源次郎から届いた手紙を読んで、直感的に弟が死ぬ気であることを感じた兄・源三郎。心が通じ合った兄弟だからこそ察するものがあるのかもしれません。しかし、弟の元へ向かうにはまず突破しなければならない壁がある…怖い妻・稲さんです。手紙を渡されても「どこにも死ぬなんて書いてないじゃない!」と鬼の形相で信之が幸村の元へ行こうとするのを止めようとする。でも、稲さんだって真田の家を守るために必死の想いがあるから仕方ないんだよね。
そんな二人のやり取りの間に入って信之の味方であり続けようとする元妻・おこう。一番の理解者はやっぱり自分だっていうそういう想いはあるよね。信之も正反対な女性に囲まれて大変だ。だけど、稲の本当の想いは、夫に無事帰ってきてほしいというものだったっていうのがすごく良かったです。家を守るために鬼になるっていうだけじゃなくて、ちゃんと信之のことを想ってるって…そこの芯が見えたのはなんだかちょっと安心しました。
それくらい、信之が幸村の元へはせ参じるというのは危険極まりない行為だということです。松はまた親族で笑って会える日が来ると信じ、おこうは大願成就のお守り・六文銭を託す。頑張れ、源三郎!

恐妻持ちという意味では秀忠も同じだったな、そういえばw。いよいよ夏の陣が始まろうという時、気の強い江がやって来て「今度こそ豊臣を根絶やしに」みたいに言ってくる。稲さんより怖いかもww。さらに江が懸念しているのが秀頼の元に嫁がせた千の安否です。こんな母の娘だったら、そりゃ豊臣の家に固執しないっていう千姫っていうのもちょっと納得できるかもなぁ。
新妻聖子さん、これにて出番終了だそうです。少ない登場でしたがインパクトはかなりありましたw。お疲れ様でした~

大坂城では幸村を中心に軍議が開かれている。幸村としては大阪に固執せず京にいる家康を狙えば勝機が見えると踏んでいる。そのためには秀頼が大坂城を出て伏見城に入って指揮を執ることが肝要になるという話が出て…ここでまたまた大蔵卿の大反対に遭ってしまいます。外に出たら何があるか分からないからあくまでも鉄壁の城である大坂城で指揮を執るべきと譲りません。最初こそ伏見に入ってもいいと言っていた秀頼でしたが、大蔵卿にここまで強く言われると自分の意見が言えなくなっちゃう。うーーん、これが秀頼の若さかなぁ。
行き詰ったところで、今度は又兵衛たちが自分たちの考えた独自案を提案してきます。大群の徳川は南から攻めてくると分析した彼らは天王寺を固めて敵を城に近づけない先方を考えた様子。幸村案にも「よぉぉし!!」と気合入れてた治房ですがw、又兵衛たち案にもえらい気合で「よぉぉし!!」と同意w。君はどっちみち戦いに出られればいいのね。これなら秀頼は大坂城を出なくてすむということで大蔵卿も大満足。
しかし、手薄の東から攻められたらどうするんだと心配しているのが盛親と全登。彼ら、武闘派ではないんだけどなかなか鋭いところ突いてきます。慎重なことも大切。そこで助け舟を出したのはやっぱり幸村でした。東側にある平野川の堰を切れば沼地になって城には近づけないと。幸村の頭脳はやっぱり頼りになる。ということで、又兵衛たちの考案した策が採用されることになりました。

しかしながら、幸村の脳裏にはどこか不安が付きまとっている様子。京へ攻め込む策のほうが成功率が高いって本当は思っているんだろうけど、士気が上がっているところだし今ここで意見を割るのは得策じゃない。だけど最初の幸村案を通していたらどうなったんだろうね…。
陣割りが始まるとき、幸村の後ろでガンガンに気合の入った二人の会話が聞こえてきました。

「腕が鳴るのう!!」(團右衛門さん)
「抜け駆けは無しだぞ!!」(盛親さん)
「では正式に一番札を・・・」(團右衛門さん)
「名札も無しじゃぁ!!」(盛親さん)

このやりとり、かなり笑えました。名札にツッコミ入れるモリチー、可愛いww。
そんなやりとりの最中、幸村の元に大蔵卿がなぜか訪ねてくる。もしかしたら阿茶との交渉で堀を埋めることを了承してしまったことが心のどこかで罪悪感として残っていたのかもしれません。なにかと幸村たちに歯向かって立ちはだかる存在の大蔵卿だけど「全ては豊臣家のため。秀頼公と茶々様をお守りするのが私の役目」というところだけはブレていない。幸村もそのことだけは分かっていたようで、見ていてちょっとホッとするシーンでもありました。同じ方向向いていても分かりあえないことって多々あるしね…切ないけど。でも想いが同じって部分で同調できたことは良かったと思います。
だけど去り際に「牢人は大っ嫌いじゃ!!」とぶちまけていた素直な大蔵卿ww。そこもブレてませんねw。

二条城ではなにやら家康が総攻撃前に複雑な心境の模様。もう一度秀頼に「牢人を追放すれば兵を引いてもいい」と…まるで温情かけようとしてるみたい。家康は豊臣といた時間長かったからね…どこかで迷いがあるっていうのももしかしたら人としての素直な感情かもしれない。
そんな父親にピシャッと「秀頼がいる限り牢人は減るどころか増える一方、ここはもう秀頼を亡き者にするしかない」と今までにないほどしっかりした自己主張してくる息子・秀忠。

「豊臣の血は、この戦で断ち切るのです!!!!父上は甘すぎる!!!」

キレてその場を離れてしまう秀忠だけど、以前までのウジウジした態度が一変したのは成長の証でもあるわけで。苦笑いしつつも父・家康もちょっと嬉しそうだったのが印象的でした。本多正信をつけていた効果が出てきたって見方もあるかな。
それでもとりあえずその旨の手紙は秀頼の元に送った様子。しかし、ここまで関係がこじれたらそう簡単に秀頼としても受け入れるはずもなし。それに裏切る可能性大だからね、あの爺さん

というわけで、家康さんからのお手紙を秀頼君は綺麗に破り、完全に徳川との縁を断ち切る決断をしました。致仕方なし。

そしてついに、大坂夏の陣が始まりました。まず最初に先陣を切ったのが大野治房隊。そこには大名になる夢を抱き名前入りの木札を握りしめている塙團右衛門の姿もあります。他にも戦うことに飢えてる輩が多いと見た。まぁ大将があの武闘派治房だからね
ところが、突撃開始からすぐのこと・・・一発の銃弾が團右衛門の額を貫きました
さらば、團右衛門・・・・。あなたの豪胆なキャラはドラマを面白く彩ってくれました。その木札、あの世で存分に配って下され。せめてもの救いは、ナレ死じゃなくてよかった…。

團右衛門の亡骸が運ばれてきた時、茶々もそこへやって来て
「いずれはみなもこの男の横に並ぶのですか?」
と、不吉なことを呟く。呆けたようにぽそっと呟いたその言葉に戦慄を覚える幸村たち。茶々は不吉の象徴みたいなところがあるから…。

気を取り直して食事をしながら軍議をする牢人たち。それぞれの配置を手順よく指示していく幸村。そこに意見する者はもうだれもいない。みんな同じ方向を向いている。しかし気になるんだよ、その、軍議をしている場所が!!給仕をしている大角与左衛門…この人の前であんな大事なこと相談しちゃって大丈夫なんだろうか?と。そこまで考える余裕はなかったか。ああいうことはもっと密室でやり取りしたほうがいいんじゃないかって思うんですけどねぇ
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「各々、ぬかりなく!!」
この時の幸村は最高にカッコいいんだけど…なんだかどこか危なっかしい。

この心配は現実のものとなり、幸村の立てた作戦はものの見事に家康に筒抜けです。道明寺のほうに又兵衛が入ったことも漏れていました。その情報さえ知っていれば家康も動きやすい。さらに、年齢のせいか居眠りすることが多いように見えた正信の頭脳がここにきて覚醒。厄介な後藤又兵衛を戦う前に調略することを思いつく。
徳川が又兵衛を欲しがっているという使者を立て向かわせる。しかしそれは案の定断られるわけですが、正信の狙いは又兵衛獲得ではなく又兵衛が徳川から誘いを受けたという事実を豊臣方に広めることが目的だったわけです。噂っていうものは怖いもので、真実ではないことも独り歩きして色々な解釈をされることがある。又兵衛が徳川の誘いを受けたという事実は、ある人には又兵衛が裏切りに走るのではという不安として伝わることもあるわけです。そうなれば、又兵衛は戦いに集中するどころではなくなってくる。どうにかして武功を上げて信用を勝ち取ろうと焦るに違いないと
こんな緻密な心理戦の作戦立ててくる本多正信、年を重ねても本当に恐ろしい男。正純も秀忠も家康さえも、そんな正信にぐうの音も出なかったほどだったなww。

その頃、源次郎に会いに行くために叔父の信尹と一緒に向かっていた信之は徳川直義の陣で足止めを食らってしまう事に。自分の身分がバレやしないかとハラハラする信之を落ち着いた声色で「大丈夫じゃ、ただの人改めだ」と諭す信尹叔父上、やっぱりカッコいい!!
そこへたまたま通りかかったのが平野殿。あんだけ熱く秀頼のために頑張って兵糧を届けたいと意気込んでいた平野さんですが、結局すべて取り上げられてハイ、おしまい状態になっていたらしいww。そんなことがあるからか、兵糧を提供して協力しようとした信之とバッタリっていうのはさぞかし気まずかっただろうね。今はのうのうと徳川方にいてスルメかじってるわけだしwwwそりゃ信之が腹立てて掴みかかろうとする気持ちわかるわw。どうしても信之は洋ちゃんが演じてることもあって面白シーンに絡むこと多いよね
そうこうするうちにやってきたのが、徳川家の家臣・室賀久太夫。室賀・・・・この名前・・・・・!!信之はピンときてましたが信尹は面識なかったっけ。真田を名乗ると久太夫のほうも思い当たる節がある様子。事情がよく分かっていない信尹は自分が昌幸の弟であることを明かしてしまい・・・急に態度が豹変する久太夫。そう、彼はあの、西村さんが演じていた室賀の息子さんだったんですね~。昌幸に父が暗殺されたことを恨みに思っている久太夫は二人の前に立ちはだかる。緊張感が漂うわけですが、その空気を一変させたのが信之の

「黙れ、小童ぁぁ!!!!」

の一喝でしたww。そうこれ、信之がかつて室賀から散々怒鳴られてきた言葉で、今年の流行語大賞にならないかとまで言われた名台詞。時を経て、今度は言われていた側が言っていた側の息子にこの言葉を怒鳴ることになるとはねぇ。因縁感じたわ
しかし久太夫は事情が全く分かっていないw。それが父親の決め台詞(違w)だってことも当然知らないということで思わず「すいません・・・」と謝ってしまうというwwwww。

その隙に立ち去られてしまったわけですが、突然のことにビビりまくっていた久太夫の表情が実に面白くて可愛かったですwww。それにしても、アンジャッシュの小島…大島…あ、児島?さんw、ナイスでしたねぇ!それにビックリするほど父を演じていた西村さんと似ていて本当の親子みたいでした。頑張れ、久太夫

そんなこんなで無事に幸村の元へたどり着いた信之と信尹。幸村は信之も来ているとは思っていなかったようで驚きを隠せない。
まず口火を切る信尹。以前会った時は好きなように生きてみろと幸村の背中を押してくれた叔父上でしたが、丸裸の大坂城で勝ち目がない戦に臨んでいる甥っ子を見て今回ばかりはそれを応援することができない。ここで家康に下るのも一つの手段だと、信濃一国を与えてもいいと言われていると熱心に口説こうとする。叔父としては甥の幸村をむざむざ死なせるわけにはいかないって気持ち強いよね…。
しかし、幸村はその提案にも決して首を縦に振ることはありませんでした。「義に反する」からですね、おそらく。上杉の理想の生き方を幸村は実践しようとしてる。

このやり取りを黙って見ていた信之は静かに弟を説得しようとする。

「徳川に歯向かいたければ歯向かえばいい。ひれ伏したくなければひれ伏すな。しかし、死んではならん!!」

そう、信之の願いはただ一つ…。唯一無二の弟に生きていてほしい…その一念なのです。そのためなら捕らわれの身になるのも選択の一つだと兄は必死に説得しようとする。
しかし、かつて関ヶ原の影響で徳川に屈服し14年間の辛酸をなめ尽くしてきた幸村には・・・もうそれを受け入れることはできない。たとえ兄が助けると言っても、弟はそれに甘んじることはもうできないのです。それでも、信之は強く願う・・・弟と再び笑って共に酒が飲める時が訪れることを…!そのためならどんな状況になろうとも生き残ってほしいのです。絶対に助けるから…だから、絶対不利な戦に身を投じることだけはしないでほしいと。
そんな兄に、幸村は「今ここで酒を」と返すのが精いっぱいでした。その場で兄弟として酒を飲むということは、イコール・・・今生の別れの酒という意味も含まれているわけで・・・。そんな頑なな弟の決意を目の当たりにした兄は自分の言葉が響いていてほしいと願いつつそれを拒絶して立ち去ろうとする。
そんな兄の背中に向かって

「兄上と酒を酌み交わしとうございます!!!」

と、思わず声をかける幸村…。これが今生の別れになるかもしれないということを悟っているからこそ、こんな形で別れたくない。今の自分にはもう兄の言葉は受け入れることはできないけれど、せめて最後に一緒の時を過ごしたい。そんな気持ちが十二分に伝わってくる幸村の叫びは本当に切なかったです
でも、信之はそれには応じなかった。弟が生きる道を選んでくれると最後まで信じていたいから…!今応じたら今生の別れを認めたことになってしまう。それゆえ、あえて心を鬼にして兄は弟を振り返ることなく去って行きました…。ここは本当に泣けました…二人の想いが痛くて切なすぎて…
兄の背中を寂しそうな視線で見送る幸村…。この二人のやり取りを目の当たりにしていた叔父の信尹は、もはや何を言っても源次郎が己の気持ちを変えることはないと悟ります。
真田丸 第49話-前夜3
頬に手をやるのは真田家の絆の証…。そっと優しく、その絆を確かめるように「生きたいように生きればよい」と幸村の進む道を受け入れてくれた信尹叔父上…。その優しさに思わず涙が溢れました
真田家は愛で満ちている…。そう、幸村は独りじゃないんです…。二人の愛情を噛みしめていたその表情が非常に印象的でした。

同じころ、家康は景勝と二人で酒を酌み交わしている。あれ、兼続さんは今回はいないのね??最終回までのお楽しみか~。御屋形様が一人で頑張ってるの見るの久しぶりかも(北条説得以来?w)
この二人飲みの席で家康は思わず「今の自分があるのは太閤殿下のおかげじゃ」と呟く。え?ホントにそう思ってる?裏があるんじゃないの??とか思わず勘ぐりたくなっちゃいましたが、この時は本心で御屋形様に語っている様子。景勝ってこんな風に心を開かせてしまう何かがあるんだろうね。世話になった豊臣を滅ぼすのは今後の徳川のためにならないからだということを分ってほしいと胸の内を明かす家康。「そなたにだけは分かってほしかった」ってなんだか湿っぽくなっている家康さん。しかし、私の中では例の、兼続が思いっきりがっくりきてしまったというあの一件が脳裏に浮かんでしまったんだよねぇ…w。

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「何を言ってるのか分かりませぇぇん!」
と一蹴されてしまったあの事件をww。これも原因で家康さん、直江状受け取ることになったんだからねww。

珍しく弱気になってる家康に景勝は「それは心にやましい想いがあるからでは?」と鋭く切り込みます。あの時の逆襲が何気に始まったのかw。「この戦に大義がないことが気になるからではござらぬか?」とさらに斬りこんでくる御屋形様。久しぶりに凛々しい景勝さんだよっ。図星を突かれてたまらず話題を逸らそうとする家康。しかし景勝はさらに話を続けます。

「先の戦で真田源次郎の姿を見ました。あの男は、わしがそうありたいと思っていた人生を生きておる!!」

この御屋形様の言葉は非常に重いです…!!真田という言葉に家康は苦い酒を飲むことになりますが、景勝にとっては自分の息子にしたいとまで思った男が上杉の「義」の精神を受け継いでいてくれることが羨ましく…そして同時に嬉しい気持ちもあるのではないでしょうか。その生きざまを最後まで見守る決意が景勝の中ではもう固まっているのかもしれません。

又兵衛の陣に様子を伺いに訪れた幸村。既に又兵衛が裏切るのではないかと言いう噂がちらほら出ているらしくそのことを気にしてのことのようです。「言わせたいやつには言わせておけ」と案外あっけらかんとしている又兵衛ですが、内心は焦っているのかもしれない。そう思った幸村は自分も信濃の国を与えるという話を受けたことを告白します。そうすることで、又兵衛の心の負担を軽くしたいと思ったのかも…。
ところがこの話に敏感に反応したのは又兵衛ではなく勝永さん。
「なんで俺には声がかからんのだ…??」
とご不満の様子www。もうずーーっとこのこと気にしちゃってましたから、かえって勝永さんのほうが心配になっちゃったよ。でもねぇ、この時のざわつく勝永さんの気持ち、めっちゃよく分かるわ…!!なんで自分だけ??みたいなのってホント、堪らないんだよねぇ(現代でもよくあることだし)

くれぐれも焦ることがないようにと幸村から釘を刺された又兵衛。戦に向けていよいよ気合を入れなおしていると別の方向への戦準備をしていた重成がやってくる。「お会いできて光栄でした」とまるで今生の別れのような挨拶をしてくる重成に又兵衛は「二度とそういうことを言うな!」と一喝。
「戦の前にそういうことを言うとな、必ずどっちかが死ぬっていうのがお決まりなんだ」
あぁ・・・なんかもう、又兵衛さん、フラグ立てちゃってるし・・・。重成は万一首を獲られた時に恥ずかしくないよう兜に香を炊いていたという。こちらもフラグが…

不吉な展開のまま、道明寺の戦が始まる。又兵衛は幸村の到着を待たずに飛び出していく。やっぱり功を焦ってしまったのか、又兵衛…!!慌ててその後に続くのはこれまでずっとお祈りしている姿しか見ていなかった全登さん。ついに、やっと、彼が戦う姿を見る時が来たw!!!けっこう強いぞ、バテレンさん!!
と思っていたら・・・ついに又兵衛が・・・。戦死の瞬間は映らねど、治長の知らせで討ち死にが伝わってしまいました…。ナレ死・・・ではないんだよね?又兵衛さん、本当にお疲れ様でした…

そして、若江八尾では又兵衛の死を知らない重成が予想外の大群で押し寄せてきた徳川勢を食い止めようと覚悟を決めている。自分たちが突破されたら又兵衛たちの逃げ場がなくなると…。重成、立派な武士になったね。しかし、多勢に無勢…。沼に足を取られたところを…やられてしまいました重成・・・まだ若くて未来があったのに…。立派に戦ったね。最後までカッコいい武士だった
盛親さんは形勢不利とみて撤退を決断。長宗我部家再興の夢は完全に断たれた絶望感でどうしたらいいのか分からない様子。刀を抜いて走り去り、そのままどうなったのかが分からず行方不明状態になってしまいました。盛親さんもね…この人の最期も悲しいんだよね…放送されるか分からないけど

ここで幸村はようやく自分たちの策が敵に漏れていることを悟ります。それが誰かということも…!!
やっぱりだったよ、与左衛門!ずっと怪しいと思ってた。忍とやりとりしている場をたまたま目撃してしまった与八は一突きで絶命させられてしまった…。とんだとばっちりだよなぁ。これなら作兵衛たちと戦に出ていたほうがまだよかったのかもしれないって思っちゃったよ

幸村もそんな中ついに戦場へ。息子の大助も果敢に戦う。相手はあの伊達政宗。退治する政宗軍に幸村は叫ぶ!!

「これでしまいかぁ!!!徳川兵に真の武士はおらんのかぁ!!!!」

そんな幸村の姿をどこか嬉しそうな表情で見つめていた政宗。討ち取れと命じる小十郎を制し、幸村の背中を見送りました。かつて二人で語り合ったことを思い出していたのかもしれません。本音を話せた相手だったからね、幸村は。
それにしても長谷川君の政宗、すごい様になっていてカッコよかったですね!!もっと見たかったな~

大坂城に戻ると負傷兵で溢れている。九度山から脱出した時に道を教えてくれたあの九兵衛も討ち死にしてしまっていました…
意を決した幸村は、あの箱を取り出します。そこにあるのは馬上筒…!!一か八か…幸村はそれを手に再び戦場へ向かうことを決意した様子。

今度こそ明確に最後の時を予感した幸村は家族を守るために行動を起こす。
妻の春と娘の梅、そして幼い息子の大八は伊達に庇護してもらうよう手はずを整える。あの戦場で出会った時、二人の間で何か強い想いが交錯していました。この男は信じられる。そう直感した幸村の考えは間違っていなかった。政宗は徳川には秘密裏に幸村の妻女を迎え入れることを快諾してくれました。実にカッコいいぜ、政宗!!!
伊達の元へ行くよう幸村から言われた春は始めこそ納得できなかった様子でしたがすぐにそれを受け入れました。さすがは武家の娘…。

大切な真田の家族の前で幸村は静かに語る…。決して今生の別れではない、と。春は大助に父をよく助けるように言い、きりには幸村の後のことを託す。このシーンはものすごく泣けました…やっぱり。皆どこかで感じてるんだよね…今生の別れになるかもしれないことを。それでも、前に進むしかない。辛い気持ちを表に出さずに立派に振る舞った春は立派な妻だと思います。

伊達に入った春たちは政宗に気に入られた様子。さっそくずんだ餅を勧めたりしててww政宗可愛かった(大八にはまだ早すぎるだろうww)。梅はこののち、片倉小十郎の子息の元へ嫁ぐことになるそうです。真田の血はこうして受け継がれていったんですね…。

きりと二人きりになった幸村は、いざとなったら千姫を連れて秀忠の陣へ向かうようにと話す。きりに託したい大事な仕事とはこのことだったのか。たしか『天地人』では幸村が井戸の中に千姫かくまってたんだったよな。ここでも千姫は真田家が助けることになるのか。
千姫を送り届けた後は沼田に帰った方がいいと、相変わらずきりにはそっけない言葉を投げかけてしまう幸村。しかしきりは再び大阪に戻ると言う。

「源次郎さまがいない世にいても・・・つまらないから」

こう寂しく呟くきり・・・。そんな彼女を幸村はとうとう強く抱きしめます。あまりに突然の出来事で驚きもがいてしまうきり。
「遅い・・・!せめて10年前に・・・」と話そうとした瞬間

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幸村、まさかまさかの・・・接吻!!!!

ビックリいたしました・・・・・(汗)。まさか大河でこんなキスシーン見ることになろうとは。まぁ、きりはキスされていてもモガモガ話してたんであまり色気もないんですけどwww。なんかこれ、現場で突然アイディア出て飛び出したシーンだったらしいですね。
個人的には・・・ここは・・・抱きしめだけに納めてほしかった気がする。なんかこれ見たら、色々とすっとんじゃったんで

まぁ、長年の恋が実ってきりよかったねっていうのはありますけど、きりに対しては、個人的に初期の頃の負の感情があまりにもすごかったので(村上さんの兼続が活躍しださなければ視聴止めてたレベルでしたw)、最後まであまり感情移入できないキャラだったというのが正直なところです。なので、ここは私まったく、泣けなかった


ということで、いよいよ次回、最終回を迎えます。運よく上田での最終回PVに当選したので、真田の郷でしっかりと幸村たちの勇姿を焼き付けてきたいと思います。

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