こたびのサブタイトルはちょっと笑っちゃいましたねw。材木抱いてどうやって飛ぶんだよ、みたいなww。元ネタは『黄金を抱いて飛べ』だと思われます。井筒監督で映画化もされている作品です。

材木の売り先が決まって井伊家に順風が吹き始めた頃、武田と険悪な関係になった今川が「塩留」政策を行ってなにやらきな臭い雰囲気になっていました。取り調べが強化される中、その目をくぐって塩の密輸を繰り返してた方久、すげー強運だなと。さらに、密輸の拠点として商人たちが駿府から気賀へ店を移したことが氏真の耳に入りなんだか不穏な予感が漂い始めました
そんなことになっているとは露知らぬ直虎たちは木材を気賀へ運ぶ作業に胸弾ませています。
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「井」の焼き印が押された木材が何だか誇らしく見えましたな。この材木の運び出し作業にはなんと直虎自らも参加!船に乗りこみ、男たちに混じって嬉々として大木を引き上げている姿にはみんな口あんぐりw。

仲介の中村屋さんも「お殿様がというか、女子があのような・・・と申しますか」と困惑。そりゃそうだww。でも、方久さんはもうすっかり慣れっこになってるようでへラッと笑って返すだけ。それにしてもこの二人の絵面はなかなか濃厚でございましたな
材木の運び入れがひと段落ついたところで中村屋と食事をとった直虎たちは、龍雲丸が「龍雲党」を立ち上げて流れ者たちをまとめ上げよろず請負を行っていることを知ります。かつては盗賊として名をはせた彼らが今では気賀の町には欠かせない存在となっていたんですね。再生して町の役に立っていることは嬉しい出来事ですが、本当は井伊で一緒に働いてほしかった直虎としてはちょっと寂しい気持ちになっていたようです。
この場面で真壁さん演じる力也と流れ者らしき輩が言い合いになってましたが、その時後ろで力也を決死の想いで抱えて止めようとしてる誰かがいたのが面白かったww。プロレスラーの真壁さんを止めるとなるともう、くらいついて離れないような勢いでしたねw。

無事に材木の受け渡しが終わった夜、直虎は政次から気賀に城を建てる計画があることを知って驚きます。商人が治める代わりに今川に銭を払っている町・気賀に城が立つとなると反発が起こるのではないかと一抹の不安がよぎる直虎。理不尽な話に不満を漏らす直虎を見て政次は即座に「井伊ではなく、気賀の話にございます」と釘を刺します。あの様子だとまた気賀に肩入れして厄介なことになりかねないからね。そのあたり政次もよく分かってる。

氏真はすっかり気賀に城を築くつもりでいるようで、城主を誰にするか悩んでいる様子。そんな様子を見た奥方から「父上に似てる」と言われるとちょっと照れ笑い。これまでにない可愛い表情がちょっと萌えたぞ、氏真
そんな時、徳川と通じていた者を捕えたという一方が氏真の耳に入ります。この出来事が井伊家をピンチに陥れるきっかけになろうとは

突然駿府から呼び出しを食らった政次の表情にも緊張が走ります…。

ところが、緊迫している政次とは逆に氏真サイドは超リラックスムードw。政次にとっては願ってもない話とまで言われ、何やら嫌な予感しかしない政次の内心はさぞかし心拍数が上がる事態になっていたんじゃないかと「政次に好都合」=「直虎の危機」に繋がりかねない出来事ですからね

大笑いしながら「いよいよその時が来たという事じゃ」と政次に告げる氏真。氏真はまだ知らないんだよね、直虎と政次が和解していること…。政次が本心を隠して今川に忠義を尽くしていた時、氏真はすっかり彼を頼りにしていた部分がある。政次は氏真と同じ想いでいてくれてるとこの時微塵も疑っていなかったと思う。
それだけに、政次の心中はそれはもう内心「大変なことになった」って感じだっただろうな~。直虎側に付いてることは氏真に知られるわけにもいかないし…またしても窮地に立たされてしまった。不憫なり。だけど、政次を信頼しきってる様子の氏真もなんだか気の毒な気がしてちょっとフクザツでした…。

そうとは知らない井伊家では綿の商いをするにあたって農民たちが趣向を凝らした作業をしていました。
この場面を見たダンナが一言…。「この場所、見覚えがあるな…」。言われてみれば・・・と思い返してみると、前の大河『真田丸』で作兵衛が耕していた畑のシーンがパッと浮かんできたw。たぶん同じ場所じゃないかと思うんだけどどうだろう?大坂城がこのように様変わりするとはね~

方久と今後の気賀での綿の商いについて相談をしていた時、政次が氏真の側近である関口と共にやってきた知らせが入ります。たけに変わって侍女になった梅さん、なかなかハキハキといい仕事してますな
嫌な予感を抱きつつ関口に「このような草深きところまで足をお運びいただき」と挨拶をする直虎。それに対して「まことに草しかないところじゃのぅ」と正直な感想を述べた関口様にちょっと吹いたww。あれは嫌味というよりかは思ったままの素直な感想だった気がする
そんな関口が持ってきた氏真からの書状には・・・

「井伊に三河と内通したる謀反の疑い、有之」

という衝撃的な内容が書かれてありました。寝耳に水な言いがかりに直虎たちは戸惑いを隠せません。そんな彼女たちの様子を見ながら淡々とその理由を述べる政次。あくまでも「今川方の人間だ」という印象を植え付けなければいけない政次としては苦しい心境だったと思うよ
その理由とは…井伊が材木を売った成川屋が徳川にそれを流していたとのこと。今川と徳川は今や犬猿の仲。まさか成川屋が陰で三河と通じて井伊から買い取った材木を徳川に流そうとしていたとは…。井伊家の商いにばかり目が行っていた直虎たちは売り先のことまで頭に入れてなかったということで、飛んだ疑いをかけられる羽目に陥ってしまいました。その申し開きをするためにまたしても駿府へ来るよう言われてしまった直虎。関口から「自分たちに伺いも立てずにこういう商いをするとは忠義が足らないな」と告げられると悔しいながらも二の句が出ません。不本意ながらも駿府へ申し開きに行くことになってしまいました。

駿府へ行くまでの猶予はたったの1日…。直虎は今川が政次に井伊を継がせることが大目的で、申し開きをしたところでそれを聞き入れることがないことを悟っていました。そういう読みができるようになったとは、大人になったなぁ直虎。聞き入れられない事が分かったうえでただ駿府へ行くのでは翻弄されているだけ。「案ずるな、道は必ずある」と打開策を考える決意を語る直虎の目は城主のもので凛々しくカッコよかった

一人碁盤に向かい策を練る直虎と時を同じくして、政次もまた一人黙々と碁盤に向かい石を打っていました。
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場所は違えども、まるで二人で策を練るように淡々と石を置いていく。このシーンがとても緊迫感がありながらも美しくて印象深かったですね。直虎は独りで碁を打っているようで実は政次と会話しながら打っているようで…政次も直虎を感じながら石を置いていく。二人ともお互いの存在を感じながら一緒に策を練っているように見えました。これってすごい結びつきじゃないか!まるで魂の会話のような…。何とか二人の距離感を縮めてあげたいと思った人も少なくないんじゃないだろうか。

しかし、そんな政次に想いを寄せるなつさんがいる存在も忘れてはいけないんですよね。すっかり夜も更けた頃、碁盤の前に座る政次に突然のバックハグ行動に出るなつにビックリ
でも、なつさんは今川の目が厳しい中で身動きが取れない政次のことを気遣っていたんですよね。彼女は政次がなんとか直虎の助けになりたいと思っていることを知っている。だからこのような行動で見張りの目を誤魔化し、政次が自分に役目を言いやすいようにしたわけです。
そんな彼女の行動をありがたいと思いながらも、政次は静かに「殿は落ち着いておられたからきっと切り抜けられる」となつの申し出を断りました。その言葉を聞いて静かに政次の体から離れるなつさんがものすごく切なくてちょっと泣けました
なつさんとしては、政次の役に立つことが何よりもの幸せだと思うんですよね。彼女のバックハグ行動に対して何も動じなかった政次が女性として見ているのはなつではなく直虎…。そのことを痛いほど痛感しているのがなつさんだと思うとなんかもう、ただ切ない。この二人に愛情が芽生えていたらって見るたびに思ってしまいますが、こればかりはどうにもならないんですよねぇ…。

碁を打ち終わった直虎はその夜、直之ら家臣を集めて考えた策を伝えます。申し開きを聞き入れるつもりのない今川に何としても聞き入れさせるためには、井伊の忠義を認めてもらう方向へ持っていくしかない。
「忠義が足らぬというなら、溢れかえるほどの忠義を見せつけてやればよいのじゃ!」
家臣たちにそのための協力を頼み、直虎は駿府へ向かいました。彼女が考えたのは、成川屋へ売った井伊の材木を取り戻すというものでした。三河へ渡ろうとしている材木を取り返したということになれば今川もその忠義を認めざるを得ないと考えたんですね。

留守番隊の六左と方久たちは気賀へ向かい必死に材木の行方を追うことに。しかしそれは容易なことではなく…すでに井伊の材木が三河に向けて海に出てしまったことが判明。それを追跡するために彼らがすがったのが、龍雲丸率いる龍雲党でした。最初はその話に消極的だった龍雲党の面々でしたが、六左から「直虎様の首が飛んでしまうかもしれない」という話を聞くと顔色が変わる。自分たちを信じてくれた直虎への恩を彼らは感じていたはず。彼女のためならということで龍雲丸は材木を取り戻すために行動に出る決意を固めます。
同じころ、駿府へ向かう途中の寺で休んでいた直虎は驚きの行動に出ていました。一緒についてきた直之が「誠にやられるので…」と本気で心配していますが、時間を稼ぐためだとためらいなく「ある薬」を飲んでしまいます。それは、発熱を促すような薬だったようで…その日の夕方には直虎は高熱にうなされ床に就いていました。自分が熱を出して倒れていれば、駿府へ出発する時間を少しでも遅らせることができると考えたんだろうねぇ。その薬は㚖天さんから煎じてもらったんだろうか?ともあれ、本当にムチャする殿様だよ~。彼女を守ると決めた直之も気が休まらないね。

直虎が熱を出したと知らせを受け、本当に倒れてしまったのか確かめに来たのは関口ではなく政次でした。政次的には「確かめる」というよりかは「心配で見に来た」って感覚だっただろうけど。関口が確かめに来るだろうと思って怪しい薬を飲んでしまった直虎は政次が来たことで「政次が来るって分かってたなら飲まなければよかった」とちょっと後悔した様子。時を稼ぐためにこんなムチャをしたと知った政次は衝撃を受けます。
高熱に浮かされながらも直虎は政次に「何かあった時は井伊を頼む」と懇願。その様子になんとも言えない表情で耳を傾けることしかできない政次が切ない。彼からしたら、こんな目に彼女を遭わせたくなかったよね…。それでも井伊を守るために自分の体すら犠牲にしようとする直虎に心が痛む。

「少し眠ってもよいか・・・」


苦しい息の中眠りに付こうとする直虎。政次は苦しそうに息をする彼女を見て思わずその頬に手を伸ばします…。

「俺の手は、冷たかろう?」

「うむ・・・。血も涙もない、鬼目付じゃからの。政次は、昔から、誰よりも・・・冷たい」

この場面、直虎コンサートの時に流れた予告を見てからずっと気になってたんですが・・・こんなにも切なく温かい萌えシーンだったとは~~~!!!
「冷たかろう」と言う政次の言葉には直虎への隠れた愛情が込められているようで…さぞかしあの掌の温もりは直虎の心を癒したんじゃないかと思うともう…切なくてねぇ。なんか、愛の告白をしているように見えたよ…。直虎の返答もその言葉とは裏腹に政次への信頼で溢れていた。「冷たい」という言葉に彼女は「誰よりも優しく温かい」という意味を込めていたと思うんですよ。こんなにも二人の心は繋がっているのに、なぜ現実では結ばれないんだろうと…もう、切なくてたまらなかったです

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秋の夕暮の部屋で過ごす二人の時間が儚く美しいワンシーンでした
ところで水を持ってくるように言われた直之はこの現場見ちゃったのかな?この雰囲気じゃ入れないよね

直虎が時間稼ぎの為に熱にうなされている頃、海上では三河へ向かう船に龍雲党と六左や方久が次々と乗り込み見事に占拠。最初は威勢よく「太守様の名代で参った!!」と大見えを切っていた六左でしたが、生来の気弱な性格がすぐに出ちゃって次の言葉が出てこずオタオタ。あれじゃあ、見破られちゃうよ~!と心配していたらすぐに方久が

「頭が高い!!控えおろう!!」

と、水戸黄門ばりに助け舟w。いやあれは、助けたというよりかは、あの役目をやりたかったんじゃないかなとめっちゃドヤ顔で気持ちよさそうだったしww。で、太守様の名代ってことを信じさせるために龍雲丸はちょっと高貴っぽい格好をしている。この様子にすっかり本物だと信じ込んだ成川屋の船は三河への進路を駿府へ向けざるを得なくなりました。
ヘタレ六左も戻ることが決まると途端にまた精一杯のドヤ顔へwwww。その勢い、最初から最後まで持続できないのがこの人の弱いところでもあり可愛いところでもあるんだよね


それにしても、「いい風が吹くから」という理由で船にくくりつけられてたゴクウくんw。最初観たときは映画『タイタニック』を想定してしまいましたが、あれ、「人身御供」の意味が込められていたようですね。彼の名前の由来もそこから来ているそうです。なるほど!

そしてついに直虎は氏真と対面します。二人が会うのは子供の時に蹴鞠の勝負をして以来約20年ぶり。氏真のほうが余裕の表情で直虎の必死の嘆願を受け入れようとしません。最初に裏切ろうとしたのは井伊だと切り出されると返す言葉がない。それは直親が今川を裏切り松平(徳川)と結ぼうと画策した事件のことを指しているわけで…それが元で直親は暗殺されてしまった。直虎にはその恨みもあるけれど、井伊を守るためにも今はその言葉にも耐えなければならない。「本当は信じたいけどあんなことがあった井伊は信用できない」と余裕の表情の氏真に言葉を失ってしまう直虎…。
そんな窮地に陥った彼女を見て政次は思わず「わが主はすでに覚悟を決めております。これ以上お戯れになるのはいささか…」と口を挟んでしまう。これまで今川に意見したことがなかった政次が…!居ても立ってもいられなかったんだろうね…辛そうな彼女見て。本当はもっと何とかしてやりたいのに今川の目付という役割上それができない政次のもどかしさを想うと見てるこちらはとても辛い
それでも、必死になって今川への忠義を訴え続ける直虎…。ただ井伊を守るために彼女は今決死の想いで戦っているんだなっていうのが伝わってきて胸が痛みました

その時、龍雲丸たちの助けで取り戻した井伊の材木が続々と駿府へ運び入れられてきました!!まさに間一髪!皆が一生懸命材木を運ぶ中、扇子を持って誘導するだけの方久は笑えましたがww。
これには氏真も驚愕。まさか材木取り戻してくるなんて思ってなかっただろうからね。この機を逃すまいと、直虎は落ち着いた表情で「無事届き、ようございました」と静かに告げます。三河から一本残らず取り戻したと聞いては氏真も責めることができない。

「これが、井伊の忠義にございます!!」

溢れんばかりの忠義を材木を取り戻すことで示した直虎。と、ここで今回の話は終了。次回、またどんな事件が待ち受けているのか気になりますね。



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