ミュージカル『ジャージー・ボーイズ』WHITEチームトークショー
2016.07.06 マチネ公演後
於.シアタークリエ(東京・日比谷)



藤田俊太郎さん(演出・司会)
中川晃教くん・中河内雅貴くん・福井晶一さん・海宝直人くん


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7/5~7/6にかけて、ミュージカル『ジャージー・ボーイズ』観劇遠征に行ってきました。

1960年代に活躍したロックグループのフォー・シーズンズの光と影をドキュメンタリータッチで追うジュークボックスミュージカルで、洋楽にあまり詳しくない私でも知っている名曲がザクザクの心躍る素晴らしい作品でした。
このタイトルは、フォー・シーズンズがジャージー州出身ということでつけられたそう。ジャージーっ子ならっていうフレーズが何度も出てきて印象的だった。



「シェリー」、「恋のやせ我慢」、「恋のハリキリ・ボーイ」といったフォー・シーズンズのナンバーは洋楽をあまり知らない人でもどこかで聞いたことがあるのではないでしょうか。
そして何と言っても、2幕のフランキーが歌う「君の瞳に恋してる」はつとに有名ナンバー。CMにもたびたび使われている名曲ですが、誕生の裏話みたいな物語には思わず頷いてしまったり。ヒット曲ってそうして生まれていくもんなんだな~とか。

どの曲もポップで馴染みがよく素敵なものばかりですが、その陰で巻き起こっている複雑な人間模様がなんともいえない切なさを醸し出していたりします。明るい歌を歌いながらも実は…みたいなエピソードがけっこうあって胸に刺さりましたね。
改めて、歌って人生そのものなのかもしれないってシミジミ思ってしまった。

主演4人のみならず、他の出演者のレベルも非常に高く最高のハーモニーを聴かせてもらいました!ベテランの阿部さんや戸井さんが要所要所ですごくいい仕事してたし。あと、個人的にはミュージカル『グランドホテル』のメンバーが多く出てたのも嬉しかったです。

主演4人についての感想は こちら に書いたのでよろしければ。


7/6のマチネ公演後にはWHITEチームによるトークショーが行われました。
その様子をざっとですがレポしたいと思います。

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まず最初に演出の藤田俊太郎さんが出てきて司会進行としてのご挨拶。この挨拶がけっこう話してるうちに熱こもってきて作品愛みたいな語りにちょっとなりかかってました(笑)。お客さん600人それぞれの物語として観てほしいみたいなこと言ってたかな。

そしてフォー・シーズンズを演じたWHITEチーム4人が登場!白いジャケット着たままニコニコ。座る位置をどうするかで軽くオタオタしてて可愛かったww。

舞台下手から、

藤田さん(演出)
ボブ役の海宝直人くん(夏)
フランキー役の中川晃教くん(冬)
トミー役の中河内雅貴くん(春)
ニッキー役の福井晶一さん(秋)


この順番で落ち着きました。

演出の藤田さんによれば、トークショー前にそれぞれ話す内容を相談して決めていたということでしたが…結局その予定はなかったことにされてました

まず最初に質問投げかけるはずの藤田さんでしたが、演出家の観点から少し…というお話が熱くなってけっこう長い話に(笑)。
要点としては、この『ジャージー・ボーイズ』は演出がいらない完璧な作品だよねって話をしたそうで、これをいかに日本人の自分たちが創りこんで深みを出していくかってことを探った、みたいな話だったと思います。

ここまでけっこういい時間藤田さんが熱く語られてたんで、その間アッキーとか中河内くんとかがチラチラと時計気にする仕草してて笑えたww

で、ようやくキャストに話が向けられたときに中河内くんかアッキーが「長いよ~」とツッコミ入れてたな。とはいうものの、作品の稽古段階についてアッキーは、
「2か月の間でどこまでこの完璧な作品の高みを目指せるか、フランキーとしてどう生きるかが難しい作業だった」
と語ってました。

問題児のトミーを演じた中河内くん
「あの人最悪な人だよねって言われるような役だけどww、ただの悪だと作品として嫌だったしつまらない。良くも悪くもグループで動いてるっていうのを根底に役作りした。台本は今までのミュージカルの中でも一番分厚い。
前半が勝負だと思ってお客さんを置いて行ってもいいくらいの心意気でスピーディーに飛ばして行こうというのが狙いだった」
というようなことを役柄分析として解説。たしかに中河内トミーはスピード感があるなって印象でしたね。でも置いて行かれはしなかったな。カッコよかったので釘付けになってたしw。

一歩ひいて見守る立場のニッキーを演じた福井さん
「あまり役作りに苦労はしなかったけどw、華やかな世界の中で生活を犠牲にしながら立つっていうのを考えると自分に近いなと思いながら演じた」
とニッキーについて語ってました。ショービジネスの世界に生きるものとしてご自分と重なる部分も多かったと思われますね。

藤田氏 自分の中に4人いる。ずるいな~ww

天才肌のボブを演じた海宝くん
「ボブが最後に表舞台に立つのが嫌だったというセリフがすごく共感する(客席からの「意外~」みたいな声に笑いながら「共感するんですよ」って笑ってて可愛かったw)。自分には向いてないなと思うこともこの世界けっこうあるのでボブの資質があるのかもしれない。これはプロデューサーのクルーとボブが書いた物語なのでそういう意味では俯瞰した部分があるとおもう」
と語っていました。真面目な海宝くんらしいコメントだなと思いました。

で、アッキーか誰かが藤田さんに「この中で誰が自分に近いと思いますか?」みたいな質問を投げたところ、藤田さんが「自分の中には4人います」とうまくかわしたのでww、4人から「ずるいよ~~」と猛ツッコミ受けてました
この後またちょっと藤田さんが語りに入ったんですけど、その間なんか中河内くんとアッキーがやけにニヤニヤしながらじゃれ合ってましてwww。
藤田さんが語り終わった後にアッキーが突然

「そのズボン、暑くないですか?」

と素朴な疑問をぶつけてましたwwww。この変化球に場内爆笑!ちょっとまじめな雰囲気のトークショーがここからガラッと変わりましたので、アッキーないすツッコミ!!と心の中で思った私
アッキーの質問に「気合い入れてきたんで」と汗汗してる藤田さんでしたが、暑くなったのかワタワタ上着を脱いでました。それを見たアッキーが「まるで同世代の友達みたいな人なんですよ~」と藤田さんをイジりまくりw。
こんなフレンドリーな演出家っているのね、と思ってしまいました(笑)。

で、アッキーにリズムを崩されたと思われる藤田さんが突然発したのが…

「僕に質問とかありますか?」

これにもまた会場爆笑!!中河内くんたちは「面白いね~」と大絶賛でしたww。

藤田さん的には、演出のセットの意味とかの質問が来るんじゃないかみたいに構えたつもりだったようなのですが(現にこの日の公演で中河内トミーがアドリブで「この階段すごいよね」って呟いたシーンがあったww)、その斜め上を行ったのがアッキー

アッキー
「夜帰ってから吉本新喜劇やっててゲラゲラ笑いながら見て寝たんですけど、そういうの見ます?www」

藤田さん
「全く見ません(汗)」

アッキー
「勉強になるんでぜひ見てください」

このやり取りにまたまた客席大爆笑となりました。まさかそこで吉本新喜劇出てくると思わなかったよね~。たしかに、泊まったホテルでテレビつけたら夜遅い時間に吉本新喜劇放送してたけどさ(関西は夕方近くにやってるけどねw)。アッキーが吉本好きとはちょっと意外でした

福井さんはなんかないの?って話になって戸惑い気味に福井さんが投げた質問が

「藤田さんが観るホワイトはどう映ってる?」

それに対して若手役者陣から「さすが~」とか「いいですね~」とか感嘆の声続々ww。

藤田さん
「どちらも比べてないですよ。全く違うエンターテイメントだと思ってるので」

と、またまた無難な回答でやり過ごそうとしたのですが、アッキーが「どっちが好きなんですか?」と、これまた鋭く切り込むもんだから藤田さんタジタジww。さらに福井さんに至っては「聞かないで~~!!」と戦々恐々で顔そむけて耳ふさぐ有様(笑)。
それでも藤田さんは「中川さんが好きです」と一番うまい回答ですり抜けてて中河内くんたちから「ずるいな~」と弄られまくってました

ここで質問というよりかは中河内君からアッキーへの疑問タイムに。

中河内君
「アッキーさん、2組出演してて大変じゃないんですか?」
アッキー
「うぅん?全然

恐るべし、アッキーの潜在能力というか体力というか対応力!!!!さら~っと「全然」って答えてましたからね。あれはビックリしました。さらにアッキーに切り込むガウチくんw。

中河内くん
「REDとWHITEのチームでそれぞれ楽しみにしてることあるんですか?」
アッキー
「あんまりないwww」

自由人、アッキー健在www

と、ここで思い出したようにREDチームの藤岡くんに対して語りだすアッキー。藤岡くんとアッキーって同い年だったんだね。しかも、もう33歳というから驚いた!!で、自分は常に若くあろうと頑張っているんだけど、
「藤岡氏のトミーはおっさんが入ってるんですよww。同じトミー役でもガウチは最初からくるけど彼はどちらかというと最初は緩いwww」
たしかに・・・藤岡くんにちょっと「おっさん」気があるっていうのわかる気がするわ
それぞれに個性が違うから物語の最終地点の感覚が違うというようなことをアッキー語ってました。あと、WHITEチームは”このメンバーが本当に歴史作ったしお客さんが愛し続けてるメンバーだって思える”と評してましたね。REDチームについては次のトークで語るって言ってたけど、気になるわ~~~。その時見れないから言ってほしかったよ、アッキー

この間も演出の藤田さん、アッキーたちに弄られまくりw。コメント挟もうとしてさえぎられたりww、Tシャツが沖縄っぽいとツッコミ入れられたりww。

演出について何か言いたかったことがあったんじゃ?という海宝くんの質問に対しては、アッキーやガウチくんから「この演出すごいだろう!テレビとか階段とかすごいだろう?って思ってんじゃない??」と言われたい放題ww。いいのか、そんな言われっぱなしの演出家で(笑)。こんなフレンドリーがあふれてる役者と演出家の関係ってあまり見たことないので新鮮でしたね。

で、長い階段やテレビ画面の演出については藤田さんいわく、「それらはみんなストーリーの一つのきっかけに過ぎない。いろんな視点からこの物語を見てほしいと思ってる」とのことでした。それぞれに意味はあるけど、お客さんに多彩な視点で見てもらいたいっていうのが今回の狙いのようです。

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盛り上がってきたところでタイムアップ。それぞれの挨拶がありました。

中河内くん
「とても有名な作品なので、プレッシャーを感じながら模索して毎回ステージに立ってます。最後まで高み目指して演じていきたいのでよろしくお願いします」

この真面目な挨拶をする中河内くんに違和感を持ったらしいアッキーがすかさず「普段ガウチは広島男児っぽく熱い男なんですよ~」と猛アピールw。劇中でトミーとフランキーが争う場面があるのですが、ある日、中河内トミーがアッキーフランキーに向かって「なんぼのもんじゃい!!」と突っかかってきたことがあったそうww。「なんか突然呉の雰囲気を感じてビビった」とアッキーが言ってて大爆笑でしたww。中河内くんも「悪いんだぜ~」と悪トミー出してきたりして、もう、この二人ホント仲良しだなって思いました。

海宝くん
まず最初に一言、「やりづらいな~」とww
「やればやるほどよくできた作品だと思います。ボブはこの作品をプロデュースしてるわけですが日本公演もかかわってるんじゃないかとすら思えてくる。千秋楽まで団結して頑張るので応援お願いします」

福井さん
戸惑ったように「なんも考えてない。ニッキーはしゃべらないキャラなんでw」とw
「日本初演を演じることでたくさんの人に来てもらってありがたいです。全席完売ですし、すべてのメンバーに感謝しています。お客さんが最後のピースですので最後まで応援お願いします」

アッキー
ワタワタしながら「僕も立つんだね。緊張するねw」とw
「今日で1週間くらいたって、少しいろんなことが落ち着いたかなと思ってます。トークは終始よくわからない雰囲気でしたけどw稽古中もこんな感じだったし。一緒に作る仲間やお客さんを信じてステージに立つ気持ちを感じさせてくれる作品。一つ一つの時間に感謝。チケットはないかもしれないけど探せばあるかもしれないのでまた来てくださいww」

それぞれの個性が出た楽しいトークショーでした。
ところどころ覚えてないので適当に脚色しましたが、雰囲気はこんな感じでした。REDも聞いてみたかったな~。

「ジャージーボーイズ」遠征、月末にもう一度行く予定。今度はRED。楽しみです