レポート&インプレッション

イベント報告、好きな役者さんやドラマの個人的感想を語るブログです

2017年07月

今回のサブタイトルの元ネタはズバリ・・・

「デスノート(日本語にすると”死の帳面”ってことですね)

B001O6W9UIDEATH NOTE デスノート [Blu-ray]
VAP,INC(VAP)(D) 2009-02-25

by G-Tools

前回のサブタイトルに比べると非常にわかりやすいw。
私は原作も映画もドラマも舞台も見ていないので内容は「死の帳面に書かれた人が死んでしまう」といったおおまかなことしか知らないのですが、タイトルだけはよく目にします。そのくらいの有名作品。
果たしてこの作品が今回の直虎にどうかかわってくるのか…前回までの明るい展開を考えるとちょっと結びつかなかったのでちょっとドキドキしながら見てました。

最初に「おっ」と思ったのが、これまでの直虎のドラマの流れとは趣向を変えてスピンオフのような形で話が進んでいったことです。タイトルの性格上どうしても井伊家に強く焦点が当てられてきたわけですが、今回はがっつり今川家のストーリー。しかも、起点が前回氏真が義信自害の知らせを聞いて烈火のごとく怒ったところからというのがすごく面白いなと思いました。「あの時今川の家では何が起こったのか!?」というのを深く掘り下げたのが今回のテーマ。森下脚本、侮れない!
今回のタイトルばかりは「おんな大名 寿桂尼」でしたね。

mp4_000225327

「余を馬鹿にしおってぇ!!!」と掛け軸を切り落とし怒りが収まらない様子の氏真を落ち着かせたのはその声に驚いて駆けつけていた寿桂尼でした。怒り狂うよりも先に手を打つように的確な指示を送る姿はさすがとしか言いようがありません。まずは義信の妻で氏真の妹・鈴を一刻も早く今川へ戻すことが肝要です。武田に人質の駒として使われかねませんからね。その指示を受けてアタフタとその場を飛び出した関口。この時に方久たちは「何があったのか」と事情を尋ねたわけですね。

そして、ついにここで大物が初登場します。
mp4_000316847
松平健さんが演じる武田信玄!!

いやぁ~、これ、よく見る肖像絵と一番似てる外見じゃないですか(笑)。貫録もハンパないですw。この男が相手になったらすごく厄介だぞっていうのが画面から伝わりましたナイスキャスティング!
しかしそんな信玄もビビるのが寿桂尼の存在です。鈴を返すようにと遣いとしてやってきたのが寿桂尼本人だと聞き、もう弱っているという話を聞いていただけに「化け物か、あの婆は!」と思わず漏らしてしまうほど。いや、まぢで、そう言いたくなる気持ちわかるよ

堂々と敵陣に1人で乗りこんできた寿桂尼はまず信玄を「晴信」と物おじせずに若き日の名前で呼ぶ。私から見たら信玄などまだまだひよっこだと言いたいかのようで、先制攻撃をかけてくるところがすごすぎる
カチンときた信玄ではありましたが、鈴を返してほしいと言う寿桂尼の言葉には「償いとして武田に尽くしたいと彼女は言っている」とのらりくらりとかわしてくる。ところが、これに対し猛然と「何という思い上がり!!私が今から会いに行って説き伏せてくる!」と言い放たれさすがの信玄もビビッて大慌て。たまらず「私が説き伏せて必ず駿府へ返しますゆえ」と言ってしまいます。この言葉を引き出しただけでも寿桂尼の凄さが十分伝わってきますよ。しかし、信玄の言葉は容易には信用できない。そこで彼女は突然思い出したように「御父上とは連絡を取ってますか?」と切り出す。信玄にとって父・信虎はタブー的存在(武田の家を乗っ取る形で父を駿府へ追い出した過去がありますからね)ですが、あえてそこを突いてくるあたりが怖い。そしてさらに「どうやら織田とけっこう宜しくやってるようだから気をつけてね」と追い打ち
この勝負、完全に寿桂尼に軍配が上がったように見えましたですよ。いやぁ、おそるべし、尼御勅使様

とはいえ、本当に武田が鈴を駿府へ戻してくれるかは信用できないので更なる手を繰り出す寿桂尼。氏真の妻・春の実家である北条にそのための仲立ちを頼むべく自ら出向こうとします。見るからに体調が悪そうだったので「自分が行ってくる」と氏真が申し出るのですが…

「吾が行くからよいのじゃ。婆のこのありさまは哀れを誘いましょう」

と、拒絶。いやぁ~、このセリフすごいなって思いました。自らの弱った姿をも利用しようとするとは…ここまで言い切る凄味に圧倒されっぱなしですよ、本当に。そりゃ氏真もそれ以上言えませんって。
で、本当にその姿が哀れを誘ったらしく・・・北条の仲介で鈴は駿府へ帰れることになりました。しかしそれには「武田に忠誠を誓う」といった誓詞を書かなければいけないという条件があり愕然とする氏真。こういったところは抜け目ないよなぁ、信玄。仲介人の玄庵(早雲の息子)から「今戦をしても今川は武田に勝てる見込みがない」と言われると、自分を侮辱されたと感じた氏真はまた烈火のごとく怒り狂う。桶狭間で敗戦して以降、今川には戦をするだけの力がすっかりなくなってしまった。その痛いところを見透かされたようで、自分に力がないからだと言われたようで…そのことが氏真には耐えられなかったんですよね。彼が怒り狂う気持ちは何だかよく分かるから胸が痛い
しかし、自分の感情をぶつけやり場のない怒りを玄庵にぶつけるしかない氏真を見た寿桂尼はすかさずそれをピシャリと戒めます。

「泣きごとを言うた者から負けるのです」

うわ~~・・・これ、すごい格言ですわ・・・。なんか聞いててグサっときました。重いわ~
そして冷静さを欠いた氏真に代わって誓詞を自らが書き、花押のみを氏真に任せる寿桂尼。これもすべては今川を守るため…武田との戦を何としても避けようとするための行動なのですが…氏真からすればなんでも中心になって今川を動かす存在に見える寿桂尼の姿は疎ましく見えてしまう。これは人間の心理から言えば当然の流れでもあるんですよねぇ…。すごく人間的な人物だなって思います。

このことをきっかけに、氏真は寿桂尼から距離を置くようになり・・・政治にも興味を示さなくなってしまいました。前回の流れはここに繋がるのか!!

その頃、ここまで出番がなかった直虎はというと…

続きを読む

前回のサブタイトルの元ネタはめちゃめちゃ分かりやすかったのですが、今回はありがちなタイトルながらも元ネタを特定するのがかなり難解だなと。鈴木清順監督の「港の乾杯 勝利を我が手に」という説もあれば、海外小説「剣を我が手に」という説もあり・・・こればかりはNHKに聞いてみないと分からないかもしれません

mp4_000334336

方久の直虎が気賀城主になってはどうかという提案と時を同じくして、中村屋をはじめとした気賀の町衆たちからも「気賀の城主になってほしい」という嘆願が。こういう事って重なるもんですね。あまりに前のめりに話が進みそうになっていたので、さすがの直虎も即決するのが怖くなり一時保留にさせてもらうことになりました。
その夜、政次にこの件について相談してみると意外にも好感触の反応。前回までは「気賀に関わるな」と釘を刺していたのに一転して「いい話じゃね?」みたいなこと言われて直虎も拍子抜けw。政次的には「気賀に深入りしすぎて井伊の家をないがしろにされる」ことが嫌だったわけで、気賀の領土を戦もしないで手に入れられる機会が訪れたということは井伊の家の為にもなるしむしろ好都合、ってことなんだろうね。

政次の了解を得たことで、直虎は改めて中村屋たちに「気賀の城主になる」ことに前向きであることを伝えます。この時の目を爛々と輝かせて「ありがとうございますっ」って感激してるハイテンションな中村屋さんが好きだ
で、さっそくそのための工作に取り組もうという話になるわけですが・・・そこで交渉の大役を自ら買って出たのが方久でした。
なにやら不気味なほど静かな自信に満ち溢れた表情で、見ていてちょっとゾクっときたよ。ムロさんって基本コメディ俳優的立ち位置なんだけど、締めるところはなんか凄味のある雰囲気出してくるんですよね。森下さんはこれを狙って方久を書いているのかもしれない。

手始めに、堀江城の大沢の元へ気賀で反乱騒ぎを起こしたことの謝罪に赴きます。大沢の家臣からのお灸はありましたが、意外とあっさり許された模様。前回一言もしゃべらなかった嶋田久作さんの大沢が今回やっと口を開きましたがwwなんとも心が読めない感じがいいですな。案外物静かなお殿様なのかも?
そして次に向かったのが氏政の側近である関口のところ。まずは脇から落としていこうっていう作戦ですねw。

続きを読む

今回のサブタイトルの元ネタはもう、ヘミングウェイの小説「誰がために鐘は鳴る」しか思い浮かびませんねw。っていうか、そうとしか見えない。イングリット・バーグマンとゲイリー・クーパーで映画化もされているので知名度は高いと思います。上手いこと当てはめたなと

mp4_000224850

決死の想いで今川の宿敵・三河へ運ばれようとしていた井伊の材木を取戻したことが功を奏し、直虎は何とか謀反の疑いを晴らすことができました。材木が戻っても問答無用で処罰されることも多かったであろうこの時代に、かなり寛大な対応をしてもらったなと見ていて思いました。氏真くん、結局はいい領主なんじゃないの?まぁ、井伊を陥れて我がモノにしたいって画策はしてるみたいだけどね
なんとか許しをもらえた直虎は寿桂尼のもとへ挨拶に出向きます。前回登場した時はかなり具合が悪そうで危ない感じでしたが…不屈の精神力で持ち直された御様子。

今までのような激しさは影をひそめたように見えましたが、オーラは健在でした。浅丘ルリ子さんの存在感ってやっぱりすごいよなぁ。直虎のことは同じような立場として見ている一方、孫を想うような感覚なんだろうか。あの微笑みにはそんな優しさが感じられました。とりあえず、良好な関係が継続していて良かったです。

これで一件落着…かと思ったら、取り戻した材木に関して何やら不穏な動き。思い通りに事が運ばなかった今川としては次の一手を画策した模様。
氏真の側近・関口は政次を呼び出してその件についてそっと耳打ちします。この角度からの撮影がいかにも不穏な空気を醸し出してて…ベタだけどわかりやすくて面白い(笑)。政次に簡単に今川の思惑を話してしまう関口さんを見てると、氏真と同じく彼のことを信頼してるってことになりますよね。いやぁ、なんか、危なっかしいなぁとハラハラしてしまう。もしも政次が直虎を陰でサポートする立場にまわってると知ってしまったらと思うと…怖いよ
直虎といつものように碁を打っていても、その件が頭を巡って集中できない政次。それでも直虎よりも一枚も二枚も上手の一手を打つのはさすがですがw。このとき同席してたにゃんけいさんがモソモソしてて可愛かった

気賀では駿府に留め置いていたはずの井伊の材木がまた運び入れられてきていて龍雲丸たちが不審に思っています。「井」の文字が入った材木ですからすぐ分かっちゃいますよね。それと時を同じくして、中村屋に町衆が集められ堀江城の大沢忠胤方からやってきた武士と話し合いの場が持たれます。何かと思ったら…気賀に城を建てる計画があり出来た暁には大沢氏が城主となって入ることになるとのこと。
この方、超今川派でその忠誠心がハンパないらしいです。気賀にこの人が入れば自由に商いができていた生活が制限されてしまうだろうことは明らか。このところ今川と敵対関係となった武田にこっそりと塩の商いをするため気賀に店を構える動きが活発化していたこともあり、氏真としては城を建てて今川への忠誠心熱い大沢氏を城主としてその動きに歯止めをかけることが狙いだったようです。塩留に関してはどう対処するべきか悩みどころだったから、ちょうど井伊の材木騒動で大量に手に入ったことで「これ幸い」と城を建てて取り締まろうっていう案が生まれたってわけだね。つまるところ、井伊はその手助けをしてしまったということか。
気賀の商人たちからすれば、駿府にお金払う代わりに自分たちの自由にさせてもらっていたわけなので…城の普請のためにまた金を払わねければならなくなるという話に町衆は猛反発。たしかに不条理な話ではあるものの「太守様の命」と上から言われるとそれ以上反論ができない。彼らは憤りを抱えながら商いをする羽目になるのですが、これが後にとんでもない結果へ…

気賀がそんな混乱に巻き込まれているとは知らない井伊は平和そのもので、女性たちが噂話で盛り上がってましたww。


続きを読む

このページのトップヘ

◆SCRIPT $(function(){ $('img').on('contextmenu',function(e){ return false; }); });