天下取りに本気になった家康側と豊臣を死守したい三成側の対立は深まるばかり。前回は激突寸前までいきましたが、上杉の御屋形様の天使のような包容力でなんとか衝突は避けられました。でも、再び衝突するのは時間の問題…景勝さんも「本気になられた」らしいので

騒動の責任を取る形で三成は謹慎中のようですが、実際に前回のような出来事は起こったという資料がないらしいので創作シーンとのこと。謹慎中は久しぶりに奥さんと二人の時間を過ごしているようでしたが、今後に備えての探究心は衰えていない様子の三成。源次郎が様子を伺いに来ても読み物に夢中です。あの三成と夫婦やってるうたさんがすごいと思っちゃう
これを機に源次郎はずっと気になっていたことを三成に尋ねることに。春を嫁にしたときに「あの女は苦労するぞ」と三成が口走った意味です。それ、私もずっと気になってたw。ここまでのところ、きりに嫌味をちょろっと投げかけたくらいで特に問題なかったからねww。すると意外な回答が…。

かつて三成は何の気なしに春に一本の筆をプレゼント。大谷家には世話になってるし、娘になんか土産でも渡してやるか的感覚だったらしいのですが…男性からプレゼントされたことが今まで恐らくなかったと思われる春ちゃんは「三成が自分のことを愛しちゃったみたいだ」と完全なる勘違いを起こすw。
思い込んだら一直線の春は三成の奥さんの前で筆をもらったアピールを最大限にした後「ダンナさんとは別れてください」と超ストレートに直談判。そんなこと言われた過去があったら、そりゃ、源次郎がこの話持ち出した時奥さん席外したくもなるわな
その出来事を聞いて三成は春を呼び出し「お前の勘違いだ」とハッキリ断るわけですが…その直後の春ちゃんの取り乱し方がハンパない

「いやああぁぁぁぁ~~~~!!!!」

と気が狂ったように絶叫シャウト状態wwww。つまりは、春は、激情の女だったと。こんな状態の彼女をほとんどビビらずにただ見つめてた三成もすごいけどねww。源次郎…これ、後々の展開のこと考えると…怖いことになりそうだよ~~。あの勢いだと首絞められかねない(汗)。展開的にもあんまり想像したくないんだけどね(苦笑)。
このシーン見て、なんで春役が松岡茉優ちゃんなのかちょっと納得できた気がしました(笑)。ただの大人しい女の子じゃないってところがね、彼女の芝居の魅力が出るんじゃないかと思うので。

一方、正則や清正など若い武将たちの三成に対する不満は日に日に増している様子。彼らは徳川が豊臣を守ってくれる最有力人物だって信じてるからこそ三成が家康を暗殺しようとしたことが許せないんだよね。清正は朝鮮出兵後の手当ても気にしているようで。そんないつ暴発してもおかしくない若者たちをなんとか納めていたのが前田利家でした。利家はとにかく三成も皆で協力して豊臣を盛り立ててほしい一心。家康に直談判して三成の謹慎も解かれることになったし(これは創作らしい)、この先もこういう人がトップで支えてくれていればもしくは歴史も少しは違うものになっていたかもしれません。
その三成はといえば、謹慎が解けて寧に挨拶に行くのですが相変わらずそっけない。あぁいう態度、ほんと心象悪いんだよねぇ。源次郎もそれが分かってるから三成の態度にはハラハラさせられ通しです。寧は出家の準備を進めるということで、きりもお役御免に。次に彼女がいくのは細川家…ガラシャのいる屋敷だと知って源次郎は気が気ではない。今は不穏な空気が渦巻いているから上田に帰るよう説得する源次郎でしたが

「不穏・・・?だぁい好き!!また一緒に乗り越えていきましょう!!」

と返され絶句w。きりには事の重大さが全く分かっていなかったようです(苦笑)。このシーンを見て私はある人の名言が浮かんでしまいました。

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「崖っぷち、だーーーい好き!!」 by修造

こんな心境ですかね、きりさんww。修造さんと話が合うかもね(笑)。


以下続く。




三成は茶々の元を訪れて桃の木を進呈。細川邸に柿を持って行って激しく拒絶されたから今度は桃にしたんだろうか?な~んか、この、桃っていうのも伏線隠れてるような気がして見てしまう。そして相変わらず贈り物した直後に本題をすぐ持ち出す三成(細川の時よりはマシだったけどw)
「徳川内府を信じてはいけません」
茶々の脇では大蔵局が彼女に政治的なことを耳に入れないよう徹底ガードしているのでそれ以上は何も言えませんでしたが、あの言葉はきっと彼女の胸の中に棘のように刺さったのではないだろうか。

そんな折、豊臣の事を想い老体に鞭打って頑張っていた前田利家さんがついに力尽きてしまいます。願わくばもう少し早く登場していただきたかったけど、まぁこればかりは仕方がない。利家がいなくなったことで三成に不満を持つ正則たちの暴走がついに動き出します。そこにはあの細川さんも混じってて、なにやらガラシャに不敵な笑みを柿事件は彼の中では相当尾を引いているっぽいな(苦笑)
ガラシャはきりに三成屋敷がピンチだということを伝え、そこに源次郎もいることを知る彼女は急いで知らせに入ります。攻めてくるメンバーは、加藤・福島・細川・黒田・藤堂・蜂須賀・浅野の7人。これ早口でバーーっと言えたきりさん、すごいなw。すぐに石田屋敷へ向かおうとする源次郎はきりに感謝。嬉しくなったきりが「私役に立ってる?」と尋ねると…「たまに!!!」と正直な意見を叫んで立ち去る源次郎のシーンは面白かったなw。まぁ、ほんとに、たまに、役に立ってるからね、確かにw。でも私はまだ彼女を好意的に見れないけど

自分を襲撃しに来ることを知って怒り心頭の三成でしたが今は逃げるしか道はない。とりあえずは宇喜多邸に身を潜めることに。
秀吉の時代からの貴重な書物を屋敷と共に焼かれては大変なので源次郎は源三郎を呼び出し必死に整理して蔵に隠します。こういう時、お兄ちゃん頼りになるわ~。さらにもっと頼もしく思えたのが次のシーン。ついに三成屋敷に乗り込んできた正則や清正など血気盛んな武将たちを前に平然と詰将棋をしている源次郎と源三郎兄弟。あくまでも白を切る源次郎に詰め寄る清正たちに対し

「石田治部とのいさかいは身内の揉め事で済ませても、我が真田と一戦交えるならばもはや国同士の戦でござる。それをお覚悟でのことか?」

と堂々と言ってのけます。カッコいいぜ、源三郎お兄ちゃん!!こんな源三郎が見たかった。こういう毅然とした芝居もほんと洋ちゃん、いいよね~。この言葉に怒り心頭のプンプン丸と化した正則は斬りかかろうとしますが清正が止めます。正則、最近ホント、血圧大丈夫か?ってくらい怒り一辺倒キャラになっててちょっと残念なんだよなぁ。あと清正、彼は他の武将たちとは違う感覚であの場にいたような気がします。たぶん彼の中でまだ三成を信じたい心が残ってると思うんで…。
彼らが無事に立ち去った後、一人だけ残った男が…はい、やっと登場、哀川翔さんの後藤又兵衛さんです。「軍師官兵衛」では最後なんだか有耶無耶で終わっちゃいましたが(苦笑)真田丸では活躍してくれそうな気がしてちょっと楽しみです

追手から逃れるため最終的に三成が駆け込み先に決めたのが伏見の石田屋敷でした。このシーン、これまでの戦国ものだとだいたい決まって家康宅に逃げ込んでことが収まるってパターンだったのですが、近年の研究で三成は家康の元に駆け込んでいないことが資料で確認されたんだとか。たしか『軍師官兵衛』の時は家康屋敷に逃げ込んでたので…『真田丸』が初めての新解釈採用ということになるのかもしれません。
心配そうに見送る源次郎に対し「案ずるな、私は命を大事にする男だ。自害などせん」と力強い一言。だけどあんた、先週、無謀な戦起こして自滅しようとしてたけどね。まぁ、こう考えられるようになってよかったけど。

血眼になりながら三成を探しまくる正則たちに手を焼く長束さん。源次郎に納めるようになんて頼むなよ~。案の定、猛者に囲まれた源次郎は結局彼らを鎮めることができず…。それにしても長束さん、あんた、源次郎の後ろで震えてるだけって…情けなさすぎるだろう
多分その後も泣きつかれたであろう源次郎は大坂城に飛び寧に納めてもらいたいと頼み込むものの頑なに拒絶されてしまい、さらにさらに茶々の元にまで足を運び秀頼の助けが必要だと必死の説得。どんだけパシリやらされちゃうんだよ源次郎~~~。この大河の主役なのに~~。こんだけ駆けずり回ったのに、結局誰からも三成の援軍を得ることができず撃沈。特に茶々に「それは秀頼殿のためになりますか?」と問われ一言も返せなかったシーンは辛かったです
八方ふさがりとなり吉継の元へ相談に駆けつける源次郎。もうかなり体力的に厳しい状態になりながらも頭だけは冴えている。二人の想いは「三成を何とか助けたい」で一致してますからね。こんなに想ってくれる人がいるんだから三成は幸せだと思うよ…。吉継が提案したのは、家康に頼みに行けという事でした。

「わしに、何ができる?」と堂々と登場した家康さま、ラスボス感半端ないっすww。なんとか清正たちを鎮めてほしいと頼む源次郎に「そういうのは合議で決めるって決まってるからなぁ~」とのらりくらりの家康。そのあとの「ざまぁ」みたいな表情がもう、ヤバいですぜ、家康さんww。
とは言うものの、なんとか矛を収めなきゃいかんと悩みだしてます。そんな家康に「事を起こした7人まとめて処分するっていう手もあるけど」とこれまた恐ろしい提案してくる正信さん、あんたホントに恐いから!!とりあえず正則や清正は今後使い道があるからということでそれは却下するわけですが、家康的には実は三成のことを少し買っていて「頭はキレるやつだったのに勿体なかった」とこぼしてる。こういう一面が今までとはちょっと違う印象を持ちますね。最初から排除したいと根っから想ってたんじゃないんだなと思うと少しは家康のやり口も肯定的に見れる気がするので。

結局、三成の蟄居と引き換えに七将が引き下がるということで話がまとまります。「こういうのは合議でやんなきゃいけないんだけどね~」なんて語ってた割りには、いつの間にか自分が主導権握って事を収める立場に取って代わった家康、おそるべし!!でも、眼飛ばしで群を抜いてたのは一睨みで正則を黙らせた忠勝さんでしたがw。
三成にこの事実を伝えなければならない源次郎も辛いよね。それに対し、涙を浮かべながら無念の言葉を口にする三成。


「何故だ…!殿下にすべてを捧げ殿下亡きあとは豊臣家のためにすべてをなげうってここまでやってきた。何故私が伏見を追われなければならぬ…!」

さすがにこのシーンは思わず治部さんに同情しちゃったよ。今までの彼の行動はすべて豊臣守るためだって、それは十分わかってる。プライドの高さと人との付き合い方さえ克服していればこんなことにはならなかったかもしれないのにね…。時代の流れもあるけど、半分は三成自身が蒔いた種だから…こればかりはどうにもならない。ずっとそばにいた源次郎がもう少しそのあたり力になれていればなぁと思ってしまった。まぁ、こういうことになるから関ヶ原が起こってしまうんだけど。
蟄居を受け入れることにした三成。その前に清正に会いたいと源次郎に頼みます。対面した時、誰にも聞こえないような声で何かを告げる三成…。それに驚く清正。二人にしかわからない秘密の会話…それが明らかになるのは悲劇を予感させるときか、はたまた明るい兆しが見えた時か。とても気になります。
源次郎に「今生の別れだ」と言い残して颯爽と去っていく三成。でもその言葉には何か含みもありそうで、本当にこれっきりになるのかは疑問でしたね。もしかしたら源次郎はあの時何かを察したのかもしれません。

三成が蟄居になった後、お役御免になった源次郎を家康がスカウトしようとします。物怖じせずに堂々と自分と渡り合う源次郎のことをたぶん家康は高く評価していたのではないでしょうか。そりゃ、欲しい人材だよね。しかし源次郎は首を縦に振らない。諦めきれない家康はさらに「おぬしを買っておるのだ!」と両肩を掴んでの懇願作戦。しかしその手からスーッと離れて明確な拒絶態度をとる源次郎、ほんと度胸あるわ何でここまで拒絶されるのか分からない家康さんw。そんな彼に毅然とした態度でその理由を述べる源次郎。

「石田治部さまは己が身を顧みずに豊臣家のために尽くしてきた。その石田さまを以ても内府様に仕えるには至りませんでした。どうして私などに勤まりましょう!?」

利発だわ~、源次郎!堺さんがこのセリフを言うとさらにその利発さがアップしているというか。家康への皮肉たっぷりに道理の通った拒絶理由を述べる源次郎に拍手。しかし、ここまで侮辱めいた拒絶されてるっていうのに再度源次郎に「家来になれ」と頼み込む家康、その気持ちわかるな。ムカつくけど、それでも、こういう利発で度胸座った人材が自分の元にいたらどんなにいいかって思うの分かる。それでもハッキリと再度断る源次郎。このシーン見た時、今回の大河には出てこないけど、秀吉が兼続欲しさに金品積んで頼み込んだっていうの思い出しました。それと同じように喉から手が出るほど欲しい感覚だったかもしれません、家康さんも。
源次郎、ようやく主役としての輪郭が濃くなってきたかなと思いました。

お役御免になった源次郎は春とひと時の平和を満喫。さらに大坂城では茶々と秀頼の元で三成から贈られてきた桃の木の世話をする。このまま平穏な時間が続けばいいのにと誰もが思うような束の間の癒しシーンでもありました。それにしても、片桐さん、この時点でもまだ豊臣ベッタリ側なのね。いつ…どういう形で…そうなるんだろう。
そして、ついに1600年が訪れます。事の始まりはこの年の5月。家康の元に、兼続ファンお待ちかねのw、あの書状が手に渡ります。

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直江状、キターーーー!!!

上杉に謀反の疑いありと家康から難癖つけられたことが発端になっていると言われていますね。家康から「耳に入って来ぬわ!!」と思いっきり馬鹿にされて以来景勝の中にも兼続の中にも“あんのジジィ、いつか見てろよみたいな鬱積があったと思われますw。前回突然御屋形様が「本気になられた」ということもあり、とても普通じゃ気が収まらない状態のながーーーい、ながーーーい、嫌味満点の書状が登場しました(笑)。
この直江状のシーンに関しては私も含め、村上兼続ファンの間で出てくるのかどうかものすごく気になっていたわけですが、登場してくるだけでなく、村上兼続自らの声で家康を挑発しまくる調子の朗読が流れたので正直ビックリしました。まさかこんなに多く時間裂いてもらえるとは

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以前、トークショーの時に御屋形様のために全力尽くす、みたいなことを村上さんが言っていましたが、まさにそれ!御屋形様が家康にケンカ売るんだったら、こっちはそのためなら全力でフォローしまっせ!!と、その証があのながーーーい書状だと思います。途中でちょっと文言考えながら書いていたりするのも可愛かったというか、慕わしかったというか

完成品を見た御屋形様、想像していた以上のものすごい兼続の皮肉満点のながーーい手紙を前にして思わず吹いちゃってますね(笑)。
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御屋形様が満足げに喜んでいる姿を見て、充足感が広がってる・・・って表情だった兼続。基本能面なんだけど、分かるよ、御屋形様が喜んでる姿を見て「よかった…」と嬉しく思っちゃう気持ちが表情ににじんでるのが!!村上さんがトークの度に言ってた「滲み出る義とか愛みたいなもの」ってこういうちょっとした仕草なんだろうなと思うとなんか見ていて嬉しくなってしまいます

さらに、朗読が、すごかったです!最初は比較的いつもの兼続トーンで低めなんだけど、「われらに逆心はないと申し上げたはず!」あたりから急にギアが変わってきて、どんどん声が紅潮して高くなっていくんです。どなたかもSNSで呟いていましたが、ほんと、まさに、ロックサビの部分に向かってどんどん上げていく、あんな感じ。さらには乗ってきたのか「ハンっ!赤子の理屈で全く話になり申さん!」と鼻で笑うという高等テクニックまで飛び出した(笑)。最後のほうの「悪人と呼ばれるのは必定!!末代までの恥となりますゆえ」の部分は沸点に達したかのような高揚っぷり。いやぁ、もう、村上兼続、ブラボー―なんか、一気に花開いたみたいな、そんな快感を覚えたファンは私だけではないのでは?
公式HPに直江状朗読の村上さん音声が公開されているので、たぶんみんな、ああいう感じなのを想定していたと思うのですが、そこを見事に裏切って感情剥き出し系のイケイケモードで攻めてきてビックリしました。あの兼続が!!って衝撃受けた人も多かったんじゃないかと思います(笑)。家康さんは怒り心頭で書状をビリビリにしてましたが、あれ、実際に村上さんの声を聞いたうえでの芝居だったら内野さんはもっと激しくあの書状を破り捨てたような気がするww。それくらいインパクトの大きい朗読でした。
ちなみに、家康さん、「許せん!上杉景勝…!!」と唸っていましたが、基本的にあれ考えて書いたの、直江兼続くんですからwwwと、ツッコミ入れたくなりました(笑)。っていうか、あの家康批判しかないような手紙よく最後まで読んだね(笑)。

村上新悟さんがこんな形ですごくフィーチャーされて、兼続の役の幅が広がったのを見て、ファンとして個人的にはとても嬉しかったです。
が・・・、反面、このシーンはたぶん、ここまで長い尺を取っていなかったのではないかとも思うんですよね。真田の物語ですから、これまで真田中心に話しを回してたこのドラマ。豊臣のストーリーを濃くしたのも源次郎をそこに深く関わらせていたからだと思ってて・・・だから上杉は真田的には脇役だよねって納得させて見てきました。それが、前回突然兼続が「三成は義のために死ねる男」と言いだしたり、御屋形様が曖昧な形で本気出すことになって三成を抱きしめたり、急に見せ場が出てきた。その延長線上に今回のけっこう長い直江状シーンが入ってきたように思えてしまったので…、村上兼続ファンとしてはものすごく嬉しかったんだけど、反面、人気出てきたみたいだから見せ場シーンを後から作ってねじ込んできたように思ってしまって少し嫌な感じもあったんですよね。なんていうか、制作側の下心が見えてしまったみたいな…。
なので、今回直江状がかなりの尺で厚遇されていたのを見た時、嬉しかったのと同時に…『真田丸』を見てきた流れとしては、唐突感が否めませんでした、正直なところ。ここに繋げたい意思がドラマ的に最初からあったならば、もう少し物語に上杉を絡めたシーンを入れてほしかった気がします。

あーーーー、もう、上杉に関しては、個人的に、ほんっと、複雑な心境です、最近。嬉しいのに素直に喜べない

そんなこんなで怒りに震える家康さんは上杉討伐を決意。一方真田には上杉から援軍要請が届いていました。昌幸パパは久しぶりに戦に参加できるということで逸る気持ちが抑えきれない様子。家康には前々から苦い想いをさせられてきたから、昌幸パパとしてはまさにこの時を待っていた!という気持ちだったと思います。彼の最終目的は信玄公のものだった土地をすべて取り戻す事。これがその最後の機会だからと息子たちに協力を頼む昌幸パパ。
その頼みに源次郎は迷いなく「従います」と答える。複雑なのは徳川を親戚に持ってしまった源三郎です。しかし、父親の想いを汲んでか「父上に従うに決まっておるではありませんか!」と力強く答える。なんか、お兄ちゃんの心中思うと、こう答えるにあたっての葛藤を慮って切なくなってしまいました。頼もしい二人の息子を前に「良い息子を持った」と感無量な昌幸パパ…。この関係がこの先長く続かないことを知っているだけにさらに切ないシーンとなりました。

父のいなくなったところで二人きりで語り合う源次郎と源三郎。相当の覚悟で父に従うと答えた源三郎は弟に「徳川がいなくなった後はまた戦乱の世に戻るのか?」と尋ねる。それに対する源次郎の答えは意外にも「何とかなります」という楽観的なものでした。え…あんな慎重に見えた源次郎が、実は先を見通しきれてないままケセラセラな気持ちで父に従うことに決めたのか。三成が戻ってこなかったとしても、それに代わる人材はたくさんいるし、秀頼も将来立派な武将になること間違いなしと。これまで豊臣を見てきた源次郎はそれなりに人間観察していたようではありますが…でもなんか危うい
では、源次郎はなぜ混乱を望む父に従うと決めたのか。それは、上杉が勝利するためには真田安房守の力がどうしても必要だからだと。上杉が勝利すれば、源次郎の望むような安定した世の中になると。うーん、そうか、源次郎は父の想いとはちょっとズレた考えのところで賛成したんですね。まさに「策士」

同じころ、家康の前であの胃痛持ちの片桐さんが孤軍奮闘頑張ってました。家康的には豊臣を掲げての戦にしたいようですが片桐さんとしては「家康個人と上杉の戦い」という形にこだわっている。
「徳川は老衆筆頭なんだから豊臣の代表として戦うのは当然!」
と大きな顔して突っぱねようとする家康に対し、
「上杉は秀吉からの覚えも良かったし秀頼が頼りにしてる老衆だから豊臣が上杉討つなんてありえない!」
と食い下がる片桐さん。あの片桐さんが…こんなに頑張るとは。自分の孫のように可愛く思ってるからね、秀頼のこと。おじいちゃん、そのために頑張ったよ!ってことでしょう。でもやっぱり言うこと言って立ち去った後、人目につかないところで胃薬のお世話になってましたけどねw。どこかのトークショーで胃薬飲んでるとこ撮ったとコバさんがお話しされたそうですが、たぶんそれがこれだったんじゃないかと

しかし、片桐さんの奮闘虚しく…。戦の重みを考えた上ではどうしても「豊臣」vs「上杉」という図式にこだわりたい家康。さっそく次の手を打ってくる。向かった先は茶々の元。この時点では家康に明確な意思表示をしていない彼女は涼しい顔して「武運を祈ります」と言っています。これまでの戦国ものだとすでに家康への敵対心がバリバリ芽生え始めてるパターンが多いのですが…今回の茶々はいつその心境になるのか気になるところ。
そんな彼女にさっそくお願い事と言いかけたところで、今やセ○ムやアル○ックよりも優秀じゃないのか!?と思うくらい茶々ガードが厳しい大蔵局さんがピシャリとシャットダウン(笑)。しかし家康はこれを見通してて、秀頼の件はここでは持ち出さずに軍資金と兵糧の陣中見舞いのみ請求。それくらいなら…ってことで大蔵さんたちもつい気を許しその準備のために席を外してしまいます。家康はこの時を待っていました。大蔵局がいなくなったのを見計らい
「ついでに豊臣の旗幟もお許しいただければさらに士気は高まりましょう」
と持ちかける。政権内のゴタゴタから徹底的に隔離されてきた茶々は、それがどういう意味を持つのかも深く考えずに「好きにせよ」と簡単に許可しちゃうわけで…いやぁ、ほんっと、家康さんこそ策士だわ~。これ大蔵さんいたら絶対に拒否してたでしょ。あのセキュリティ万全の大蔵さんをいとも簡単に巻くってすごいわww。豊臣の旗さえ手に入れれば私的な戦じゃなくなるからね、ほんと考えたなと思った

大坂では家康がで計らったのを見て反徳川の武将たちが続々集結。「徳川内府を弾劾する時が来たのじゃ!」と高らかに宣言する宇喜多さんの横で何も言わない小早川くんの様子が気になります。しかも彼の後ろには、あの、江雪斎がいるわけで…嫌な予感しかしない。
徳川弾劾に燃える彼らはひそかに蟄居していたはずの三成を大坂に呼び寄せていました。家康憎しの塊となっている三成がついに行動を起こしそう。「万事この治部にお任せあれ」という言葉にはもはや不安しか感じられない

それに巻き込まれる形で、いよいよ来週、真田一家の哀しい時が訪れるようです。切ない…。