今回のサブタイトルの元ネタはもう、ヘミングウェイの小説「誰がために鐘は鳴る」しか思い浮かびませんねw。っていうか、そうとしか見えない。イングリット・バーグマンとゲイリー・クーパーで映画化もされているので知名度は高いと思います。上手いこと当てはめたなと

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決死の想いで今川の宿敵・三河へ運ばれようとしていた井伊の材木を取戻したことが功を奏し、直虎は何とか謀反の疑いを晴らすことができました。材木が戻っても問答無用で処罰されることも多かったであろうこの時代に、かなり寛大な対応をしてもらったなと見ていて思いました。氏真くん、結局はいい領主なんじゃないの?まぁ、井伊を陥れて我がモノにしたいって画策はしてるみたいだけどね
なんとか許しをもらえた直虎は寿桂尼のもとへ挨拶に出向きます。前回登場した時はかなり具合が悪そうで危ない感じでしたが…不屈の精神力で持ち直された御様子。

今までのような激しさは影をひそめたように見えましたが、オーラは健在でした。浅丘ルリ子さんの存在感ってやっぱりすごいよなぁ。直虎のことは同じような立場として見ている一方、孫を想うような感覚なんだろうか。あの微笑みにはそんな優しさが感じられました。とりあえず、良好な関係が継続していて良かったです。

これで一件落着…かと思ったら、取り戻した材木に関して何やら不穏な動き。思い通りに事が運ばなかった今川としては次の一手を画策した模様。
氏真の側近・関口は政次を呼び出してその件についてそっと耳打ちします。この角度からの撮影がいかにも不穏な空気を醸し出してて…ベタだけどわかりやすくて面白い(笑)。政次に簡単に今川の思惑を話してしまう関口さんを見てると、氏真と同じく彼のことを信頼してるってことになりますよね。いやぁ、なんか、危なっかしいなぁとハラハラしてしまう。もしも政次が直虎を陰でサポートする立場にまわってると知ってしまったらと思うと…怖いよ
直虎といつものように碁を打っていても、その件が頭を巡って集中できない政次。それでも直虎よりも一枚も二枚も上手の一手を打つのはさすがですがw。このとき同席してたにゃんけいさんがモソモソしてて可愛かった

気賀では駿府に留め置いていたはずの井伊の材木がまた運び入れられてきていて龍雲丸たちが不審に思っています。「井」の文字が入った材木ですからすぐ分かっちゃいますよね。それと時を同じくして、中村屋に町衆が集められ堀江城の大沢忠胤方からやってきた武士と話し合いの場が持たれます。何かと思ったら…気賀に城を建てる計画があり出来た暁には大沢氏が城主となって入ることになるとのこと。
この方、超今川派でその忠誠心がハンパないらしいです。気賀にこの人が入れば自由に商いができていた生活が制限されてしまうだろうことは明らか。このところ今川と敵対関係となった武田にこっそりと塩の商いをするため気賀に店を構える動きが活発化していたこともあり、氏真としては城を建てて今川への忠誠心熱い大沢氏を城主としてその動きに歯止めをかけることが狙いだったようです。塩留に関してはどう対処するべきか悩みどころだったから、ちょうど井伊の材木騒動で大量に手に入ったことで「これ幸い」と城を建てて取り締まろうっていう案が生まれたってわけだね。つまるところ、井伊はその手助けをしてしまったということか。
気賀の商人たちからすれば、駿府にお金払う代わりに自分たちの自由にさせてもらっていたわけなので…城の普請のためにまた金を払わねければならなくなるという話に町衆は猛反発。たしかに不条理な話ではあるものの「太守様の命」と上から言われるとそれ以上反論ができない。彼らは憤りを抱えながら商いをする羽目になるのですが、これが後にとんでもない結果へ…

気賀がそんな混乱に巻き込まれているとは知らない井伊は平和そのもので、女性たちが噂話で盛り上がってましたww。


しのさんが桜の嫁ぎ先の相手の庵原について「妙な癖がおありになるらしい」と話し始めると「え~!?」と妙な反応がw。しかし若い高瀬にはその内容がしかと伝わっていないようで「?」状態に。すると祐椿尼がうめに命じて高瀬をさがらせようと躍起になってましたww。これってつまり、お子様には聞かせたくないような「大人な」話題ってことですよね。きっと大河では出しづらい話題なのか後からやってきた直虎にも視聴者にも分からないまま終わってしまいましたwww

そんな平穏な空気を破ったのは突然の龍雲丸の乱入でした。直虎と会うや否や「これが井伊のやり方か!」とすごい剣幕。これまで直虎とは良好な関係を築いていただけにこの龍雲丸の態度はちょっとショックでした。龍雲丸が怒り心頭だったのは、気賀に建つ予定の城が井伊の材木で建てられようとしていたこと…つまり、井伊が今川の思惑に乗ったんだと思い込んでの行動だったよう。
激しく直虎に詰め寄る龍雲丸にストップをかけたのは政次でした。さりげなくヘルプに入るところがなんだかいいよね気賀に城を建てる話には井伊は一切かかわっていないから文句を言いに来るのはお門違いだと冷静に冷たく言い放つ政次ですが、その態度がまた龍雲丸の気分を害したのか収まる気配がない。まぁ…あれが性分だから仕方ないけどねw。しかし、今回ばかりは直虎も政次に同意せざるを得ない。やっとのことで許しをもらえた今川にこれ以上疑念を抱かれたら元も子もない…井伊にはまだまだ力が足らないのが現状。怒り狂って帰る龍雲丸の背中を見送ることしかできない直虎が切なかった

しかし、どうしても気賀のことが気になって仕方がない直虎。その内面が手に取るようにわかってしまう政次は「あくまでも対岸の火事」と言い含めようとしますが・・・その言葉に簡単に納得できる直虎じゃないからねぇ。あまりにも気賀のことを気にかけまくる彼女を見て思わず
「お前はいったいどこの当主なのだ!?」
と言ってしまう気持ちはよく分かるよ。龍雲丸たちのおかげで助かったという言い分は尤もだけど、六左や直之や方久たちが駆けずり回った結果そうなったわけであって、直虎が今そこにいられるのは自分の家臣たちのおかげなんだということをコンコンと言い含める政次。彼の言うことはいつも正論。政次としては直虎も大事だけど「井伊の家」も誰よりも大事なんだよな…。それ故彼女の行動を認めるわけにいかないことも多い。どんなに言い含めても直虎が納得していない様子は明らかだったし・・・心労続きの政次につい同情してしまいます

井伊が味方に付いてくれないことを悟った龍雲丸たちは城造りを邪魔するために材木に火をつけるという暴挙に出てしまう。さすがは元盗賊…やることが荒っぽくてハラハラするよ。そのせいで材木不足になってしまった大沢方の家臣たちが今度は井伊に「材木を追加で都合するよう」上から目線で要求しにきてしまった。それだけのものを再び切りだしたりする余裕、井伊にあるんかなぁ。かなり厄介なことになってきてしまった。でも直虎は自分のとこの心配よりも気賀の混乱の方が気がかりすぎてもはや居ても立ってもいられなくなります。
思い立ったら猪突猛進の直虎は向かいからやってきた政次に「どこへ行くのか」問われてもそれを無視して通り抜けようとする。その時起こした政次の行動が・・・

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裾ドンwww

直虎の羽織を思いっきり踏みつけて気賀へ行くのを阻止しようとした政次。この行動は見ていた人たちから「裾ドン」と呼ばれ大いにSNSで話題となっていました。流行るかな、裾ドンww。
しかしタダでは転ばない直虎は踏まれた羽織を脱ぎ捨て「駿府に言いつければいいじゃないか!!」とものすごい形相で気賀へ向かって行きました。なんかまるで脱皮した昆虫のようだったよww。政次の額の皺の寄りっぷりも深まるわけだね。だけど「(今川の)下知には背かぬ!!」ってまた戻ってきて言い放つところが可愛いじゃないか、直虎w。そんなところが政次の男心をさらにくすぐってしまうのかも
直虎が気賀へ行ってしまったことの愚痴を南渓和尚に話に行った政次。「殿はいつも面倒な方にばかり走って行かれる」とため息ついてますが、このセリフの中に政次の直虎への愛情が感じられる気がしました。フォローするこっちが大変なんだよ…って意味にも受け取れるからね。そんな政次の心を察したかどうかは分かりませんが、南渓は「(その行動のおかげで)良いこともあるかもしれんぞ」と発想の転換を促します。

このシーンの時、南渓和尚に抱かれてたにゃんけいちゃんが一生懸命台詞の聞こえてくる方向に顔を向けてたのがめっちゃ可愛くて萌えました

気賀に到着した直虎と直之はすっかり様変わりして寂れてしまった雰囲気の町に戸惑いを隠せない。それどころか常軌を逸したような町人同士が石を投げ合って争うありさまに愕然。この投石については以前「タイムスクープハンター」であったエピソードだなとちょっと思い出したり。
投石に巻き込まれそうになった直虎を必死にガードしてた之の字、カッコよかったぞ
難を逃れた二人は中村屋へ行き事の事情を聞くことに。中村屋さんのお話によると、どうやら町が築城賛成派築城反対派の真っ二つに割れてしまっているのだそう。最初は皆気賀に今川の侍が入ることに反対でまとまっていたらしいのですが、そのうちに「今川に逆らったらこの先良い事ないかも」という考えに至る人も現れて寝返るものが増えたらしい。さらには大沢方の侍に商売を徹底して行わない商人に対して、ビジネスチャンスとして追い払われた大沢方の侍に商売を始める商人が現れて互いに対立構造が出来上がってしまったというシビアな問題も抱えていました。これは厄介ですな
その話を聞いた直虎は、賛成派の町衆代表と反対派の町衆代表を呼び寄せて話し合うことを提案します。「井伊が味方になるかもしれない」というニュアンスを含めた手紙を信じた双方は思惑通り話し合いの場へやってきました。このあたりの知恵も直虎発案のようで、改めて頼もしくなったなと思いました。

険悪なムードの中話し合いが始まりましたが、のっけから荒れてます。築城反対派は三河に協力を得るため話を持っていこうとしているらしく、それを聞いた中村屋は「やれば、終わる!!」と一喝。今川と犬猿の仲になった三河に話を持っていったなんて知られたら気賀の町が一気に潰されることは目に見えてるからね。まだ声かけてなくてよかったよ、ほんとに
そこで直虎は築城反対派の町衆から「侍が入ることの何が気に入らないのか」を聞いてみることに。彼らの言い分は「駿府に金払って商人が治める町として成り立っていたのに、侍が入ってきたら何のために金を払ってたのか分からなくなる!」っていうことと、「侍が入ってきたら厳しく取り締まられて商売がやりにくくなる!」ということらしい。その話に「ほぅ」と納得してた直虎はキョトンとしながら

「では、城を築くことは・・・呑んでも良いのではないか?」

と切り出します。唖然とする町衆たちに「城を築くことと引き換えに気賀の商いを縛らないよう大沢殿に願い出れば良いでもないか」と持論を展開。大沢も気賀が潤う方がいいに決まってるから、話し合う余地はあるのではないかと。お~~!なるほど。第三者から見た非常に冷静な意見ですな。すると反対派町衆代表も「たしかに、城を建てるだけなら問題ないかも」と考えが変わっていきました。賛成派の人たちは単に抜け駆けしようとしていたのではなく、直虎と同じことを考えていたことも分かってもらうことに成功しました。良い雰囲気になったところで

「はい、では、城は築くことにし、後は談判ということで良いかの!」

という中村屋さんの大きな「丸印」で話がまとまりましたww。いやぁ、あの独特の雰囲気が本田博太郎さんならではって感じで面白くていいよね
ところがそのまとまりかかった話に猛然と異議を唱えたのが、一緒にその場に来て後ろから話を聞いていた龍雲丸でした。彼は城があれば戦に巻き込まれることが必定という考えを持っていることから、築城そのものにあくまでも反対の立場を貫こうとしている。そんな彼に「(強硬に反対していれば)おぬしらの首が飛んでしまうことになる」と中村屋は必死に説得を試みますが「そっちがその了見なら出ていくだけでさぁ」と捨て台詞を吐いてその場を後にしてしまう。

何故彼がそこまで強硬に築城に反対するのか気になった直虎は龍雲丸を追いかけ事情を聞くことに。
するとそこには、龍雲丸の幼い頃の哀しい過去が影響していたことが分かります。城を守るために父親が命を散らしていくのを目の当たりにしている龍雲丸は「城は人の命を奪うもの」という認識が人一倍強かったんですね…

それにしても、龍雲丸の父ちゃん、ワイルド系イケメンだったな。唐橋充さんが演じていたようで。シーン的には短かったけどすごいインパクトを残したと思います。あのお父さんのDNAが龍雲丸に流れてるっていうのはなんか妙に説得力がありました。

話を聞いた直虎は、城主の采配次第で城の存在意義は違うものになると必死に説得を試みますが、「あんたが城主になって能書き通りのことができるのか!?」と問われると言葉を詰まらせてしまう。「できもしないことを言うな」という龍雲丸の気持ちも分かるだけに複雑です
龍雲丸の件だけが直虎の頭の中でしこりのように残るものの、これ以上はどうにもならない。城に戻って悶々としていたその時、

「カーーーン」

と、方久の銭の犬の鳴き声が響き渡りますwww。あぁ、これで「誰がために鐘は鳴る」が思いついたのかww!?
何を思いついたのかと思ったら、いっそのこと直虎が気賀の城主になってしまえばいいという大胆な提案でした。一同が口あんぐりするなか、淡々と「気賀は直虎が城主になる方が好ましいと思うに違いない。駿府さえ説得できれば、気賀の城主になることをお受けになりますか?」と問いかけます。思いもかけない方久の言葉に、果たして直虎はどう反応するのでしょうか。気賀が井伊のものになったら色々と財政的にも有利になりそうだしね。方久の銭の犬の勘は上手いこと運んでいくのか気になるところです。



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