今回ついに上杉主従不在と相成りまして、テンション的には普通に戻ったかなと思っていたんですが、三谷脚本が面白すぎて予想外に楽しめてしまいました


徳川の真田攻めを秀吉が許可したことでめちゃめちゃ慌てる源次郎。秀吉に真っ向から「攻めないって言ったじゃないか!」と無謀にも意見しても聞く耳を持たれない。あれ、見ててハラハラしてしまった。源次郎、あれ以上ツッコむとお手打ちになっちゃうんじゃ…みたいな。そこを上手い事コントロールしたのは優秀な側近の三成でしたね。冷たいように見えて、けっこう源次郎の事には気を配ってる気がする。

で、結局、秀吉は家康の真意を確かめるために一度許可を与えて恩を売ったものだと判明。そのあとすぐに「やっぱり攻めるの待っただからね」と新たに徳川に釘刺したっていうんだから、ほんともう、人たらし


この件で一番被害をこうむったのは徳川に使者として派遣されてた片桐さんでしょう。夜寝てたのをたたき起こされて、家康から「真田攻めいいって言ったのに急に止めろってどういう事なんだよ、こら!!」と怒鳴られてしまう。最初は「七本槍の一人に逢えて光栄」なんて言われて喜んでたのに、その気持ちも吹き飛んじゃうよね。しかも、秀吉からこのカラクリを全く聞かされてなかったというんだから気の毒としか言いようがない。

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あれで片桐さん、寿命縮まったんじゃ…。これ確実に胃の病になるよな。コバさんの中間管理職的な苦悩の芝居が絶妙すぎてめっちゃ同情してしまうよ


コバさん@片桐さんが大変な目に遭っている頃、秀吉と源次郎は出雲の阿国の舞を見学。源次郎はその中の一人に姉のお松さんそっくりな女性を見つけてビックリ!

でしたが、私がビックリしたのは阿国役に舞台女優のシルビア・グラブさんが配役されてたことです

まさか大河ドラマでシルビアさんを目にする日がこようとは。一時期髙嶋お兄さんのお嫁さんとして脚光浴びましたが、それもけっこう前の話。舞台好きな人しか知らないかもなぁな存在のシルヴィアさん、カッコよかった。ミュージカルをこなしてるだけあって動きも綺麗だし凛とした立ち姿も素敵でした


真田攻めがなくなったと知ってほっとした昌幸たち。「新しき策があったのでは?」という信幸の言葉に「そんなもんないよ」とシレっと言い放つとこがなんとも、変わってないなぁとw。ホントに攻められたらマヂやばかったよ(苦笑)。

「攻撃が無くなった=真田の値打ちが認められた」と捉えてますます上洛する気が無くなったお父ちゃんを気が気じゃない面持ちで見つめる信幸が切ない。相変わらず振り回されっぱなしだよな~。信幸の判断は正しいって思うけど、戦国の食うか食われるかの世ではいろんな駆け引きもあるわけで…信幸にとっては生きにくい時代だったのかもしれない。

悩みと愚痴を言う相手はおこうさんだけ。話を聞いてアドバイスするのではなく、自分のことでいっぱいいっぱい風の気の病に侵されてる妻の何気ない一言が逆に救いになってるかも。今回は、おこうさん、ナイスアシストって思った。


大坂城ではこともあろうか源次郎が秀吉の命によりしぶしぶ茶々の虫除け係を担当することに。ことあるごとに源次郎に好き好きテレパシーを送ってくるもんだから気が気じゃない

これ以上近寄られないために取った苦肉の策が、きりが「自分のいい人」宣言。本気にしちゃったきりさん、めっちゃ嬉しそうですが…裏を知ったらまた暴れそう。そんなきりに向ける茶々の視線もあな恐ろしやまっしろ


上洛してくるだろうと踏んでいた家康がへそを曲げてなかなかやってこない事に焦りを感じる秀吉は最愛の母・なかさんを人質に出すことを決断。演じてる山田昌さんのネイティブ方言が温かみがあっていいですねにこにこ。肝の座ったお百姓のお母ちゃんな雰囲気も出てる。

周囲は大反対ですが、一番食って掛かってきたのが福島正則と加藤清正。三成は彼らを冷たくあしらうもんだから益々彼らの怒りに火を注いでる。特に清正は

「お前にはなぁ!情ってもんがないんだよ!!!」

と怒りのあまり涙目。熱いぜ、清正!その勢いで熊本城も何とかしてほしいって思っちゃう。

清正たちにはツレナイ三成ですが、実のところはなかのことをとても気にかけていて源次郎に探りまで入れている。素直に自分も気にかけていると言えばいいのに、「あいつらと友達になんかなりたくないから」みたいに我が道を貫いてしまう三成・・・どんだけツンデレ。こうした少しずつのほころびがやがて…ってなると思うと切ない。


秀吉の母親がやってくると知って慌てたのが家康。本物かどうか分かる人物が誰かと言うところで思い当たったのが、同じく人質として無理やり家康の妻にさせられた悲劇の人・旭姫。この人、本当に気の毒な人物なんですけど…演じてたのが、なんと、清水ミチコさんww

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もう、その存在感だけで、申し訳ないんだけど、笑いが・・・・・・wwww。

家康には心を開いていないらしく、話すときは必ず阿茶さんに耳打ちしての間接的会話w。何を言われても能面のような表情を崩さず、「たまには笑ってくれよ」という家康の優しい言葉にも「これでも笑ってるんですけど何か?」と阿茶さんに通訳させてる。その徹底っぷりが見事でした、ミっちゃんw。

だけど、岡崎城で久しぶりに母親と対面するシーンは涙涙・・・感情をあらわに。それだけ心に溜めこんでたんだろうね。外からこっそり見ていた家康は心なしかもらい泣きしてウルウルしているように見えた。


出雲阿国の舞台講座、シルビアさんが演じてると説得力あるね~。「腹から息を吸って、丹田から息を出すつもりでスーーッと吐く」これ、私も実践してみようかなとか思っちゃったw。

その一座にいる「お藤」さんは源次郎の姉・松とうり二つっていうか同一人物でしょう。でも全く記憶にないようで戸惑う源次郎たち。松さんが記憶取り戻してくれないと、高木さんの出番が遠くなるような気がしてしまうから、早く戻って~~。そろそろ会いたい、あの方に。


そんな夜、いつも突然な秀吉が源次郎の元を訪ねてきて家康との間を仲介してほしいと頼んでくる。「そんな親しいわけじゃ」と躊躇する源次郎の事なんか気にもしていないw。ということで、心ならずも源次郎、家康に、再会顔。第一次上田合戦の記憶がまだ新しいわけで、お互いにいや~~な緊張感が流れてるw。

そんな時に、今夜のうちに秀吉が家康に会いたいと言って来ることになっていると切り出す源次郎。当然、そんな突拍子もない話を即座に信じられない家康w。それに業を煮やし、源次郎の後ろに控えて顔を伏せていた人物が突然

「えぇい!!もう、面倒くさい!!わしじゃ!!」

と立ち上がる。それが秀吉さんだったというwww。これには誰でもビビるわな

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家康さんのビビり方が尋常じゃないくらいの「うわぁ!!!!」って腰抜かしそうな感じで超ウケましたw。しかも、そのあとちゃんとおぐし整えてる可愛さよww。


秀吉さんがそこまでして前夜に家康に会いに行ったのは、謁見の時に初めて会うんじゃ緊張して体がガチガチになっちゃうからっていう情けない理由からw。なので、前もって当日の段取りを家康に説明して、家康にもその通りに発言してもらおうと口裏合わせに来たというわけw。この前夜の対面シーンはこれまでの時代劇でもよくあったけど、こういう切り口で来たのは初めて見たwww。さすが三谷さん視点、実に面白い!

対する家康は秀吉の要求に「芝居が苦手で緊張してガチガチになってしまう」と弱気発言w。な~んだ、この二人、意外に共通点あるんじゃん、みたいないひひ。緊張するときの秘策として阿国の言葉を思い出し「丹田から息を吐く」方法を伝授する源次郎w。3人で何やってんだかww。落ち着いてきたところでさらに段取りを説明する秀吉に家康が一言

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「殿下、芝居がどんどん難しくなっております」

これにはもう、爆笑wwwww。これを、内野さんに言わせるか(笑)。


「これからは、わしとおぬしが新しい世を作っていくのじゃ」


ここまで頼まれたら家康も断るすべもなく芝居に乗ることを了解。意気投合したように見えましたが、自分の手を上に置こうと競い合ってるところにまだ打ち解けきれないものを感じましたねw。

そして、謁見当日。秀吉と家康のやりとりは前夜の打ち合わせ通りに進行(笑)。心なしか二人とも緊張の為か言葉に力が入って若干棒読みwww。セリフを必死に思い出しながらやってる感が滲み出ていてまるでコント芝居のようw。これがホントの、いつか兼続が呟いていた「猿芝居じゃ」ってもんかなw。


私はこれまで時代劇での秀吉と家康の謁見シーン苦手だったんですよね。前夜に秀吉が頼み込んだとはいえ急に翌日態度変わるわけですから。でも、こういう演出・・・というか展開だったらすごく楽しく見れたし、こうあってほしいなって思えた。今まで見た中で一番納得できる対面シーンでした。


今回は内野@家康の個人的株がぐっと上がって楽しめた回だったな。

だけどやっぱり、村上@直江さんにも会いたい~~。