レポート&インプレッション

イベント報告、好きな役者さんやドラマの個人的感想を語るブログです



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感想【真田丸】

「真田丸」関連史跡の思い出

皆様、あけましておめでとうございます!
旧年中は大変お世話になりました。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。


新年最初の投稿は、もう少し「真田丸」。
2016年は何だかんだで大河ドラマ『真田丸』に盛り上がりました。ロスとまではいかないまでも、総集編まで終った時は、私の中で何か区切りがついて少し寂しくなったものです。


2017年お正月2日、ずっと行ってみたかった場所に訪れることができました。ちょうど主人の実家静岡へ帰省していた最中で自由時間がありましたので、思い切ってお隣の山梨県北杜市方面へ足を延ばしてきました。行きたかった場所、それは…

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龍岸寺です。

栗原英雄さんが「真田丸」で演じられた真田信尹のお墓があるお寺になります。
四国からだとなかなか難しいので良い機会ということで行ってきました。注意していないと見落としてしまうような小さく細い道を入った先にある静かで情緒ある素敵なお寺でした。
階段を上ってすぐのところに信尹公のお墓はあります。

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一番右にあるのが真田信尹公のお墓になります。墓碑はもう薄くて読み取ることができません。供養塔の横には演じられた栗原英雄さん名義の塔婆もありました。綺麗なお花は供えてあったので、我々はお線香をあげさせていただきました。

お参りした日の夜、SNSを見てみたら…なんと栗原さんもこの日に信尹公のお墓参りに行っていたことが判明してビックリ仰天。すごいニアミスだなと驚愕いたしましたw。せっかくの静かな対面の時のお邪魔にならなくて本当に良かったです

真田丸関連の場所を訪れるのはたぶんこれが最後かと思います。機会があればまた訪れたいですが…如何せん遠いので


以下、2016年に尋ねた「真田丸」関連の場所を写真と共に振り返りたいと思います。


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大河ドラマ『真田丸』 最終回

1年間見続けてきた大河ドラマ『真田丸』がついに最終回を迎えました。私は応募していた最終回PVイベントに運よく当選することができ、大勢の皆さんと上田で観賞することができました(イベントレポはこちら。序盤ではもう見るのやめようかなと思ったこともありましたが(苦笑)、村上新悟さんの直江兼続にロックオンしたこともありw最後まで完走することができました。上田での皆さんの反応の様子なども併せて、最終回の感想を書いていきたいと思います。

OP音楽は最初に流れず有働さんのナレーション説明から始まった今回の「真田丸」。最終回なんだなぁとここで改めて実感。 
冒頭は帰路についた信之が小さな尼寺で一泊を過ごすといった意外にも素朴なシーンでちょっとビックリしましたが、なんとも三谷さんらしい始め方だなとも思いました。こういう素朴な場面を大切にされる方なので。 その泊まる部屋を相部屋にしてほしいとやってきたのがこれまた意外にも本多正信さん。家康に最後の調略を授けてから陣を離れたんですね~。この正信さんが登場した時はPV見ている会場も思わず「おぉっ」という小さな歓声が漏れていました。
「相部屋も知った顔なら楽しうござる」
と、最初は大歓迎ムードだった信之でしたが…深夜睡眠タイムに入るとその想いは一転ww。老人特有のピーピーする寝息と謎の寝言に睡眠を邪魔されてしまう羽目に。信之、やっぱり最終回も落ちありキャラになっちゃうのね~w。ここでは客席からもかなり笑い声が漏れておりましたww。

さらに意外だったのが、続いて登場した大坂城での一幕。大声で酒盛りして盛り上がっていたのは…
だめだ2
真田丸PRの特別映像のみ出演していた、ダメ田十勇士の皆さんじゃないですか!お笑い芸人さんが多数参加していて話題となりました(真田十勇士をパロッテます)。これフルバージョンで見るとけっこう泣けるんですよね。DVD特典映像にあるのでぜひチェックしていただきたい。
そんな彼らがついに本編…しかも最終回に登場してくれるなんて何だか感無量。皆、死を覚悟しての宴でやたらテンション高く盛り上がっていましたが、そんなところに幸村がやってきます。これ、ダメ田のストーリーの伏線になるような場面だったなぁ。負けを覚悟している彼らの気持ちを察した幸村は静かに告げます。

「私は命が惜しい。だから明日も決して死なん。必ずここへ戻ってくる。命を惜しめ。そして、必ず勝て!」


もう本当に…堺さんの幸村の言葉には説得力がものすごく濃く詰まってる…。あの言葉を聴けば、十勇士たちだけじゃなくてこっちも生きるために戦おう!って思えるよ…!!「大したお方じゃ」と最後に一言セリフをもらった松ちゃん。大河ドラマ大好きで堺さんのモノマネもたくさんしてる松村さん、さぞかし感激しただろうね

幸村は佐助を伴いある場所へ向かう。それはあの台所…。静かに与左衛門の後ろに立つ幸村には静かな殺気があふれています。「もっと早く気付くべきだった」って言うんだけど、これにはホント心の中で「そうだよぉ!!」とツッコミ入れずにはいられなかった。めちゃめちゃ大事な作戦話をあんな場所で堂々と今までやってたわけだからねぇ…(苦笑)。ふつうもっと人気のないところでやるでしょうが~~。でもこうしないとドラマ動かなかったわけだから仕方ないけど。
与左衛門は徳川の冠者というわけではなく、単に家族を秀吉に翻弄されて失った恨みを晴らしたい一心だったことが判明。秀吉の女好きな性格が巡り巡って豊臣を滅ぼす原因の一端になっていたとはなんとも皮肉な話(苦笑)。これに関してはほんと秀吉弁護できんわしかし、生かしておくわけにもいかない。幸村が刀を抜いた瞬間、その隙を縫って自らの腹に刃を突き立て与左衛門は倒れました。
今から思うと、なんでこの時与左衛門の死を二人とも確認しなかったんだろうね~~~…

その後秀頼の前で作戦会議を行い、生き残っている諸将たちはみな打倒家康に燃えて気持ちを高ぶらせていく。
戦場へ向かう前、幸村は茶々の元へ立ち寄りました。彼女は何だか魂が抜けたようで目の前にはすでに「死」の影が見えているような惚けっぷり…。そんな彼女に「誇り高く生きてほしい」と懇願する幸村。それでも生きる気力を失っている茶々に死への恐怖を植え付けようとあえて残忍なたとえ話を披露していきます。あの話聞いたら、そりゃ死に対する考え方変わるよ。動揺し、過呼吸めいた症状を起こしてしまう茶々を幸村は守るように抱きしめる。

「茶々様は長い間悪い夢を見てこられたのです。それも間もなく終わります。私が連れ戻して差し上げます」

まるで兄が妹をなだめるかのような優しい言葉に思わずじーーんときてしまった。幸村と茶々は出会った時からここまで関係が長い。出会った当初、幸村は茶々から「同じ日に死ぬ」と不吉な予言をされていましたが…その運命をなんとか否定しようとここまで来たのかもしれません。
少し落ち着いてきた茶々に幸村は頼みごとをします。家康の首を取ればこの戦は終わる。そのあとは豊臣と徳川がともに話し合っていくことになるだろう。次に戦になれば豊臣は必ず負けると…。その言葉を聞いて茶々はその時にもう幸村がいないということを前提で彼が話しているのだと察して激しく動揺してしまう。そう、幸村は死なないと口では鼓舞していながらも、心の中では常に「死」を覚悟しているんですよね…
しかし、幸村は自分がいなくなるかもしれないのちの世の中を冷静に見ていた。徳川に有利な条件を突き付けて四国掌握の許可をもらうようにと…。万が一自分が家康を打ち損じ倒れたときは千姫を和睦の使者として使わすようにとも言伝る幸村。あの緊迫した状況の中、あくまでも冷静に豊臣家のことを思い考えていた姿勢には本当に頭が上がりません。堺さんが演じるとさらに説得力が増すので見ていてすごく切なかったです
幸村の覚悟に泣きながらも頷き納得する茶々。これが二人にとっての今生の別れとなってしまいました…

 赤備の支度をしに部屋に戻る幸村。鎧を作兵衛につけてもらっている中、ふと呟きます。

「私は、私という人間がこの世にいた証を何か残せたのか?」

それに対し内記は
「人の価値というものは 己が決めることではございません。時でござる。戦国に義を貫き徳川と渡り合った日の本一の兵として語り継がれるに相違ございません」
と答えます。あぁ、これは、三谷さんからの真田信繁(幸村)に対するありったけのメッセージだなって思いました 。内記のセリフに信繁への想いを乗せたものとしか思えなっかったよ…。

「大事なのは、いかに生きたか、でございますゆえ」

 内記の言葉を胸に、六文銭を握りしめ…兜を取る幸村。背後には早蝉の鳴き声が響いている。それは彼の終焉を予感させるような声にも聞こえてしまう…。「行ってまいる!!」と意気揚々と作兵衛と立ち去るその背中をじっと見つめる内記の表情がとても印象的でした…。これが二人の今生の別れとなることに

 それぞれの場所に布陣して緊張感を高める幸村たちですが、そんな中でも祈りは事欠かない安定の明石隊。まだ戦ってる姿、1回くらいしか見てないんだけど…最終回くらいは…ねぇw。
一方、徳川の陣では秀忠がなぜ仕掛けないとまた血気にはやりだしている。徳川方には豊臣恩顧の大名もいるのでうかつに先走れないとは家康の談。そんな時、ある調略の知恵を出したのが正純でした。 幸村が家康方に寝返ろうとしているという噂を立てればよいのではないかと、さらに豊臣に有利な条件揃えれば秀頼もやすやすとは出てこれない。いや~なんか、ここにきて父ちゃんの正信の血を感じさせるねぇ、正純さん
真田の陣では勝永や治長が秀頼の到着が遅いことに不安を抱いている。とりあえず、秀頼がいるという印として千成瓢箪を持ってきたとドヤ顔で話す治長。
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これがあれば秀頼本人がいなくても士気が上がるだろうということですが…、まさかこれが後々とんでもないことになろうとは夢にも思っていない。 

そしてついに、大坂夏の陣が始まります。きっかけは毛利勢が挑発に乗ったことだったので急ぎ陣に戻る勝永。「家康に陣で待っている!!」という言葉を残して…!!しかし二人がそこで出会うことはありませんでした…ということで、これが今生の別れということに 
秀頼は戦支度も整い戦場へ行こうとするも、またしても大蔵卿の言葉に遮られてしまう。幸村が家康に寝返ろうとしているという言葉は信用しなかったものの、幸村の兄は徳川方にいるという言葉に思わず怯んでしまう。罠かもしれないと必死に城に秀頼を留まらせようとする大蔵卿…。あまりの形相に秀頼も出ていくことができず、まずはその噂の審議を調べさせることになりました。前回幸村と和解めいた雰囲気になったんですけどねぇ…。やっぱり秀頼を外に出すということに関しては並々ならない抵抗感があったんでしょう、大蔵卿

破竹の勢いで本多忠朝隊を打ち破った毛利勝永隊!!さすが強い !!しかし、その勢いの先に構えていたのは真田信吉の陣…。信政は戦に出たくて仕方がない様子で今すぐにでも毛利隊と戦おうとしますが、茂誠や三十郎、そして信吉は毛利の後ろに幸村の隊があることを知っているためすぐに動くことができない。真田同士でぶつかることだけは何とかして避けたい…。私たちもそれは見たくない
決断を任された信吉は、攻めろとの命が下っていないということで今出ることを留まるようにと告げる。 しかしそれに素直に従う信政ではありません。茂誠が止める声も聞かずに刀を抜いて戦場へと駆け出して行ってしまいました…。急いでそれに従う三十郎…。結局毛利とぶつかることになった信吉隊でしたが、勝永の勢いの前に呆気なく敗れてしまったとのこと(有働さんのナレでしか語れませんでしたが 苦笑)

勝永の勢いを知った幸村は今が好機と戦場へ出る決断をする。しかし、未だに秀頼はやってこない…。そこで大助に秀頼の出陣を促してくるようにと伝えます。大助としては父と共に戦場へ出たい。そんな息子に対し「おまえは若輩の上に足に傷があるから足手まといだ」とあえて厳しい言葉を投げつける父・幸村…。
しかし、力強く、そして優しく息子の頬を包む幸村…。大助にだからこそ頼める大切な使命。たぶんそこには息子の命を惜しんだ気持ちも多分にあったのかもしれない。父の気持ちを汲んだ大助は佐助と共に足を引きずりながら大坂城へ戻りました。そしてそれが、親子の今生の別れとなってしまうことに…

その大坂城ではあの与左衛門が生きていて秀頼の前で「幸村に刺された」と訴えている!!だからちゃんと確認した方がいいってあの時思ってたんだよぉぉ~~!!!この事実を突き付けられた秀頼は動揺しまくり出陣どころではなくなってしまう。
幸村はその疑いを晴らすために出陣していくというのに…なんという皮肉

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『真田丸』第49回 前夜

源次郎から届いた手紙を読んで、直感的に弟が死ぬ気であることを感じた兄・源三郎。心が通じ合った兄弟だからこそ察するものがあるのかもしれません。しかし、弟の元へ向かうにはまず突破しなければならない壁がある…怖い妻・稲さんです。手紙を渡されても「どこにも死ぬなんて書いてないじゃない!」と鬼の形相で信之が幸村の元へ行こうとするのを止めようとする。でも、稲さんだって真田の家を守るために必死の想いがあるから仕方ないんだよね。
そんな二人のやり取りの間に入って信之の味方であり続けようとする元妻・おこう。一番の理解者はやっぱり自分だっていうそういう想いはあるよね。信之も正反対な女性に囲まれて大変だ。だけど、稲の本当の想いは、夫に無事帰ってきてほしいというものだったっていうのがすごく良かったです。家を守るために鬼になるっていうだけじゃなくて、ちゃんと信之のことを想ってるって…そこの芯が見えたのはなんだかちょっと安心しました。
それくらい、信之が幸村の元へはせ参じるというのは危険極まりない行為だということです。松はまた親族で笑って会える日が来ると信じ、おこうは大願成就のお守り・六文銭を託す。頑張れ、源三郎!

恐妻持ちという意味では秀忠も同じだったな、そういえばw。いよいよ夏の陣が始まろうという時、気の強い江がやって来て「今度こそ豊臣を根絶やしに」みたいに言ってくる。稲さんより怖いかもww。さらに江が懸念しているのが秀頼の元に嫁がせた千の安否です。こんな母の娘だったら、そりゃ豊臣の家に固執しないっていう千姫っていうのもちょっと納得できるかもなぁ。
新妻聖子さん、これにて出番終了だそうです。少ない登場でしたがインパクトはかなりありましたw。お疲れ様でした~

大坂城では幸村を中心に軍議が開かれている。幸村としては大阪に固執せず京にいる家康を狙えば勝機が見えると踏んでいる。そのためには秀頼が大坂城を出て伏見城に入って指揮を執ることが肝要になるという話が出て…ここでまたまた大蔵卿の大反対に遭ってしまいます。外に出たら何があるか分からないからあくまでも鉄壁の城である大坂城で指揮を執るべきと譲りません。最初こそ伏見に入ってもいいと言っていた秀頼でしたが、大蔵卿にここまで強く言われると自分の意見が言えなくなっちゃう。うーーん、これが秀頼の若さかなぁ。
行き詰ったところで、今度は又兵衛たちが自分たちの考えた独自案を提案してきます。大群の徳川は南から攻めてくると分析した彼らは天王寺を固めて敵を城に近づけない先方を考えた様子。幸村案にも「よぉぉし!!」と気合入れてた治房ですがw、又兵衛たち案にもえらい気合で「よぉぉし!!」と同意w。君はどっちみち戦いに出られればいいのね。これなら秀頼は大坂城を出なくてすむということで大蔵卿も大満足。
しかし、手薄の東から攻められたらどうするんだと心配しているのが盛親と全登。彼ら、武闘派ではないんだけどなかなか鋭いところ突いてきます。慎重なことも大切。そこで助け舟を出したのはやっぱり幸村でした。東側にある平野川の堰を切れば沼地になって城には近づけないと。幸村の頭脳はやっぱり頼りになる。ということで、又兵衛たちの考案した策が採用されることになりました。

しかしながら、幸村の脳裏にはどこか不安が付きまとっている様子。京へ攻め込む策のほうが成功率が高いって本当は思っているんだろうけど、士気が上がっているところだし今ここで意見を割るのは得策じゃない。だけど最初の幸村案を通していたらどうなったんだろうね…。
陣割りが始まるとき、幸村の後ろでガンガンに気合の入った二人の会話が聞こえてきました。

「腕が鳴るのう!!」(團右衛門さん)
「抜け駆けは無しだぞ!!」(盛親さん)
「では正式に一番札を・・・」(團右衛門さん)
「名札も無しじゃぁ!!」(盛親さん)

このやりとり、かなり笑えました。名札にツッコミ入れるモリチー、可愛いww。
そんなやりとりの最中、幸村の元に大蔵卿がなぜか訪ねてくる。もしかしたら阿茶との交渉で堀を埋めることを了承してしまったことが心のどこかで罪悪感として残っていたのかもしれません。なにかと幸村たちに歯向かって立ちはだかる存在の大蔵卿だけど「全ては豊臣家のため。秀頼公と茶々様をお守りするのが私の役目」というところだけはブレていない。幸村もそのことだけは分かっていたようで、見ていてちょっとホッとするシーンでもありました。同じ方向向いていても分かりあえないことって多々あるしね…切ないけど。でも想いが同じって部分で同調できたことは良かったと思います。
だけど去り際に「牢人は大っ嫌いじゃ!!」とぶちまけていた素直な大蔵卿ww。そこもブレてませんねw。

二条城ではなにやら家康が総攻撃前に複雑な心境の模様。もう一度秀頼に「牢人を追放すれば兵を引いてもいい」と…まるで温情かけようとしてるみたい。家康は豊臣といた時間長かったからね…どこかで迷いがあるっていうのももしかしたら人としての素直な感情かもしれない。
そんな父親にピシャッと「秀頼がいる限り牢人は減るどころか増える一方、ここはもう秀頼を亡き者にするしかない」と今までにないほどしっかりした自己主張してくる息子・秀忠。

「豊臣の血は、この戦で断ち切るのです!!!!父上は甘すぎる!!!」

キレてその場を離れてしまう秀忠だけど、以前までのウジウジした態度が一変したのは成長の証でもあるわけで。苦笑いしつつも父・家康もちょっと嬉しそうだったのが印象的でした。本多正信をつけていた効果が出てきたって見方もあるかな。
それでもとりあえずその旨の手紙は秀頼の元に送った様子。しかし、ここまで関係がこじれたらそう簡単に秀頼としても受け入れるはずもなし。それに裏切る可能性大だからね、あの爺さん

というわけで、家康さんからのお手紙を秀頼君は綺麗に破り、完全に徳川との縁を断ち切る決断をしました。致仕方なし。

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『真田丸』第48回 引金

牢人衆たちの叱咤激励もあって再び戦う意欲を取り戻した幸村は、手始めに又兵衛たちに徳川の陣を夜討ちするよう命じたようです。
戦いたくてウズウズしてた又兵衛さんはまさに水を経た魚。鉄砲ぶっ放してる勝永さんも目がギラギラ。盛親さんも芝居からの鬼攻撃が素敵!やっとヘタレっぽくないモリチーさん見られたw。最初の頃は戦場でオドオドしてしまった重成もすっかり攻撃型戦士になり、敵のトドメを盛親さんに横取りされた時はちょっと憮然としてしまうくらい逞しくなりました。でもこのメンバーの中に、バテレンさんこと全登はいないのねいつになったら彼の戦う姿を見ることができるのでしょうか(もうすぐ真田丸終わっちゃうよw)

その次に幸村が目をつけたのが有楽斎です。彼は徳川と通じてますからね。そこでわざと翌日の夜間に家康の首を獲りに行くという情報を植え付けます。その知らせはすぐに家康の元に届き翌日ではなくその日のうちに陣を離れることにします。幸村はそんな家康の行動を読んでいました
必ずその日のうちに家康が動くと確信している幸村は佐助に家康暗殺を命じます。幸村ってこういうところ本当に冷徹でゾクッとするほどの怖さを感じるんだよね。家康の暗殺という大役を担った佐助は死をも覚悟したのか、旅立つ前に想い人のきりの元へ向かう。

「一つだけお願いがあります。もし、無事に帰ってきたら、夫婦になってもらえませんか」

考える間もなく、きり・・・

「ごめんなさい」←超即答wwww

佐助、間髪入れずに「はっ」と言いながらフェードアウト

えぇ、このシーン、放送直後から佐助が超高速で振られたとネットでも大変話題になりました。普通なら、あの雰囲気はシリアスモードになってしかるべきなのですが、そうしないのが三谷さんなんだよねぇ。面白かったけど、個人的にはやっぱりあまり好きなシーンではないです。ひねくれてますが。まぁ、きりと佐助の関係も九度山の時にちょこちょこ出てきたくらいであまり重要視された雰囲気ではなかったので、下手にシリアスになるよりかは良かったのかもとも思います。

駿府へ帰るという家康に息子の秀忠は「陣所が攻められたのは和睦が破られたのも同じ!」と言って鼻息が荒い。そんな息子を厳しく制する内野@家康。目先のことしか見えていない秀忠に対し、その先の展開を読んだうえでじっくり確実に豊臣を滅ぼすことを考える家康。まさに、「鳴かぬなら鳴くまで待とうホトトギス」の人だなぁと思います。こんな父親を持った秀忠は気持ち的には窮屈でもどかしくて辛いだろうねぇ。父ちゃん年取っても現役で偉大だし、奥さん気が強いし、なんか秀忠の気持ち考えたら切なくなっちゃったよ
そう思わせるほど、内野さんの家康の迫力はすごいものがあります!老人になっても衰えない知略といい、威厳といい、他を圧倒しますよね。この人が壁になってるんだから豊臣は大変だって思える。改めて内野さんの演技力に感服してしまいました

大坂城では牢人が大っ嫌いな大蔵卿が「一日も早く出て行ってもらう!」と鼻息荒く主張w。家康の読み通りのこと言ってるよ、このオバハンは。有楽斎も「牢人抱えてるとまた戦の火種になるかもよ」と幸村をけん制。この人の場合は徳川と通じてるからこう主張するのは当然っちゃ当然。
でも、秀頼は「牢人には感謝してるし一人でも多くを家臣にしてやりたい」と殊勝なことをおっしゃって下さる。まだ若いのに既に理想の上司だよ、君は!この秀頼の考えが幸村を支えていることになります。側近がいくらうるさくてもトップの言葉の影響力は絶大ですから、そのトップが幸村に寄り添っているのはとても心強いものがありますね。

そんな事態を逐一家康に文で報告してたっぽい律儀な有楽斎。この日も「幸村が秀頼たぶらかして牢人手放さないって言ってるんだけどどうするよ?」的な手紙を多分したためていたような気がする、たぶんwww。で、いつものように障子の外に控える人物に届けるよう申し付けるわけですが・・・この日それを受け取ったのは・・・真田幸村本人でした!!もうとっくに有楽斎が徳川と通じてることをキャッチしてた幸村は、これ以上有楽斎を泳がせておくわけにはいかないとついに行動したわけですね。
たらたら御託並べて自己弁護する有楽斎でしたが、「言いたいことはそれだけですか?」と問答無用で短刀を取り出す幸村・・・この時の彼の顔はまさに暗殺者!!こういう表情の変化が堺さん上手いなぁってすごく思います。柔和な笑顔からは想像できないような背筋がゾクッとする表情をしてくる。あの目で威嚇されて短刀突きつけられたら、降参しても致し方なし。そういう説得力がものすごくありました。
それにしても有楽斎さん、最後は情けなかったですなぁ。「死ぬ覚悟はできてる!!」ってめっちゃ凄むけど、無表情で本気で斬りに来ようとしてる幸村にビビリまくって「ちと待て…!!」と結局命乞いしちゃう(しかも2回)。結局は信長の弟ってことで虚勢張ってたけど肝の小さい男だったということですかね
有働さんのナレによれば、このあと有楽斎は茶人として平穏な余生を送ったらしい。豊臣家を混乱させた人だけど最後は幸せに暮らしたっていうのがちょっと癪な気もしますがw、まぁよかったです。これも一種の「ナレ死」に当たるんですかね??ともあれ、井上順さん、味のある怪演でした



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『真田丸』第47回 反撃

徳川の放った砲弾一発の影響で侍女の死を目の当たりにしてしまった茶々はショックから誰にも逢おうとしない。人一倍「死」に敏感な人なだけに、その衝撃たるや計り知れないものがあります。

そして、この砲撃事件で大きなショックを受けた人がもう一人・・・茶々の部屋を教えてしまった片桐且元です。もう本当に、なんであの時家康を信じて教えてしまったのかって思ってしまうんだけど…それもコバさんが演じた且元らしさでもあるのかなと思ったり。自分の一言が豊臣崩壊への足掛かりになってしまったと感じた彼は、その半年後に亡くなったそう。久しぶりに出た有働さんの「ナレ死」対象者は且元だったというのがなんとも切ない。病気とも自殺ともって言ってたけど…どちらもあり得るよなぁ。片桐且元さん、お疲れ様でした。

流れは一気に「和睦」へと向かい、牢人衆の不満も渦巻いている。そんな猛者たちを勝永さんは「兄貴が何とかしてくれる!」と又兵衛さんに丸投げしちゃった感じw。兄貴ってwww。哀川さんが演じてるからそうなったのか。頼まれればやる気を起こす又兵衛兄貴は策があるとも思えない中「任せとけ!!」と引き受けちゃう。やっぱ頼もしいわ
幸村も戦の先頭を走っていただけに「和睦」に持ち込む噂の渦中の人って白い目で見られてしまっている。和睦への不満が強すぎてついにあの、無口武闘派キャラだった治房さんまで「和睦はならん!!」と言葉を発してしまったよこの人、今後これ以外にもセリフ出てくるんだろうか?お兄さんの治長とはこの件を巡って険悪になってきてる様子だけど、喧嘩したら弟が勝ちそうだよなw。そんな治長は最近幸村に「誠に相すまぬ」と謝ってばかり。中間管理職的な悲哀すら感じます(苦笑)。

さっそく和睦交渉についての話し合いが秀頼を交えて行われていますが、一番の問題は牢人たちの処遇。彼らがいたから冬の陣は勝利を得たのであって、豊臣に召し抱えるっていうのは当然の流れに思えるし幸村もそれを望んでいる。ところが、牢人は野蛮な人の集まりって考えから脱却できない大蔵卿は大反対。まぁね、そう思う気持ちも分からなくはないんだけどね…それでもほんとこの人になってばっかだからどうにももどかしいw。秀頼が牢人たちには何とか報いたいって思っているのが救いです。
さらには秀頼や茶々の処遇についても頭が痛いところ。家康はきっと人質を求めてくるだろうと読んでいる有楽斎。さすがに母親一人を人質として江戸に下らせるのは息子としても忍びない。でも、世の中に平穏が戻るなら自分は大坂城を出てもいいと思っている秀頼。西国のどこかで暮らすのも悪くないと。しかし戦い勝利するために大坂城へやってきた幸村としては納得のいくものではありません。秀頼が城を出るのは反対ってところだけは大蔵卿と意見が一致したようですが前途多難。

そんな時、幸村は茶々に呼び出される。幸村だけには自らの本心を明かす茶々。怯えすがりついてくる茶々を幸村は拒絶できません。彼女はまだ幸村に対して恋愛感情が残っているんだろうか?すごく微妙な関係なんですよね、この二人。まぁ、三谷作品の中での恋愛パートは正直全く期待していませんが(苦笑)。
幸村はさらに五人衆の取りまとめもしなければいけないわけで大変。処遇への不満は実はヘタレな盛親さんやお祈りばかりの全登さんですら募りに積もっている様子。この二人はあまりまともに戦ってる姿が映ってないだけに「お前たちが言うな」って思っちゃいますがw、見えないところで貢献していると信じたい。勝永に至っては幸村と茶々との仲を疑い出している様子。茶々に取り入って自分だけ甘い汁吸うんじゃなかろうな!?とまで言われちゃって、ほんと幸村お気の毒
ちなみに「任せておけ!」と言っていたアニキ・又兵衛はこの時点で何もできずじまい。どうにかしてくれ~!

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『真田丸』第46回 砲弾

いよいよ大坂冬の陣も大詰めを迎えてきました。その大きな転換点となったのが今回のストーリーだったと思います。

大軍を擁したにもかかわらず大敗してしまった家康さんはそれはもうご立腹。たぶん、自分が現場にいて指揮してたらあの誘いには乗らなかったかもしれないしね。なおさら腹立たしいんだろうなと思います。内野さんは老け役でも本当にリアル感醸し出していて上手いなぁと感心してしまう。違和感ないですから。
しかし、転んでもただでは起きないのが家康さんの怖いところ。奥の手が届くまでの間は毎晩ひっきりなしに鬨の声を上げさせることを提案。たとえそれがハッタリだと気付かれても絶え間なくやられたらだんだん精神おかしくなるだろうって読みだね。年は取っても頭は冴えてる家康さん、おそるべし

大坂城では幸村も秀頼に勝利の報告に訪れていて、すっかりテンション上がった秀頼は「このまま総攻めで家康の本陣行っちゃおう!」とノリノリw。そんな若い秀頼を静かに諭し、戦はどうあるべきかを説く幸村はカッコいい。幾多の戦を経験してきた幸村の言葉は一つ一つ説得力があり、そして重い。ここは守りに徹し徳川から裏切り者が出るのを待つのが得策という案に秀頼も納得したようです。秀頼はまだ経験の浅い若者だけど、城主としての志は非常に高い。彼が生き残っていたらとますます思ってしまいますね…。
幸村に対しては兄かはたまた父か…どちらにしても肉親に対する想いと似た感情を抱いていると思われる秀頼。すっかり信用しきっています。幸村も秀頼をとても大切な存在だと思っている…だからこその、あの忠告が言えたんでしょう。

「殿さまには、もっとご自身の言葉の重みを知ってもらいたいと思います。最後に断を下すのはあくまでも大坂城の主である殿さまでございます。お上様ではございません」

秀頼はこの言葉を肝に銘じました。まさかこの親身になって伝えた幸村の言葉が後に歪んだ形で返ってくることになろうとは…二人とも想像していなかっただろうな…

その夜からさっそく徳川軍による鬨の声攻撃が始まります。攻めてくる様子はなくすぐにハッタリだと分かりはするものの、やっぱり声だけとはいえやたら大勢のものですから気分のいいものじゃありません。城中も動揺を隠せない人が多い。茶々の侍女たちも例外ではありませんでしたが、そんな時、きりの明るさは救いになりますね。初めてきりグッジョブ!って思えたかもww。
真田丸の兵士たちは幸村の言葉で気力を取り戻したようですが、さらに元気づけたのが塙團右衛門さん。幸村の頼みで何をしようか考えた結果、彼がやったことは鬨の声を上げ続ける徳川軍に向かって犬の遠吠えをすることでしたw。
團右衛門さん、犬の鳴き真似が…無駄にめっちゃ上手いんですがwwww。この人のキャラもほんと救いになりますよね、こんな時

ひとまずは動揺を抑えることに成功した幸村でしたが、茶々の妹の初から言われた「姉は城が焼け落ちるのを待っているように思える」という言葉が引っかかります。戦には無関心のように見える茶々ですが、心の奥には幸村が思うよりももっと深い闇が潜んでいるのかもしれません…。今の彼女が保っていられる最後の生命線はきっと秀頼だけなのではないかなと…そう思うとなんだかとても切ない
「本心を語る人ですか?」
という初の一言は非常に重いですね

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村上新悟さんの直江状朗読を聴いて

『真田丸』の公式ホームページに、直江兼続役の村上新悟さんによる“直江状”朗読の完全版原文現代文の両バージョン公開されました。

でも最初にこのニュースを聞いた時、また村上さんに直江状読ませたのかと正直思ってしまいました。どうもNHKさんは村上さんの低音でよく響く美声を強く推しすぎていることが多いように感じられてw。スタパはまさにそれが顕著に出ていたように思ったんですけど(内容的には村上さんのお人柄もあってすごく面白かったんですが、企画に対してはちょっと…ね 苦笑)、ここにきてなぜまた村上さんが直江状読むことになったんだろうかと疑問があったんですよね 。たしかに村上さんの美声は聴き心地がいいし素敵なんですが、あまりそこばかりフィーチャーしすぎないでほしいなっていう個人的な想いもあったので複雑なものも過りました。声以外の魅力的なところもたくさんある役者さんなので。
で、なぜかと思ったら…この週の「真田丸」では久しぶりに本格的に上杉主従が登場し、家康が二人に「お前ら関ヶ原の時はずいぶん楯突いてくれたよな?」とプレッシャーをかけるというシーンがありまして。これが“直江状”のことを意味しているということでww、集大成の意味も込めて村上さんに完全版を朗読してもらう運びになったそうです。きっかけとしては強引っぽいかな

ただ、実際に公開されたものを見たら、想像以上の力作でちょっとビックリしました。ホームページの企画特集と呼ぶにはあまりにも本格的だったといいますか…なんかすごく感動してしまった
朗読に合わせて村上さんが兼続が直江状を書いた地とされる会津へ赴きプロのカメラマンに撮ってもらったという写真が何枚も登場。兼続の扮装ではなく、『村上新悟』としての写真だったので、会津の兼続ゆかりの地をスーツ姿で歩き、直江状を広げてる写真とかがたくさん出てきてちょっとシュールにも見えるんですけどww、その表情には兼続を宿らせているかのような気迫も感じられて…なんかすごく良いものを見させてもらえたなぁと思いました。

村上さんが実際に訪れたのが福島県の会津。鶴ヶ城・直江兼続屋敷跡・神指城跡とのこと。私たちは『天地人』が放送された年の春に訪れました。

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会津の鶴ヶ城は関東に住んでいるときに好きでよく訪れた場所です。

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兼続屋敷跡は鶴ヶ城のすぐ近くにあります。
※奥にあるのは山鹿素行(江戸時代の兵学者)誕生の碑です。
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村上さんが写真の中でじっくり読んでいたのがこの看板。あぁ、この前に佇んでいたんだなぁと思うとなんだか感慨深いものがありますね

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これが離れたところから見た神指城跡です。『天地人』でもあまり多くは触れられてなかったような気がしますが、ここに築城しようとしていたことが家康に上杉討伐の口実を与えてしまったと云われています。結局城は完成することなく破棄されてそのまま現在に至っているとか。
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村上さんが直江状を読む写真を撮られていたのがたぶんこの神指城跡に佇んでいる高瀬の大木(ケヤキ)の下だと思われます。実際に行くと分かりますが、本当に、ただただ圧巻の凄い大木です。兼続がここに城を作ろうとしたときには既に大きく育っていただろうといわれているところに浪漫を感じました。つまり、この大木は兼続を見ているってことになりますからね。その下で村上さんが直江状を読んだかと思うと、なんか胸が熱くなります

以下、村上さんが朗読した直江状朗読完全版について少し感想を。
 
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『真田丸』第45回 完封

実に見応えのある第45回でした。こんな戦国ドラマを待っていた!!やっぱりロケ映像は迫力あるし見ていてテンション上がるしいいですよね~。久しぶりに戦国時代劇を見てワクワクしました。三谷作品特有の人物対人物の攻防も面白いんだけど、大河である以上はやはりこういう刺激も欲しかった。

冬の陣の発端は明石全登さんがお祈りの最中に襲われた木津川砦の戦い。急襲だったこともありあっさり陣を奪われてしまった全登さんたち。この方、戦ってるよりもお祈りしてるシーンのほうが多いからな(汗)。さらには今福砦も徳川の兵に襲われて大ピンチ。重成と又兵衛が助っ人に向かいますが時すでに遅しで何もできないままそこも奪われてしまいました。又兵衛さん、威勢だけはよかったんだけど…さすがにあの状況は死ななかったのが奇跡って感じだったよな
そんな状況に疑念を抱いた一人の男、毛利勝永。いちいちカッコいいよね、この人。木津川が襲われたのは全登がお祈りして居ないのを見計らったかのような夜、今福が襲われたのは守備を固めようと兵を増やそうとしていた矢先だった…。城の事情を知る者しか分からないような事態が起こっている。ということは、内部に内通者がいると考えざるを得ない。実に鋭い!冴えてます、勝永さん

勝永の話に心当たりを感じた幸村。鎌をかけるために呼び出した相手は…あの、牢人嫌いな織田有楽斎でした。やっぱりこの爺さんが一番疑わしいよな
まずは有楽斎の気持ちを掴むために「他言無用のここだけの話にしてください」と魔法の言葉から切り出しますw。これ言われると、「自分だけに話してる」って優越感みたいな気持ちが芽生えて相手に心開きやすくなるんだよねw。さすが昌幸の息子だわ、幸村。さらに「今回の戦は勝てる気がしなくて不安で仕方ないんです」と表では見せない弱気な部分を演出してさらに相手を油断させます。すっかり幸村の言葉に感化された有楽斎は大きな気持になって「わしは勝てると思ってる」と大きく出てくる。そこですかさず「城の西側にある博労口の砦がまだ完全ではなくて不安で仕方がない」と情報を漏らす幸村。その言葉を意味ありげに復唱し「弱気は禁物ですぞ」と励ます有楽斎。もうこの様子で、こいつ「黒」だなと幸村は確信したでしょうね。
そして、予測したとおり博労口はあっさりと敵の手に落ちることに。有楽斎が内通者であることがこれで明白になりました。しかし、なんで有楽斎は大坂城には不利なことを徳川に漏らしてんでしょうね。見返りが良かったのでしょうか?そもそも始めから豊臣には何の未練もないとか。だとするととても厄介ですぞ

その頃、信之の元に福島正則平野長泰が訪ねてきている。お二人ともお久しぶりの登場!福島さんは徳川についたものの秀頼への忠義心が捨てられずにこっそり物資を大坂城に運んだことが家康にバレてたっぷり絞られた上に戦からも外されてしまったらしい。福島と平野はひと時「お互い長生きしようなぁ」とやたらジジ臭い会話を交わした後w、信之にとんでもない頼みごとをしてきます。兵糧を調達して秀頼方に運び入れる手伝いをしてほしいと。家康の元で生き抜く決意をしていた信之にとってはとても危険すぎて受け入れがたい申し出です。しかし、「豊臣への恩返しがしたい」という並々ならぬ福島たちの気持ちも分からないでもない。またしても信之は岐路に立たされる羽目になってしまうんですねぇ
ダメ元で妻の稲にその話をしてみれば案の定「なりませぬ!」と即答。そりゃそうだわ。しかも稲さんは元は徳川の出だしそう答えるのは当然。真田の家も守らなければならないしそのためには徳川に頼るしかないことも分かってる。しかし、信之は「源次郎のために何かしたい」という気持ちが強い。弟想いのお兄ちゃんだよねぇ…ホントに。だけど徳川方には自分の息子たちもいるわけで稲が大反対する気持ちも当然なのです。
妻の激しい反対に凹む信之ですが、そんな彼に現在の運び出せそうな兵糧の情報をそっと伝えたのが元・妻のおこうさんでした。おこうさん、信之の妻だったときよりも今のほうがよほどデキる嫁っぽいじゃないか。そんな心遣いにホッと気が休まる信之でしたが…果たしてどう出るつもりでしょうか!?


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『真田丸』第44回 築城

今回の「真田丸」は何かが違う、と、放送前からSNSで公式さんが盛り上げていたので、見る前から期待が高まっていましたが…、そうか、そう来たか!と。いよいよクライマックスへ突入するための大きな分岐点と位置づけた第44回。それを際立たせるために演出さん考えましたね~。あれはテンション上がるわ
オープニングはなく、いきなりストーリーから始まる手法。こういうのって、最終回ではよく見てたんだけどここで持ってくるとは思い切ったなと。44回は真田丸が出てくるって聞いてたので最後に持ってくることにしたんだなと悟りはしましたが、見る者に強くそれを印象付ける意味ではとても効果的だったと思います。

せっかく五人衆が一つにまとまって勝つために「討って出る」ことに決まったのに、茶々のツルの一声で秀頼の気持ちが揺らいでしまい結局「籠城」策が確定してしまったため又兵衛や勝永たちの落胆は大きい。彼らがショックなのは秀頼が自分たちをまだ信じ切ってくれていないことなんだよね。秀頼には本当に早く腹をくくってほしいわ~と思ってしまった。
豊臣方が「籠城」策を取ることは間もなく家康の耳にも入ることに。その知らせを聞いて一言「勝ったな」と勝利を確信する家康ですが、この時の演じてる内野さんの微妙な表情がすごく印象的でした。大っぴらにほくそ笑むわけでもなく、ただ静かに事実を飲み込んだって感じ。コミカルなところも見せつつこういった重厚さも見せるところはほんと巧いなと思います

難攻不落とうたわれる大坂城の唯一の弱点が南側にあると見抜いた幸村はそこに出城を立てることを計画。策を練る幸村の表情は生き生きとしてまるで水を得た魚のようです。これまでも様々なアイディアを出してきた幸村だけど、自分が中心となって本格的に動くのはたぶんこれが初めて。演じてる堺さんの目も爛々としてたし、あぁ、源次郎はようやく自分の本当の居場所見つけたのかなって思いました。
そんな時、作兵衛が幸村のもとに到着。すえが祝言を挙げたことや、源三郎は江戸に残り彼の息子たちが徳川方として出兵したことを伝えます。兄の息子と敵対しなければならなくなった現実に複雑な思いを抱きつつも、幸村は「それも仕方のないこと」と腹をくくり前を向いていた。信之が弟が豊臣方についたと聞いてひどく動揺していたのとは対照的に見えました。「源次郎には心置きなく戦ってほしい」という兄心を幸村が知ったら果たしてどう思うんだろうかとふと考えてしまった…

治長に出城の件を相談すると、すでに又兵衛も同じ場所に陣を張ろうと考えていたことが判明。何とか出城作戦を貫きたい幸村は又兵衛を説得することにしました。 以前とは打って変わって幸村に心を開いて友好的な又兵衛さん、よかったわ~。緻密な計算のもと計画された出城の話を幸村から聞いて、あまりの抜け目のなさに笑うしかない又兵衛。こういう説明セリフ、堺さん本当に魅力的なんですよね~~。なんかこう、聴き入っちゃう説得力がハンパなく強い
又兵衛の説得ができたところで五人衆の他の仲間にも出城作戦について丁寧かつ正確に伝える幸村。 あの説明聞いたら本当に負ける気がしないと思えるからすごい。

ところが、幸村の案を真っ向から否定してかかったのは・・・上層部にいる有楽斎と大蔵卿でした。前回治長が幸村たちに調略されたような形で反旗を翻すようなことになりましたから、めっきり覚えが悪くなってる(苦笑)。秀頼本人が幸村案を気に入っても、有楽斎と大蔵卿はいまだに牢人たちを信用していない。特に出城を守る幸村に対しての嫌悪感はすさまじく「裏切られたら大変だ!」とせっかくの図面をぐしゃぐしゃに丸めてしまう大蔵卿
そんな母の暴挙を見て口あんぐりで驚愕するしかない息子・治長今井さんのあの表情は面白かったw。

で、新しく布陣を上層部だけで作り直したようですが…五人衆の名前がどこにも見当たらない。豊臣譜代の者だけで固められた感じになっていて、幸村肝入りの南側の出城もその図面からは消されていました…。あれじゃあ、勝てる気がしないわ
全く自分たちが信用されていないということに腹を据えかねた勝永たちが城を出て徳川の方に行くと言い出すのも自然な流れ。気持ちすごく分かるし。バテレンさん(全登さんは又兵衛からこう呼ばれるようになってましたw)だけはキリシタンを禁じた徳川に行けない事情があって残らざるを得ない状況。もうみんなバラバラ…。せっかく一つにまとまった五人衆だったのに
それでも幸村は豊臣につく意思は変わらない。そのためには何としても又兵衛たちの力が必要です。彼らを引き留めるために幸村はついに茶々のもとへ直談判に行くことに。頼りになるぜ、源次郎

ところが・・・


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『真田丸』第43回 軍議

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徳川軍として参陣した信之の息子2人ですが、その振る舞い方は対照的。弟の信政は来るべき時に備えて剣術稽古に余念がありませんが、兄の信吉は「まだ戦も始まってないのに」と水を飲んで休憩するばかり。なんか移動しただけで疲れちゃったみたいなお兄ちゃん、家督を継いだものの気が進まない感じですね。お母さんのおこうさんがあんなに泣いて喜んでたんだから少しはその期待に応えてほしい気もするけど…。信政も口には出さないまでもそんな兄が家督を継いだことにやはり不満は持っているような感じでした。今後それが変な火種にならなきゃいいけど…。
それにしても三十郎は凛々しくなりましたね~。信政の稽古をつけている様はデキる武将そのものに見えたぞ。責任感が増していい男になりました。対して茂誠さまも貫禄はあるのですが、やっぱりあの癒し系的なところは変わらずで可愛いです。ただあれではますます信吉はやる気起こさないと思いますけどね(笑)。

その頃、信之は姉の松に息子たちの後を追いかけてほしいと頼み込んでいました。源次郎が豊臣方に参戦したことを知り、なんとしても自分の息子たちと鉢合わせにしたくないという一心…まさに親心。しかし、本当の信之の想いは「源次郎に思い切り戦ってほしい」という兄としての切なる願いでした。息子たちの姿を見たら源次郎の決心が鈍ってしまうかもしれない、だからなるべく前線に出ないようにということを伝えてほしいと…。徳川方についてもう長い年月が経ちましたが、立場は分かれても源三郎にとって源次郎は大切な弟であることには変わりないんだってことが分かって…この場面はちょっと胸が熱くなりましたどこにいても真田は一つ、おとりさんの言葉が生きてるんですね。
それにしても、松さんはちゃんとそれを伝える役目を果たせるんでしょうか?なんか心配だよなぁ…。っていうか、きりと同じく私、あの、松の現代風喋りにも未だに違和感ありまくりなんで全然感情移入できないんですよ(苦笑)。ホント、今回の女性キャラは…はぁぁ…

その頃家康は片桐且元と面会。いやぁ、内野さんの家康、見事な老けっぷりと貫禄ですね!!阿茶さんさえいなければホント、内野家康の迫力は盤石ですよw。体を大きくする役作りは途中で疲れちゃったらしいですが(草刈さん談w)、それでもあの風貌を出せるのはホント凄いと思います。
家康の狙いは且元の調略。調略と言えば信尹叔父上だと思うんですがw…信尹さんは徳川に今居るんですかね?そろそろ戻っていてもいいような気がするんですが…。栗原さんがSNSでいつも顔出してくださってるんで常に存在は感じられてるんですけど(←これもある意味すごいよ 笑)、やっぱり姿をそろそろ見たい。

さも、自分は片桐の味方だからねと親身になって近づく家康。人たらし的なところは秀吉に似てきた?豊臣方の内情を探ろうとさりげなく兵糧のたくわえ事情を聴きだそうとしますが、破門されたような形とはいえ心はまだ豊臣に残している且元はなかなか口を割ろうとしません。家康が巧いのは、そんな且元を予測していたかのようにさも「言いたくない気持ちは痛いほどわかるよ」って感じに「さすが忠義の男!」逆に褒めてしまうところ。言わないと痛い目に遭うぞみたいな押しの一手ではなく、言いたくなかったら言わなくていいしそこが良い…と引くんですよね。
この家康の態度を見た且元はついに大坂城の兵糧事情を話してしまうのです。豊臣にはもう自分の居場所はないし、生き抜くためにはもうここで堕ちるしかないって観念したんだろうね。だけど秀頼への忠義心は消えていないわけでその罪悪感たるや想像以上のものがあったと思います
家康の調略にはまったと、たぶん自覚もあったと思う。それでも話してしまった罪悪感。且元さんの表情見てたらこちらの方が胃が痛くなってきちゃうよこのままだとこの人は胃癌かなにかで倒れちゃうだろうなと思うと切ない…。戦国の世とはいえ、家康も非情なことするよね(ひょっとして阿茶の差し金?

同じころ、茶々は武器庫に幸村を呼び出します。武器庫のシーンと言えば…思い出されるのが「初恋」回ですね。秀吉に黙って二人きりで武器庫に入って茶々は源次郎に自らの本音を話し誘惑していました。その姿に源次郎はドギマギしちゃって、危うく道ならぬ恋に入るとこだったなんていうのがあったなw
あの時と同じように茶々は幸村に寄り添い「自分の愛した人たちはこの世に未練を残して死にました」と誘惑してくる。茶々の幸村に対する想いはあの頃と変わっていない様子。しかし彼女の怖いのは「愛した人たち」の中に秀吉が含まれていないことです。さりげなくそれを幸村に伝えたシーンはゾクっとしました。そうじゃないかとは思ってはいたけどこうもハッキリ意思表示されると恐ろしいものがあります
「自分はどうなってもいいから秀頼を死なせないで」と幸村に懇願する茶々。心がなかなか読めない茶々ですが、「秀頼を死なせたくない」という想いだけは真実だと思います。幸村にだけは本心を明かし甘えてくる茶々。かつてはその行動に危うく呑み込まれそうになった幸村でしたが、今はその感情に流されることはないようでホッとしました。春さん怖いしね(苦笑)。




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プロフィール

えりこ

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