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たしか前回は、栞くんが風鳥亭につまらない芸を見に来てくれたところで終わったんだったよな?その後どう反応したのかとか気になってたんだけど、今回の冒頭ではいきなり「開業4日目も客足伸びず」で始まって、しおりんが来たことがなかったことみたいな雰囲気になってた。冒頭からポカーーーンでした、正直(苦笑)。てんが針仕事始めなければ的エピソードは正直どうでもいいんですけど(毒)。
色んな意味で、ドラマの作り方が粗すぎる。

小屋の経営に危機感を覚えた藤吉は売れっ子の落語家を探してくると息巻いていますが、吉蔵たちは「こんな端席に売れっ子が来るはずがない」とあきらめムード。しかも文鳥師匠を筆頭とする伝統派と寺ギンを筆頭とするオチャラケ派が対立しているらしく、どちらの派閥にも属していない風鳥亭には誰も呼びづらい状況だという。たしかに、伝統とオチャラケでは水と油って感じするよなぁ
それに対して藤吉は、人気の噺家と仲間たちを一緒の舞台に立たせたいと熱弁。ここまではまぁ、仲間想いの熱い奴なんだな的に流せましたが…

「俺はこの小屋にお客さんもっと集めて、お前らの芸を見てもらいたいんや!」


承服いたしかねまする。初日に来た多くの客、見たんだよね、彼らの芸を。で、その結果・・・客が来なくなったんだよね?あんな絶望的におもろくない芸を客に見せようって・・・それ、身内志向の考え方でしかないんですが。こういうのって大事なの【結果】じゃないの?笑えない芸人の芸を客にもっと見せたいなんて、それは正直、経営側の傲慢でしかないと思うんですが
てんは暢気にその話に乗ってるし…っていうか、この子の言葉にはなんの意思も感じません。ただのお子様のようで・・・ヒロインとしてどうなの?って思ってしまう。

それでも芸人不足のままでいるわけにはいかないので、藤吉は色々と掛け合いに行くのですが…案の定袖にもされない。伝統派の落語家さんにはウナギで接待しますが、【並】だったのが気に入らないとそっぽを向かれる始末あ~~~、ウナギ勿体ない!!今ではあの大きさのウナギ、めっちゃ高騰してまっせ
で、伝統派の落語家がダメという事でオチャラケ派の寺ギンに行く藤吉(苦笑)。寺ギンといえば、小屋を欲しがってたライバルでしたよね。今となってはこの人に譲っていた方が上手いこといったような気が風鳥亭に出てほしいと懇願しますが、「伝統派に断られたから来たんだろう」とすっかり読まれてしまう始末。魂胆が見え見えなんだよね、藤吉は。兵頭さんの迫力すごくて縮こまってる藤吉がちょっと気の毒に見えるほどだった(←この時の桃李くんはちょっと可愛かった 笑)

結局どちらもろくに相手にすらしてもらえず撃沈。あんな生ぬるい頼みっぷりじゃダメだと思うわ、正直。ただ自分が焦ってるだけっていう風に見えるし。結局自分たちのことでいっぱいいっぱいだから、そういうの見透かされてると思うんですよね。
っていうか、「笑いに対する抜群の目利き」という設定はいったいどこへ行った!??全くその才能発揮してるように見えないんですが。藤吉の良いところってなに???ヒロインの相手役なのになんでこんな雑な扱いで描かれてるのか訳ワカメ

ガックリして戻ってきたところで、栞と遭遇。スルーしようとしたところ、「一杯付き合わないか」と誘われて居酒屋へ。
酒の席でなぜそんなに落語にこだわっているのか聞く栞。それに対して「なにも知らないんですね」と突然上から目線になる藤吉。なんだその態度は!!とツッコミ入れたくなったのは私だけではないはずww。で、よくよく聞いてみると・・・要はいい噺家に出てもらうことで風鳥亭の芸人仲間が夢を見られるし頑張れるから・・・ってことらしい。私はこの藤吉の話を聞いて即座に
「客のこと全く考えてないなんて経営者失格だよ!!」
と思いました。仲間に喜んでほしいから噺家に出てほしいって・・・そんな考えで日本一の席主になるなんて語ってたのかと。結局自分たちのことしか考えてなかったんや、この人ら。芸が上達しないはずだよ
と、猛ツッコミ入れていたら、栞も全く同じ意見だったようでホッとした

「お客は寄席の格や君らの夢なんてどうでもいい。ただ笑えさえすればね。たくさんの人を笑顔にしたいと言うのなら、まずお客が面白いと思う芸人に出てもらうべきじゃないか? 落語がどうのこうのと、そこにこだわる意味が分からないな」

全くその通りでございます。さすがは広い視野を持つ栞くんですよ。このドラマの中で数少ない貴重な共感できる台詞でございました

この言葉を聞いた藤吉は逆上。胸倉掴んで勝負を挑むも、ひらりと攻撃をかわす栞。あの身のこなしっぷりが華麗だったぜ、一生くん結局そのあとは取っ組み合いの大ゲンカへと発展。藤吉の本気モードの攻撃フェイスがけっこう怖かったんですが
なんだろうなぁ、藤吉・・・。たぶん、桃李くんのキャラと全く噛み合っていないんだと思うんです。彼が真剣に演じれば演じるほど、藤吉に対する違和感が広がっていくという悪循環あの台本にそういう雰囲気というか…表情は勿体ない気がする。合わないんですよ、この浅いドラマの雰囲気に桃李くんの真面目モードな芝居が。特に、どうしようもなく浅く描かれてる「藤吉」というキャラには。ミスキャストだったと思えて仕方がない。

そんなこんなで大喧嘩した二人ですが、次のシーンではなぜかめっちゃ良い雰囲気になっているww。え??あんな激しい敵意をむき出しにしていた藤吉がなぜ急に栞と分かりあえたんだ????男のケンカの後で二人が和解するっていう展開はこれまでのドラマでもよくあったけど、今回のは全く繋がりが分からないので違和感しか残らない。せめて、ケンカがひと段落した後に見つめ合って笑うとか、へとへとになって「なかなかやるな」的な場面入れてもらわないと、見てるこちらの気持ちが全然ついていけないんですけど
酔っぱらった二人は仲良く北村家へ。栞の「活動写真を広めたい」という夢に大きく共感したらしい藤吉はヘロヘロになりながらそのことを褒めちぎる。どうしてそういう流れになったのかが見えてこないのでこの場面はもう苦笑いするしかない

結局そのあと二人は酔って眠ってしまうのですが、栞は酔い潰れていなかったようで一人起きて隣の部屋へ。ここでてんに何かちょっかい出すみたいな展開にならなかったのだけは本当によかった。私このドラマのこと信用してないんでwwまた口説きにかかるみたいなことになったらどうしようかと本気で心配してたw。
てんに身の上を語る栞。彼は妾の子供で、中学の時にリスクヘッジのような形で伊能家に引き取られたそう。そうだったんか…しおりん。母親が大好きだった活動写真を自分の手で作って世の中に広めたいという夢を話しました。彼の目標や夢の方が信頼できるし応援したいと思えてしまう。もう、てんと藤吉のバカップルは置いといて、栞くんのストーリーに切り替えた方がいいんじゃないの?とすら…。そっちのほうが何だか面白そうだし。

夜更けに1人で帰る栞。その帰り際、文鳥師匠に会ってみないかと提案。栞なら色々なパイプ持ってて会えそうな気がします。が、藤吉がちゃんと相対せるのかだけが不安要素


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