたことを三成に尋ねることに。春を嫁にしたときに「あの女は苦労するぞ」と三成が口走った意味です。それ、私もずっと気になってたw。ここまでのところ、きりに嫌味をちょろっと投げかけたくらいで特に問題なかったからねww。すると意外な回答が…。

かつて三成は何の気なしに春に一本の筆をプレゼント。大谷家には世話になってるし、娘になんか土産でも渡してやるか的感覚だったらしいのですが…男性からプレゼントされたことが今まで恐らくなかったと思われる春ちゃんは「三成が自分のことを愛しちゃったみたいだ」と完全なる勘違いを起こすw。
思い込んだら一直線の春は三成の奥さんの前で筆をもらったアピールを最大限にした後「ダンナさんとは別れてください」と超ストレートに直談判。そんなこと言われた過去があったら、そりゃ、源次郎がこの話持ち出した時奥さん席外したくもなるわな
その出来事を聞いて三成は春を呼び出し「お前の勘違いだ」とハッキリ断るわけですが…その直後の春ちゃんの取り乱し方がハンパない

「いやああぁぁぁぁ~~~~!!!!」

と気が狂ったように絶叫シャウト状態wwww。つまりは、春は、激情の女だったと。こんな状態の彼女をほとんどビビらずにただ見つめてた三成もすごいけどねww。源次郎…これ、後々の展開のこと考えると…怖いことになりそうだよ~~。あの勢いだと首絞められかねない(汗)。展開的にもあんまり想像したくないんだけどね(苦笑)。
このシーン見て、なんで春役が松岡茉優ちゃんなのかちょっと納得できた気がしました(笑)。ただの大人しい女の子じゃないってところがね、彼女の芝居の魅力が出るんじゃないかと思うので。

一方、正則や清正など若い武将たちの三成に対する不満は日に日に増している様子。彼らは徳川が豊臣を守ってくれる最有力人物だって信じてるからこそ三成が家康を暗殺しようとしたことが許せないんだよね。清正は朝鮮出兵後の手当ても気にしているようで。そんないつ暴発してもおかしくない若者たちをなんとか納めていたのが前田利家でした。利家はとにかく三成も皆で協力して豊臣を盛り立ててほしい一心。家康に直談判して三成の謹慎も解かれることになったし(これは創作らしい)、この先もこういう人がトップで支えてくれていればもしくは歴史も少しは違うものになっていたかもしれません。
その三成はといえば、謹慎が解けて寧に挨拶に行くのですが相変わらずそっけない。あぁいう態度、ほんと心象悪いんだよねぇ。源次郎もそれが分かってるから三成の態度にはハラハラさせられ通しです。寧は出家の準備を進めるということで、きりもお役御免に。次に彼女がいくのは細川家…ガラシャのいる屋敷だと知って源次郎は気が気ではない。今は不穏な空気が渦巻いているから上田に帰るよう説得する源次郎でしたが

「不穏・・・?だぁい好き!!また一緒に乗り越えていきましょう!!」

と返され絶句w。きりには事の重大さが全く分かっていなかったようです(苦笑)。このシーンを見て私はある人の名言が浮かんでしまいました。

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「崖っぷち、だーーーい好き!!」 by修造

こんな心境ですかね、きりさんww。修造さんと話が合うかもね(笑)。


以下続く。



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『真田丸』第33回 動乱

予告を見たときから贔屓にしている上杉主従がこれまでより出番ありそうだとワクワクしながら待っていた今回の「動乱」。何せ、前回兼続は一言もセリフ無かったですからね
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いつも楽しいツイートをしてくれる迫田さんの隣に村上新悟さんの名前があるっていうのも嬉しかった
のですが、その後個人的にビックリするキャスティングも…。
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え!!!愛一郎さん、とうとう大河デビューするんやw!!しかも、役名付きじゃないっすかw。出るとしたら刑部とセットのシーンだろうなと思いましたが、ここで愛一郎さんの名前見るとは思わなんだ。あ、愛一郎さんは大谷吉継を演じてる片岡愛之助さんのお弟子さんです。愛之助さんがめちゃめちゃ可愛がってイジってる方です(←半沢の黒崎モデルになったことでちょっと有名に 笑)

第32回放送で家康からケチョンケチョンにやり込められた三成は我慢の限界に到達して仲間を募って家康暗殺を企てることになります。最初、この事件は「七将襲撃事件」のことかと思ったんですが違うようですね。架空の出来事というわけではないらしいのですが、展開的には実際に起こったことをモチーフにした創作とのことです。とことん細かく三成の悲劇への道を描いてるなと思います。それだけ三谷さんの三成への想いが深いのかもしれません。
三成の元に集ったのは、やる気満々に燃える宇喜多さんとあまり巻き込まれたくない感が滲み出てる秀秋。秀秋役の浅利君は『軍師官兵衛』の時にも同じ役で出演しているとあってめちゃめちゃ違和感なく見れてます。あの時は出番少なかったけど、今回はその空間を埋めるかのようにたくさん描かれているので面白い。そしてもう一人、重要人物も召集。ここでやっと出てきました・・・島左近さん。だいぶ前に三成に重用されているはずなんですが、ようやく満を持しての登場ですね。でもなんというか、降って沸いたような登場でもある気はしましたが

この島左近登場と共に懐かしい人物も再登場。あの、北条家を必死に守ろうと奮闘していた板部岡江雪斎さんです。いったん出番が終わったかなと思ったあのシーン、去り際にもナレーションでその後のことなど一切語られてなかったので妙な違和感を持っていたのですが、ここで出てくるためだったのかと納得。
聞けば、現在は金吾(小早川秀秋)に仕えているらしい。ん?小早川に…?そうか…。久々に再会した源次郎とは以前とはちょっと違う関係性が生まれていてちょっとホッとするシーンでもありました。しかし、彼の想いはそんな単純なもんじゃないってことが後々分かることになります

三成の家康襲撃計画にはしたがっているものの、源次郎的には本当にそれでいいのか葛藤が起こっているようです。その気持ちを三十郎に打ち明けているシーンが印象的でした。やっぱりこの二人の関係性、好きだな
源次郎はこれまでは真田のためにというベースで動いていた部分が大きかったけど、今回ばかりはそれとは意味が違うことに大いに悩んでいる様子。自ら三成の元で働きたいと申し出てしまったからには、彼のために尽くさなければならないと言い聞かせる姿は苦しくも切ないものがありました。徳川の力の強大さは源次郎自身、肌で感じてただろうからすごく悩んだだろうなと。でも三成の想いも分かるから源次郎なりの「義」を貫こうとしてたんだと思います。
軍議の席で源次郎はさっそく才能を発揮。徳川屋敷を攻めるための方策に誰もが感嘆、三成からも「良き策じゃ」とお墨付きをもらいました。が、この計画はあっさり漏れてしまう。それを漏らしていたのが、誰あろうあの江雪斎。秀秋のところに身を寄せつつ徳川のスパイのような行動をとっていたとは…。北条家滅亡の時のあの悔しさや哀しみは彼の中ではまだ全然癒えてはいなかったのかもしれないなと思いました。

以下、追記へ。



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『真田丸』第32回 応酬

秀吉が亡くなったことで、新たな章に突入した『真田丸』

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そこに、村上新悟さんの名前が登場したの嬉しい。なんか最近、この名前を見るたびに変なテンションになってきてる気がする(笑)。
そういえば今回の第32回は5月の新潟トークショーで村上さんが「これから撮影しようとしてるとこ」って言ってた分だなぁと。そういう意味でもなんか感慨深いものがありました。

徳川襲撃に失敗して生死不明だった出浦さんでしたが、源三郎の話によればやはりまだ生存していて有馬にて休息中とのこと。癒すために行く場所としてこの時代の話によく出てくる有馬の湯。関西に住んでた時に一度は行っておくべきだったと少し後悔する今日この頃であります(まぁ2年弱しかいられなかったけど
昌幸は息子たちに三成から依頼されて事に及んだと告白。まぁ、治部さんはハッキリとは言ってませんが…たしかにけしかけましたからね。昌幸の狙いは乱世を起こして武田の領地を取り戻す事。それを支えに生きてきたものの今回の失敗で会えなく頓挫(フィクションとの事ですが)。今後ますますやる気を失っていくのではと心配です。

出浦に襲われてけっこうビビってた家康さんw。誰が襲ったのか調べさせてたらしいけど結局正体掴めずさらに不安を募らせている様子。それとは逆にものすごく落ち着き払ってクールな対応してる本多正信。
「どうせ命を狙われるのなら思い切って天下を取ってしまうというのはいかがでしょうか」
と悪魔の囁きw。「くどい!」とそっぽ向いてしまう家康ではありましたが、自分が命を狙われてる現実を目の当たりにして不安が募った今となっては、あの、正信の魔の囁きはかなり響いているものと思われます。

同じ頃、秀吉の亡骸の前に寧をはじめ親しい者たちが集結。福島くんは泣き崩れてましたが他の人たちはけっこう冷静…でもない人物が一人だけいたかw。

信繁 「御最期はどのようでございましたか?」
片桐 「まるで眠るように・・・すっと・・・お亡くなりに・・・」

おいおい、片桐さん、あんた、秀吉がベル取れなくてもがいていた時寝落ちしてたじゃないかwww。だけどそれ証明する人いなさそうだからね。これは上手い事切り抜けた・・・と思ったら、寧さんから「長年仕えた助作に手を握ってもらえるなんて殿下は幸せ者だわ~」みたいなこと言われてしまいさすがに心が痛い。あの後また胃薬を飲んで必死に気を鎮めようとしたに違いないw。下手な嘘はつくもんじゃないね

すでにこの先の豊臣のことを見据えている三成は源次郎と片桐に秀吉の死は内々の者にしか知らせないよう伝達。さらに葬儀の日取りが決まるまでの処置を淡々と話しだす始末。寧さんと秀吉がいるすぐ近くでそんな話はするもんじゃなかろうが!
「私に聞こえん所で、話してくれんかね」
そう一喝する寧さんの気持ち、よく分かるよ。あれは心象悪いわ…。こうして小さなところから自分の味方を減らすべく種を撒いている三成…。彼は人の気持ちを慮るということが欠けているようです。今まではツンデレ的とかで寛容な目で見れたけど、あれはホントよくないと思った。いくら豊臣の将来の心配でいっぱいだったとしてもね。
今回は、そんな三成の「負」な面がワンサカでてくる回でもありました(汗)。

以下、続きます。


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『真田丸』第31回 終焉

大坂編を引っ張ってきた小日向文世さんの豊臣秀吉も、ついに「終焉」の時が来てしまいました。上杉人質話の直後から始まり、これで上杉主従も出番なくなっちゃうなぁ…と落胆したものでしたが、蓋を開けてみれば、最後まで小日向さんの素晴らしい秀吉像に魅了されっぱなしで見応えのある大坂編だったと思います

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前回の放送で老いが進み哀しい状態になってしまった秀吉。その傍にはいつも源次郎が…。「一目でお前を気に入った」と言われた前回。あの言葉をもらってしまったら最後まで介護に徹しようと思っちゃうよね。何かあればベルで呼んでほしいと、介護体制万全です。そのベルをまるで子供に戻ったかのような表情で楽しそうに鳴らし続ける秀吉の姿が逆に哀しかった…。
一方、もう一人体調面でとても心配な人物が。大谷刑部吉継…あれからどんどん状態が悪い方向に向かっているようで、やつれた上にすごくだるそうなのが非常に気がかり。秀吉亡き後のことを相談に来た三成と源次郎に奉行衆から自分を外してくれと頼むのが切ない…。

「やつれたこの姿、人目に晒しとうないのじゃ・・・。あいすまぬ」

もしこの時まだ彼が健康で奉行に加わっていたら歴史は変わっていたかもしれないと思ってしまう。刑部さん自身も本当に悔しかったと思うよ。体さえ丈夫だったならって何度自分を責めたかもしれないと思うとねぇ…なんかやりきれないですわ
この回あたりの撮影のことを愛之助さんが以前ブログで「だいぶ具合が悪くなってきました」と写真付きで報告してましたがw、実際ドラマで見ると胸痛むものがありましたね…。

以下、追記へ

※基本的に「真田丸」好きなのですが、個人的に感じている違和感も素直に吐いてます。好きだけどすべてを肯定的に見ていないので…その点だけはあしからず。



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『真田丸』第30回 黄昏

これまで別ブログで『真田丸』の感想を書いてきましたが、今回からこちらで書いていきます。

といいつつ、向こうでも最近はほとんど丸の感想を書いていなかったのですが(汗)、第30回は色々と転機を迎えた内容の濃いドラマだったので記しておきたいと思います。 
ちなみに、「真田丸」という作品については、正直、面白く分かりやすい魅力的なドラマとして見ているのですが・・・ストーリーの運び方といった点では個人的に気持ちが乗れない部分もあったりします。三谷さん特有のコメディ的要素が入るタイミングみたいなものが納得できなかったり・・・ね(第29回の内容は正直あまり好きではなかった)ちょいちょいそういう回があったりします。そういう意味では、個人的にロスに陥るほど好きだった『平清盛』と『龍馬伝』は越えないかなと。あと『新選組!』も好きでしたがあれは隊の中での青春群像劇 的要素が強かったのでコメディ的な部分も違和感なく見れた気がします。

ただ、登場人物を丁寧に掘り下げて見せていく内容としては『真田丸』はとても良いドラマだと思います。それぞれの登場人物に三谷さん自身の愛情が注がれているのがよく分かる。それ故に、たとえ出番が少なくてもそれぞれの人物に熱狂的なファンがつくんじゃないのかなと。
かくいう私も、直江兼続にすっかりハマった口ですし(←直江を超えて熱い村上新悟ファンにもなってる 笑)

御託はこのあたりにして、第30回感想です。好きな回とそうでもない回がありますが、第30回は個人的に間違いなく名作の1つに入ります。


予期せぬ大地震により伏見城の築城に変更点が生じることに。見取り図を見て戦う城を造ることができると突然やる気に燃えていた昌幸パパは「秀吉が住むための城にしたいからその必要が無くなった」という三成の言葉に愕然。挙句の果てに建築要員から外され堀の普請に回されてしまったために再び心が折れてしまう。戦をすることで自分を輝かせてきた昌幸にとって、この時代ほど生きにくいことはなかっただろうなと心中察するものがありますね

そんな時、サン・フェリペ号が漂着したという知らせが入る。遭難した船には高額の積み荷があるということで、地震の補てんにその積み荷を没収しようと考えた秀吉。源次郎は勝手に罪のない者の積み荷を奪ってはいけないという触れを4年前に出していると制しようとしましたが、「罪があればいいのだな」と秀吉は不気味に言い放つ。その「罪」の対象とされてしまうのがキリシタンたちでした。
この事件の前にバテレン追放令が出ていたことを利用し、まだ残されているキリシタンたちを捕えて残忍な形で磔にすると言い放った秀吉。ドラマではいまひとつサン・フェリペ号事件と日本26聖人殉教の関係性が繋がらなかったのでネットで調べてみました。

サン・フェリペ号事件
複数の台風に見舞われ、サン・フェリペ号が土佐に漂着。長宗我部元親の命で強引に浦戸湾に行かされたこともあり完全に座礁してしまい多くの積み荷を失うことに。船員たちは身の保全と船の修繕を許可してもらうために秀吉に面談を求めるも拒絶され、逆にやってきた秀吉の使者から残った積み荷を全て没収すると告げられる。
さらに積み荷のみならず、自分たちの持っていた金品まですべて召し上げられてしまったことで船員たちは激怒。スペインは宣教師を通じて布教するとともに国を支配することを目論んでいる、という旨の発言が秀吉の耳に入ったことで再びキリシタンを弾圧するに至った・・・というのが通説らしいですが、実際にこの趣旨の発言があったという資料はないそう。どちらにしても秀吉はキリシタンたちを脅威に思っていたということではないかと。

日本26聖人殉教
もともとこれ以前にポルトガル人による日本人売買があるということで秀吉はバテレン追放令を出していましたが、南蛮貿易を重視していたので殆ど黙認状態で布教を禁止するには至っていませんでした。が、サンフェリペ号事件がきっかけで再び禁教令が出され、この時は厳しく取り締まられた。
捕えられたのはフランシスコ会から21名、イエズス会から3名。この時三成はイエズス会信者は除外しようと努力したものの許されなかったそう。さらに秀吉は捕えた人の耳と鼻を削ぐよう通達していましたが、三成は耳たぶを切り落とすまでになんとか止めたという。ドラマに出てきたフランシスコ吉さんは引き回し道中でのフランシスコ会信者の世話をしていたそうですが、結局は囚われの身となり磔にされてしまったと…。同じようにイエズス会の世話をしていたペドロ助四郎も磔に…。二人とも殉教することに迷いはなかったそうです。

晩年の秀吉は身の回りに過剰な脅威を抱き、残忍な行いをしました。秀吉の前では冷静に命令に従うように見えていた三成でしたが、実はこの事態を何とかしようと努力して駆け回っていたわけです。結局流れに逆らえず、意味もなく犠牲に遭う人々を目の当たりにしてきた三成の心情を思うと切なくてたまりませんね…。
事の顛末を義理の父である吉継に話す源次郎。感傷的になる源次郎に対し
「殿下はいささか長く生きすぎたのかもしれん」
と鋭い一言を発する吉継お義父さん・・・結局のところこの人が一番冷静で怖い一面を持っている気がします。頼れる兄さん的存在から世の中を冷静に見つめブラックな一面も出てきた愛之助さんの吉継。安心感だけではない何かを感じさせる芝居はさすがだなぁと思います。

以下、追記へ。


 
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『真田丸』第24回 滅亡

ちょっと書かない間に、北条家が滅亡まで追い詰められてしまいました

小田原城に氏政の説得に赴いた源次郎でしたが、2年前の大河ドラマ『軍師官兵衛』では官兵衛が一人乗りこんでいくシーンが印象的に描かれていたのでちょっと違和感はありました。そもそも、今回の大河には官兵衛兄さんが出てこない。我が家はある黒歴史大河(ご●)以外はけっこう熱心に毎年見ているので、秀吉が出てくる戦国ものに、重用されていた官兵衛の姿がないのは正直、違和感…というか寂しさがあるんですよね。

この点においては三谷さんや歴史考査の先生が弁明していらっしゃるので(源次郎は別ルートから説得に行ったとか、三谷さんは人物を深く書きすぎるので登場させられなかったとか)あまり深く考えないようにはしようと思ってるんですけど大河の主人公にもなった官兵衛や利家が少しも顔出さないことには…なんとも複雑な心境でもあります。


そんな小田原城に乗り込んだ源次郎に奇跡の再会が!茂誠さま!!源次郎くんの反応が今一つではありましたが、まさか北条にお世話になっていたとはねぇ。妻である松さんが死んでしまったと思い込みながらも懸命に生きてきたであろうことを想像するとなんだか切ない。めっちゃいい人だもん、茂誠さまそんな彼に松生存を伝えようとする源次郎ですが、氏政対面のタイミングが重なって言いそびれてしまう。

「気になるなぁ!!・・・・気になるなぁ・・・??」

わかる、わかるよ、茂誠さん、それ、蛇の生殺しみたいな状況だよね

で、氏政対面後にようやく松が生きていることを知らされて安堵。よかったよかった。でも

源次郎は記憶喪失だったということは言い出せなかったので、またしても

「すごく気になるなぁ~~~」

とモヤモヤ感が募ってしまう茂誠さまなのでした(笑)。高木さんのあのセリフの言い方、さすが声優さんですよね。めっちゃ面白かった。どうか茂誠さまが無事に北条から脱出できますように…。


源次郎は氏政と対面、一度は殺されそうになったものの「徳川からの使者だ」と必死の弁明が功を奏し話を聞いてもらえることに。氏政は顎クイしながらw「北条がどれだけ真田に振り回されてきたか」と言ってましたが、まぁ、お互い様っちゃ~お互い様だけどね…と思ってしまった。たしかに昌幸パパのほうが振り回してたかもしれないけど、あの時代はどちらも必死だったろうから。

好敵手の徳川からの文を読んでも降伏しない決意は変わらない。でも、源次郎から聞かされる北条不利の知らせに愕然とする氏政。沼田と聞いた時の「因縁の城…」と呟いた氏政がとても切なかった。あの城巡ってほんと色んなことあったからね。それが巡って北条に破滅の危機をもたらしてしまうことになろうとはなんという皮肉。


「返す返すも心残りは…どうせ秀吉と一戦交えるなら伊達や徳川と組んで日の本を分ける大戦をやってみたかったわ。華々しく…、戦国の世に幕を引きたかった…」


秀吉に対する徹底した蔑み意識が高かった氏政。かたくなに上洛を拒んでいる間に伊達や徳川が豊臣についてしまった。氏政のこの願いはもうかなわない。「今こそ命を惜しまれるとき」という源次郎の力説も、もはや氏政の心には届きませんでした。ただただ虚しかっただろうね…

だけど、昌幸からすると氏政は羨ましいと思える対象らしい。

「あやつは己のための戦をしておる」

この言葉が非常に印象的。悲劇的な破滅道をひた走ってる氏政ですが、昌幸は彼が誰かのための戦ではなく自身のための戦をしていることが羨ましかった。そう思ってくれる人がいただけでもちょっとは氏政の救いになるんじゃないかなと思った。


そしてついに氏政は降伏。息子の氏直は出家することになり頭を丸め、氏政は髷を落としました。降伏するということで北条家の人々の命は保証するとしていた秀吉ですが、どうにも氏政への苛立ちだけは押えきれなかったようで氏政のみ切腹を申し付けることに。家康や吉継、源次郎たちの必死の説得も秀吉には届かない。秀吉に逆らい続ければ自分たちがどうなるか見えているからそれ以上誰も反論できないのが哀しい

たしか『軍師官兵衛』のときも官兵衛兄さんが決死の説得に当たっていたけど聞き届けられなかったよね…。


それでも家康たちは氏政の助命をあきらめない。最後の説得に家康は景勝や昌幸を連れてやってくる。家康よ、そこまで氏政のこと好きだったのか!という多少の驚きあり

内野さんの家康と政伸さんの氏康のツーショットを見てどこかで見たような…既視感を覚えていたのですが、最近こちらで再放送された「臨場」見て思い出しました。

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倉石と立原だ!!

この二人はたぶん、家康と氏政が転生した姿だ、きっと。


氏政の「生」への説得は三者三様。


家康は本当の戦仲間として、親身になって氏政を説得しようとしました。それに対して氏政は、家康に迷惑がかかるからとその申し出を拒絶しました…。


景勝はその“放っておけない”精神からか、

「わしも、髻を斬る!!我ら一同その覚悟で殿下に申しあげる所存」

と言い出したので私はちょっとびっくりしたよ。これ、近くでセコム兼続が聞いてたら卒倒しそうになったんじゃないかと。こういうふうに口走っちゃうのがこの大河の景勝さんなんだよね~。SNSで天使と呼ばれる所以w。でも、氏政から「秀吉のために生きるのか?それでいいのか?」と問われると二の句が告げられない。景勝だって本心では秀吉の支配下に置かれているのを良しとしていない、そのことをきっと誰よりもわかってたのが氏政だったんじゃないかと思います。

景勝様の申し出聞いた時の昌幸の表情が「何言ってんだこいつ?」的で笑えたw。



昌幸は開口一番、「死にたければしになされ」と言い出し家康は仰天顔。でもそのあとすぐに、だれもこのまま秀吉の天下が続くと思っていないとズバリ言ってのける。家康も景勝もあまりにストレートな昌幸の言葉に言葉を失いますが、本心はみんなそう思っている。

「もう一暴れ、したいとは思いませんか?」

このセリフは昌幸が示した優しさでもあるんじゃないかと、ちょっとジーンときました。なんだかんだあったけど、好敵手だったことは認めているんですよね。


しかしながら、最後の最後まで氏政の「生」に対する気持ちを起こすことはできなかった3人。切腹の意志が固い氏政の表情をうっすら涙を浮かべながら「…ここまでで…でござるか?」と力なく言葉をかける家康がものすごく切なかった

ああいう表情はほんと内野さんグッとくる芝居するよな~。

そして最後の、景勝様の「北条殿、よき戦相手でござった」ってウルウルしながらのセリフも虚しさがこもっててめちゃめちゃ泣けました


控えの間で説得にかかる主を待つ3人。源次郎、兼続、正信。たぶん説得は無理だろうと重い空気に包まれている中、それとは違うことを考えていた男が一人いたww。


「それがしはともかく、我が主がまた勝手な約束をなさらぬかそれだけが気がかり」


読んでるよ、セコム兼続、読んでるよ!!めっちゃ勘が冴えてるよwww。勝手な約束しようとしてたよ、あなたの御屋形様は。皆が氏政を心配する中、ただ一人、上杉の殿のことを第一に考えていたセコムさん、ブレないな~~。これ、『天地人』の兼続だったらあり得ない言動だよ。

説得に失敗し力なく帰っていく徳川と真田、最後に残ったのは上杉。ここで無言の会話がw。

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勝手な約束、したんじゃないでしょうね!?

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「何も約束しておらん!!」

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ふぅ~~・・・(あんまり信用できないけど)


あの、重いシーンの中で、こういうちょっとライトな場面を挟んでくる三谷脚本。やり取りはすごく面白かったんだけど…その場面でやってほしくなかったかも~というのは正直ありました。上杉主従大好きだから素直に萌えたいんだけど、今そこで見たくなかったというか…あそこはしっかりシンミリさせてほしかったかなぁなんて。たまにそういう場面あるけど、あれって三谷さんの照れなんですかねぇ。

数少ない上杉主従のシーンだったのに素直に喜べないのがなんとも複雑。

最後、江雪斎が無念の表情で立ち去る画がとても切なくて舞台的だったのが印象に残ったけど、がっつり泣けなかったんだよなぁ…


そして、汁かけ飯を食した後、氏政は切腹し・・・北条は滅びてしまいました。出家して高野山に送られた氏直も一度は豊臣家臣になったものの父の死から約一年後に若くして亡くなったそうです


一方、源次郎は北条の蔵の中で見つけた鉛に利休の印があったことを吉継に相談。利休はひっそりと北条とも商売のパイプを持ち儲けようとしていたらしい。この時は上手く逃げられたようですが、利休にはこのあとさらに暗い将来が待ち受けています…。


忍城では三成が自分の思い通りにいかないことに業を煮やしイライラがピークに達していました。さぞかし神経性腸炎が悪化していたことでしょう。このお城が主役となった映画が「のぼうの城」ですね。しかし真田丸はあくまで真田の物語なので、昌幸の卑怯な策が上手くいって無事に落ちたということで片が付きました。

卑怯な策は好きではないと言う三成でしたが、時にはそれも必要であることも学んだ様子。昌幸に色々教えてほしいと頼むシーンがとても印象的でした。


北条攻めが終わり、宇都宮仕置きによって伊達政宗が全所領を差し出す形で豊臣に屈しました。そこに目を付けたのが昌幸。きっと伊達も豊臣に心から従っていないはずと読み、政宗を担ぎ上げて大阪城を攻め落とすという大胆なことを画策。源三郎はその言葉が本気であることを感じたようですが、彼が心配しているのはそうすることでまた乱世に逆戻りしてしまうことだった。あぁ、源三郎兄ちゃん、良い君主になりそうだなって思ったな~。あの父ちゃんだからこそそういう考えになるのかも。

ところが、歓迎の席でやたら秀吉をヨイショしまくりながらズンダ餅を作る政宗の姿を見て昌幸パパ完全に幻滅。家康も「もっと気骨のある奴だと思っておったが」と言われるくらい情けないものに写っていました。こうしてあっさりと昌幸の野望は空振りに終わったわけですが、政宗との餅つきですっかり機嫌よくした秀吉は真田の所領安堵を約束した上に徳川の与力も抜けていいと言ってきた。これを、家康の隣で昌幸に告げるところが秀吉の憎たらしいところww。かたや家康は自分の所領を取られた上に当時はまだ田舎だった江戸に追いやられるわけですから良い気分になるわけがない勝ち誇る昌幸パパの表情がまた小憎らしいwww


宴が終わった後、政宗は源次郎と二人で話をします。このとき右側に座ろうとした源次郎に

「あ、こっちにしてくれる?これ・・・」

と、自分の目のことをサラっとアピールする政宗、なんか可愛い

秀吉に気に入られていることを喜ぶ正宗ですが、そんな時にふと「わしの人生綱渡りじゃ…」と呟きます。この言葉の中に政宗の忸怩たる思いが込められているような気がしました。北条が待っていたと源次郎に告げられると「知らん!」と突っぱねる一方で「生き残るためじゃ…」と本音を漏らす。氏政と同じく、大軍勢で戦に勝利する夢を持っていると語る政宗はどこか寂しげ。


もう20年早く生まれていれば…もう少し京の近くに生まれていれば…大広間の首座に座っているのは秀吉ではなく、儂であった!!


本音を源次郎の前で吐露した後、政宗は立ち去ります。長谷川君の政宗、前回はセリフが一言もなかったのですが、今回改めて見て、めちゃくちゃ魅力的だなぁと思いました。たぶんこれまで見てきた長谷川君が演じたキャラの中で一番好きかも大坂の陣までにもまた登場してほしいなぁ~。


来週は様々な「別離」がありそうです…。

泣けるシーンはしっかり泣かせてほしいんだけど、三谷さんはそういうの好まないかもなぁ

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えりこ

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